ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

『ウルトラマンZ』第22話「それぞれの明日」

2020-11-29 19:58:39 | ウルトラ全般
何度も解散を宣告されながらも結局解散しなかったMATに対して
ストレイジは本当に解散してしまいます。
まあ全滅よりはマシですが、シリーズ半ばで解散する防衛組織というのも
珍しい。

ストレイジがなくなり暇になったヨウコはハルキとデート。
本人たちは否定してましたが、タピオカ飲んで映画見てって傍から見たら
完全にデートです。
しかしヨウコの私服はなかなか攻めてますね。
ゴーバスのヨーコもいいですが、こちらのヨウコもなかなかいい(笑)。

ジャグラーこと蛇倉隊長はピザ屋に扮して内部に潜入。
しかしどこで揃えたんだその服一式。
というか、セキュリティ甘すぎだろ(笑)。
隊長が潜入したそこには禍々しいルックスのウルトラマンのロボットが。
大方の予想通りに話は進むか注目です。

一方ユカとバコさんは広報部のお手伝いでセブンガー展の案内。
しかしあのセブンガーが再び日の目を見る時が来るとは。
当時はポンコツロボットのイメージでしたが、改めて見ると適度な
緩さがあって愛嬌ありますね。
こういう過去の遺産活用は上手いと思います。

唐突に現れるバロッサ星人。
半年のシリーズで早くも3回目というのが凄い。
生身で星人と戦うヨウコとハルキ。
ヨウコは中の人が新体操出身ということで殺陣も様になってます。
ここで唐突に乱入するバコさん。
「考えるな。感じるんだ」。
このネタわかる子供いるのかよ(笑)。
ここの読者には言わずもがなですが、ブルースリーの名台詞です。

しかし橋爪さんもすっかり枯れたおじいさんになりましたね。
若大将天下ご免のイメージでもっとおぼっちゃんぽいイメージだったのですが、
還暦過ぎてるんですから、年相応ですかね。
そう言えば、朝ドラの「エール」にもワンシーン出てました。
音が有名人の奥さんと知ってごり押しするちょっと嫌な偉い人の役でしたね。

脱線しましたが、バロッサ星人は人間サイズだとあんまり強くありません。
ダダなんかも不気味なだけで強くありませんでしたしね。
一方ウルトラマンは等身大でも強い。
そりゃそうか。
タピオカで巨大化するバロッサ星人。
もう何でもありですね。

バコさんが整備していたセブンガーに乗って戦うヨウコ。
飛び蹴りなど大暴れ。
どういう機構なんだ、いったい?
一方遅れてきたキングジョーにはエリートっぽい嫌味なパイロットが。
そこへ蛇倉までがトライキングに変身して参戦。
怪獣対超獣対宇宙人並みに豪華ですね。
蛇倉の狙いはゼットの光線をキングジョーに当てて光線のデータを採集させること。
もう展開がカオスすぎてついていけません(笑)。

さらにヨウコはベリアロクを挑発して武器として使用します。
やっぱりヨウコはこの仕事向いてるんでしょうね。
昭和ウルトラには絶対いない女性キャラでおもろかわいいです。
さらにユカに頼んでレッグキャリアーを遠隔操作してもらいバロッサ星人へ特攻。
いや、ユカ足速すぎだろ(笑)。
最後はベリアロクでバロッサ星人を切り捨てて勝利。
しかしバロッサ星人は巨大化したら結構強いですね。
一方ゼットもジャグラーの変身したファイブキングを倒します。
うーむ、蛇倉の狙いがイマイチわからない。
ジョーカー的なキャラクターなんですかね。

結局ヨウコは今回の活躍が認められてパイロットにスカウトされます。
そりゃあれだけ実戦経験ある人いないですからね。
素直に実力を認めて採用するところは意外に公平な組織です。
ハルキは警備、ユカは怪獣研究所と適材適所。
そして盆栽を持って去っていく蛇倉隊長。
いやがうえにも盛り上がりますね。
次回が楽しみです。

