ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

レオ9話補足の補足

2008-06-25 03:11:43 | Weblog
さらに補足します。

結局ダンはギロをいい怪獣だと思ったのだろうか。
劇中ダンがギロをいい怪獣だと思う根拠となるような描写はなかった。
つまりダンはトオルの必死さに打たれただけということになる。

それではダンはトオルに嘘をついて感動した振りをしたのだろうか。
すなわち、トオルのギロに対する依存の強さを見て話を合わせた。
そして一芝居打ってギロを諦めさせた。
ギロは実は宇宙でレオによって葬られていたという話である。

これはトオルの洗脳が解き難い場合、取り得る作戦である。
すなわちギロが死んだままだとトオルはMACやレオに恨みを抱いたままになる。
また、ギロが悪い奴だと説明しても洗脳が強い場合は逆効果になるであろう。
これは十分成り立ちうる解釈である。

ただダンや特にゲンの表情からは、そういう裏黒さみたいなものは感じられなかった。
そもそもギロを殺したのはレオなのでトオルの話を聞いてあっさりギロをいい怪獣だと認めるのはいささか安易過ぎる気もするが、ゲン自身ギロをいい怪獣ではないかと考えていたのでその辺りは納得しよう。
結論としては、ゲンとダンはギロの様子やトオルの落ち込みように、真実を見たということであろうか。

まあ、大村さんが先にトオルに言ったセリフに乗っかった感もあるので疑問は残るが、一応ダンとゲンはギロとトオルの友情を認めていたと解釈することにする。
普通にギロは星に帰ったのであろう(どの星に帰ったのかは謎だが)。
仮に前記の裏解釈が正しいとすれば視聴者にそれが伝わるよう演出するはずなので、その点からもあまり裏解釈は取らない方が正解だと思う。

以上、補足の補足でした。
迷走しておりますが、また気になったことがあったら補足しますね。

レオ9話補足

2008-06-24 09:27:43 | Weblog
本編が長くなりすぎたため書き漏らしたことを、少し補足しておきます。

本話はダンの何でも悪い星人や怪獣にしてしまう点に対する批判も含む。
それは最後ダンがトオルとギロの友情に打たれたと言ってる点からも窺えるであろう。
ただダンの言ってることはやはり正論である。
結局ギロがいい奴か悪い奴かよくわからなかったが、仮に悪い奴であった場合、MACの隊長としてウルトラセブンとして何の対策も立てないのは問題だからである。

とは言え逆にギロは悪い奴で、ダンはゲンと一芝居打ってギロを追い出したというのもやはり違うであろう。
それだと、ダンはトオルに嘘をついたということになるが、そういう腹芸が使えるキャラにはダンは設定されていない。
今回は偶々ギロが善玉だっただけで、ダンは今後も基本的には星人や怪獣を疑うスタンスを貫くものと思われる。

最後、ダンがギロを生き返らせてやるといっておきながら、レオがギロを生き返らせた。
しかもゲンはその場にはいない。
これはさすがにバレバレではないか。
トオルだけならいざ知らず、百子や大村がいる前でこういうことをするのはかなりリスキーだと思う。
まあ今までの特訓でも十分怪しかったが、これは百子と大村が異常に鈍感か、逆にもうバレてるかのどちらかであろう。
正直、この辺りは脚本の不備ではないかと思う。

レオ9話更新

2008-06-23 05:16:27 | Weblog
本来ならタロウの番なんですが、気まぐれでレオを更新しました。
セリフが多かったのもあるのですが、分量はレオでは最大になりました。
これはやはり話が難解なのもあるでしょう。

この話は色々な解釈が出来ると思います。
ギロがトオルを洗脳してる、若しくは操ってるとも見えますしね。
私はダン隊長の「地球はお菓子の国ではない」みたいなセリフから、善意の過保護の話に解釈しました。
基本的に解釈は客観的であるべきなんですが、それでも主観を一切排除するのは難しいですね。
もちろん私も客観的な解釈を心掛けていますが、どうしても個人的な関心というのは影響を与えます。
今回の解釈も昨今の教育問題や凶悪犯罪などの影響が皆無ではないですね。

レオ8話更新

2008-06-02 11:12:54 | Weblog
色々不満はありましたが、結構気楽に楽しめるストーリーでした。
マニア的には物足りなくても、子どもには見やすい話でしょう。
ウルトラは子ども向けなので、それで全然問題ないと思います。

ただベキラの存在感のなさは気になりましたね。
この時期のウルトラの最大の問題点は、やはり怪獣に個性がないことでしょうか。
まあ実際は個性がないというよりは、個性が描かれてないということなんですが、今回のベキラはあまりにもただ現れた怪獣でしたね。
その辺り、次のギロやその次のロンに期待しましょう。