ではでは。

特命戦隊ゴーバスターズ 第11話&12話

2020-11-27 22:57:42 | その他特撮
第11話
今回も初っ端からエンターさん活躍します。
ゴーバスターズは珍しい3人戦隊ですが、ある意味エンターさんが4人目といって
いいくらい目立ってますね。
追加戦士でエスケイプも出てくるし、この辺りはヒーロー側が少ないことに
対する補強の意味合いもあるのかもしれません。
オペレーターの2人はヒーロー側でも地味ですし。

リュウジの弱点を見抜くエンターさんは、さすがに相手の特性をよく理解しています。
一々作戦がピンポイントに的中するところは、今までの敵幹部とは一味違いますね。
エンターさんは決して幼稚園のバスジャックはやりませんから(笑)。
ところでエンターさんは他の2人の弱点に気付くことができるでしょうか。
3人の中ではヒロムの弱点は致命的なので、もしニワトリをメタロイドにしたら
ヒロムに勝ち目はありません。
一方ヨーコの弱点って、正直それほど弱点でもないような。
女の子が甘いお菓子食べるのは普通ですからね。

ところで、バンダイはヨーコが食べるお菓子を商品化するつもりはなかったのでしょうか?
まあバンダイは食品会社ではないのでそのつもりはなかったのかもしれませんが、
ヨーコが食べてるお菓子として売り出せば、子供はそれこそ食いつきそう(笑)。
どっかのお菓子会社とコラボすれば売れそうな気がするのですが、さすがにそこまではしないか。
保護者からクレーム来そうですし。

今回もバディロイドと人間との絆についての話。
ヒロム、ヨーコ、リュウジ、それぞれ性格が違うので組むバディロイドも三者三様です。
ゴリサキの声優の玄田さんはシュワちゃんから奇面組の豪くんまで幅広いキャラを
演じられますが、ゴリサキはコメディ寄りの演技です。
と言うか、玄田さんが演じたことないキャラってのが果たして残ってるのか興味深いです。
二枚目も三枚目もマッチョもオネエ系もできちゃいますしね。

今回で基本設定に関わる話は大体終わりました。
で、12話はこれまた定番のそっくりさん回。
今度は各キャラの掘り下げに入ります。

ミホとアンジースーという2人の女性と対比することで、ヨーコの過酷な境遇が語られます。
両親を失った日から戦いを宿命づけられていた少女。
ヨーコは如何にも十代の普通の女の子というキャラですが、境遇面ではスケバン鉄仮面と
大差ありません(また例えが古いw)。
もちろん、周りの人間たちの愛情に恵まれて育ったこともウサダの口から語られますが、
夢を持つまでの余裕はありませんでした。

まあ、夢の無い人間てのはむしろ多数派だと思いますが、夢と聞かれてヴァグラスを
倒すはさすがに重すぎでしょう。
ヒロムに即座に否定されますが、そういうヒロムも夢はないんですよね。
というか、親や家族を取り戻すまではなかなか未来を見て進んでいくというのは
難しいのだと思います。
特に当時子供だった二人にとっては。
逆にリュウジは夢を放棄しますが、その辺も含めて本話は重要な意味を持ってます。
あしたのジョーでジョーが紀ちゃんに最終回の伏線となるセリフを語る回みたいな
感じでしょうか(また古いw)。

しかしヨーコはお洒落するとやっぱり女優だけあって美人です。
一応役によって演じ分けてましたので、違和感なく見れました。
と言っても一人二役は明らかですので、頑張ってるなあという目線で見てしまいますが。
あとアクションは遠目のシーンは吹き替えでしょうが、結構頑張ってました。
というか、どう考えても変身した方がいいのに、そのまま戦うのはドラマの都合?
結局クリスタルを取られてしまうのは、ゴーバスターズならではですね。
これだけ敵幹部にしてやられる戦隊も珍しい。

コピーロイド(ゾイド)は何気に強敵。
見た目だけじゃなくてスペックもほぼコピーできるのですね。
普通コピーは劣化するものですが、エースと互角とかデジタルコピーなのでしょうか?
ゴーバスターオーですぐ倒したからよかったですが、ゴーバスターオーまでコピー
されては大変だった気もします。
実はイフ級の強敵だったかも。
でもロイドのキャラは剽軽なんですよね。
メタロイドは声優さんの名演もあって結構キャラが立ってるのが多いです。

今回はエンターにクリスタルを奪われるなど厳しい結果に終わりました。
でも、明るく終わるのもゴーバスらしさですね。
任務は全て成功するわけじゃない。
社会に出て失敗しない人はいません。
こういう前向きなところは見習いたいところですね。

ではでは。

『ウルトラマンZ』第21話「D4」

2020-11-21 19:52:43 | ウルトラ全般
定番の超兵器ネタ。
過去作の設定を貪欲に取り入れるZらしい話。
前回のM1号の話もそうですが、人と科学、人と力、その辺りに
重きを置くのはウルトラらしいと思います。
ウルトラの伝統ですね。

冒頭の超兵器の実験は、ギエロン星やムルロア星でお馴染み。
番外編としてはマリア2号とか、UN105X爆弾とか。
私は平成以降は詳しくないので古くて恐縮ですが(笑)、
人間も実は凄い科学力を持っているのです。
地球より質量の大きいペガッサシティもあっさり爆破しましたし。
ただ、どれもオーバースペックなんですね。
被害が甚大すぎる。

これは原発なんかもそうですけど、素晴らしいテクノロジーも
一度暴走すると人類存続の危機になる。
核戦争の脅威は低下したものの、まだまだ人類が直視しないと
いけない問題なんですね。
しかし、そう考えるとペンシル爆弾を発明した岩本博士は凄い。
イデもマルス133とかスパーク8とか作ってますし、あれだけの
性能の武器をコンパクトにして使ってたのですから、科特隊の
ハイテク兵器はシリーズでも最高峰かもしれません。
それに比べるとロボットに乗り込んで戦うストレイジは(笑)。

長官の一連のシーンは二期ウルトラ、特に新マンとエースを
彷彿とさせますね。
超兵器の使用を命ずるシーンはMATのスパイナー、隊員の命を
考えずに武器使用をごり押しするシーンはTACの高倉長官。
最後は解散なんですから、オールドファンには溜まりません(笑)。
実は長官はセレブロに憑依されてたり、蛇倉隊長はジャグラーだったり
昭和から平成に至る過去作の設定が複雑に絡み合って、カオスな
展開ではありますが、この辺りはマニア向けですね。
ただ、何も知らない子供たちも十分楽しめる展開ですので、
これはこれでいいと思います。

個人的にはもう少し新しいウルトラを見たい気持ちもありますが
過去作を取り入れつつ、販促もしつつ新しい要素を入れつつ
無難にまとまってるので、とりあえずはいいのかなと。
ただ、もう昭和のウルトラマン、特に2期ウルトラみたいなのは
作れないのかなと思うと少し寂しい気もしますね。
まあ、昭和のウルトラマンを見ればいいだけですが。

今回のラストは超兵器により次元が崩壊するのをZが食い止めるという
凄い展開。
というか、ウルトラマンの力ってほんとに素晴らしい。
やっぱり人間を超越してるんですよね。
そして、そういうウルトラマンに挑戦してくる敵の異次元人ヤプールも
やはり恐ろしい奴だ。
D4もヤプールのテクノロジーの応用ですもんね。
ただヤプールは人間の悪意とか怨念とかを出自にするにしては
超科学的すぎたため、設定が崩壊したという一面はありそう。
かと思えばチープな超獣合成装置とか(笑)、やっぱり練りこみ不足は
否めませんでした。

書いててほとんど過去のウルトラの話になってしまった気もしますが
Zはそういう作品なので、ご容赦ください。
あと少しで終わるのが勿体ないくらい、面白い作品ですよね。
過去ネタはまだまだあると思いますので、また二期もやってください。
女の隊員の比率が異常に高いですが、2人ともかわいいのでよしとしましょう。
ということで、円谷さんよろしくお願いします。
ではでは。

特命戦隊ゴーバスターズ 第09話&10話

2020-11-20 21:09:44 | その他特撮
9話は人間とバディロイドの絆を描いた話。
親のいないヨーコにとって、ウサダは親同然なんですよね。
しかもリュウジと司令官はどちらかというとヨーコに優しく
母性的な存在なのに対し、ウサダの方は父性を担ってる感じです。
もちろん母性的なところもありますけどね。

今回は珍しくエンターさんがしてやられる回でした。
というか、エンターさんはほんと紳士。
バスコだったら、エネトロンが水と分かった瞬間に起爆するのですが
エンターさんはせいぜい時間を早めるためにenter連打するだけ(笑)。
そこまでするのなら一発で爆発するようにしとけよと思いますが、
番組の都合上そこら辺がエンターさんの律儀なところ。
ただ、その後珍しくブチ切れるのが迫力ありました。
しかしここまで毎回出てくる敵キャラってそんなにいないのでは?

ヨーコの作戦もかく乱作戦としてはよくできてましたが、
咄嗟にプランBを考え付くヒロムはさすがです。
傍から見てるとエンターさんが間抜けに見えますが、これはやはり
一人対多数の差でしょう。
人数がこれだけいるといろいろな作戦が立てられます。
一人だとそのすべてのパターンに対応しないといけませんので、
意外と動けないんですよね。
ただ、エンターさんの最大の誤算はエネルギー局があっさりと
バディロイドを見殺したところ。
この辺りはなかなかシビアです。

ヒロムのプランBはチームワークを理解した上でないとできない作戦で
この辺りに成長が見られます。
過去の経験がちゃんと生きてますね。
元々ヒロムは自分勝手な奴ではなく、単に今まで仲間がいなかっただけなので
その辺りの成長は早いです。
あと、今回は普段前線に出ない二人の変装も見どころでした。
因みにゴーカイジャーで博士がマーベラスを助ける時に敵を油断させてナビィが
助けるというのがありましたが、それとちょっと似てます。

10話はヒロムの戦う意味を姉が知る重要な回。
しかし、こんなにあっさり理解してちょっと拍子抜け。
今まで13年間何してたんだよと。
ただ、その理由もそれとなくだが描写されている。
要は頑なな姉に対してヒロムは正面から説得しようとしなかった。
それは第一話でも描かれてましたね。
ある意味不器用なニックがいたからこそ、お互い正面から語ることができた。
交わされた言葉こそ少ないものの、その決意と行動を目の当りにして
漸く姉も納得できたということですね。

ニックの方向音痴はコンピュータなのにどうなんだと思いますが、
コンピュータだけに絶対的に方向音痴は直らないんだろうなと思います(笑)。
まあ最低限ヒロムの居場所を探知して、基地に帰還できれば問題ないのでしょうが
さすがにちょっと不便な気もします。
しかしそういう面も含めてニックは異常に人間臭い。
バディロイド全員に言えることですが、特にニックはヒロムに叱られるのも
覚悟で姉と合わせるなど、下手すりゃヒロムより人間臭い(笑)。
ニックは他の2人のバディロイドと違って複雑な家庭で育ったというのも
あるかもしれませんね。

今回のエンターさんは陽動作戦を使うなど、いつもよりさらに手の込んだ
作戦を実行しました。
前回騙されたのが相当悔しかったのでしょう。
人間を盾にするなど卑劣ながらポイントを突いた作戦で見事デルタニウムをゲット。
作戦が成功した後は人質にした人々を解放するなど、相変わらず紳士なところを見せます。
まあ、これはただ人を殺すことに意味を見出してないだけだと思われますが
人間を単なる駒としか見てない証拠でもありますね。

今回はやはりダンガンロイドとの一騎打ちが見どころでした。
今までどちらかというと頭の悪そうなメタロイドが多かったのですが、ダンガンロイドは
なぜか侍風で頭も良さそうです。
見た目もカッコいい。
ライバルとしてレギュラーにしてもそん色ないキャラだと思います。
しかしヒロムがスピードというのはやっぱりサイボーグ009を思い出しますね。
最後の決着シーンは銃が地面に落下するどころか、ほとんど落ちない間に二回斬りあうとか
その異常なスピードが強調されてました。
いや、さすがにそれは早すぎな気もするが。

最終的にデルタニウムを盗まれたバスターズたちですが、人質になった人たちは救出し
街の破壊も食い止めます。
いつも思うのですが、あれで死傷者がいないとは思えないのですが、本人たちが言うのだから
そうなんでしょう。
「犠牲は出なかったんだ。作戦は成功だ。」
まさにこのセリフが戦う意味です。
そして「デルタニウムを。いや、誰一人犠牲を出すな。」
ちょっと逡巡がありましたが、これが司令官の出した作戦なのですから、エネルギー局は
ともかく、バスターズたちは皆同じ思いなんですね。
この辺り子供にはわかりにくいところですが、ゴーバスの王道なところだと思います。

今回はエンターさんの活躍あり、吉木さんの美脚ありのw、色々見どころタップリな回でした。
次回はリュウジとゴリサキ中心の話。
バディロイドとバスターズの関係は三者三様で面白いですね。
ではでは。

特命戦隊ゴーバスターズ 第07話&第8話

2020-11-13 20:26:04 | その他特撮
第7話は前回に続いてヒロムの成長エピ。
ヒロムは今まで一人で訓練していたこともあって、チームワークを軽視しがち。
また、両親のこと、姉のこと、色々一人で背負ってきたこともあって、常にピリピリしている。
そういうヒロムだけに小山の軽いノリを見て、真剣さが足りないと思ってしまうのも
無理もないでしょう。
ただ、それを本人に聞こえるように言うのはさすがに無神経すぎますが(笑)。

小山の方はミスしたのだから当然責任はありますが、ただ、これは所謂ヒューマンエラーで
これを防ぐシステムなり仕組みが整えられてないのなら彼一人のミスではないでしょう。
私も仕事で細かいミスをして、しょちゅう謝ってますがw、それはミスをしても人の命とか
地球の平和に関係ないからできること。
今回は事なきを得ましたが、下手すりゃヒロムが死ぬんですから、スイッチ一つ切り替え忘れた
だけで戦闘不能になるのは、ちょっとお粗末ですね。
今時、車でもライト消し忘れたり、半ドアだと警告灯がついたり警告音鳴りますし、エースにも
ミスを検知するシステムをつけてしかるべきです。
子供向けだからわかりやすくしてるのでしょうが、大人の目線からは、あれだけのミスで
ピンチになるロボットで戦いたくねえ!って思いました(笑)。

ヒロムが自分はミスしないと言って、うっかり鶏のレリーフ見てフリーズして改心するのは、
ちょっと早すぎかなという気もしましたが、ニックのセリフが前振りになってたので
まあいいでしょう。
今回のエンターさんも相変わらず抜け目なし。
カウントダウンをメガネっ子と一緒にやるシーンも面白かった。

整備員にスポットを当てるというリアル路線がゴーバスターズの面白さですね。
裏方がいてこそ、ヒロムたちも戦える。
まさにチームなんですよね。

8話もお仕事の話。
こっちは前回の対になる話ですね。
ゴーバスターズはどんどんお仕事戦隊になっていきます。

小山と違いカズヤはやりたい仕事に就いたのに仕事そのものにやりがいを感じられません。
前回のエースの整備は50人。
こちらはそんなにはいないでしょうが、プロジェクトチームとしてそれなりの数が
いたのは想像できます。
スポーツでもエンタメでも設計でもプログラミングでも、時代が進んで物事が
複雑になると個人の才能や技芸だけでは大きな仕事ができなくなっていきます。
前回も今回もそういう現在の状況を踏まえていて、リアルですね。

今回はリュウジの夢とそれを諦めたリュウジのバスターズとしての努力が描かれ
しかも今後の伏線も張られてて結構重要な回でした。
しかし、改心したカズヤが結局エンターに設計図を盗まれたまま終わるというのは
とても子供向けとは思えませんね。
最後リュウジが取り返すのかと思ってたら、そのまま終わってびっくりしました。
しかも犯罪を犯したカズヤにはそれ相応の罰が与えられるのは必至です。
というか、二度とこの研究には戻れないでしょう。
実は特捜最前線並みの救いのないラストです。

今回のヒロムはリュウジの人知れない努力を知って、リュウジに対する信頼をさらに
厚くしました。
ゴーバスターオーでの淀みない戦闘は3人のチームワークがさらに強くなったのを
感じさせましたね。
しかし、ヒロムにしてはカズヤを責めないのは、やはりカズヤがリュウジの
友人だからでしょうか。
一生懸命仕事してミスをした小山とは比較にならないくらい終わってるのですが。

ただ、社会に出て、会社に入って思った仕事ができないというのはよくある話ですね。
社会人にとってはある意味リアルなのですが、子供向けでこれやるか(笑)。
先ほど大きな仕事をするにはチームが必要と書きましたが、これとは逆に個人の
資質で何とかなる仕事も実は増えています。
それがyoutubeとかブログでしょうね。
テクノロジーの進歩により人力が機械の力に置き換わっていってるのが現代でもあります。
今、私もパソコン一つでゴーバスを見てブログを書いてるわけでして、しかもそれを
大勢(せいぜい50人ですが)が見ているという、何気に個人が凄い力を持つ時代なんですよね。

最後に今日のエンターさん。
律儀にカズヤに報酬の札束を渡します。
と言っても投げつける始末でしたが。
これを見てエンターさん悪役の癖に約束守るいい奴みたいな反応もありますが、
そもそもエンターさんはお金に価値など見出してないのでしょう。
エネトロンを報酬にくれと言ったら絶対断ると思います(笑)。
この辺りも個人の価値観が見えて、面白い演出でしたね。
そして、しっかり目的を果たすエンターさんはやはり優秀です。

次回は久々のヨーコ回。
ではでは。

特命戦隊ゴーバスターズ 5話&6話とトークイベント

2020-11-06 23:10:59 | その他特撮
5話はリュウジの熱暴走の話。
しかし、これは訓練の時に見せとかないとダメでしょ。
幸い大事には至りませんでしたが、ヨーコが実戦中に動揺すると
下手すりゃ命を落とします。
リュウジおよび司令官の過保護が裏目に出た話。

今回は珍しくヒロムがヨーコにハンカチを渡す気づかいを見せます。
これってベタな少女漫画だと典型的なフラグなんですが、ゴーバスは
そっちの路線にはいきませんでしたね。
世界観がハードすぎて恋愛を絡めるのが難しかったのか、ヨーコが
子ども過ぎたのか、いずれにせよ初期設定として二人の恋愛が想定
されていたのは間違いないと思います。
まあ、初期設定として色々な可能性を考えた、その1つに過ぎないとは
思いますが。

今回は回収されたメガゾードを分析して、相変わらずのリアル路線でしたが
これがまさか次回への伏線とは思いませんでした。
序盤の脚本は、ほんとよく練られてますね。
本話で各人のウィークポイントを見せる回は終了。
しかし、どう考えても3人の中ではヨーコのウィークポイントが一番弱いと
思います。
この辺りは本人がやはり子供というか幼いため、結構ピンチに陥ります。
一番危険なのはヒロムのウィークポイントでしょうね。

6話はゴーバスターオーの初合体回。
いきなりシミュレーションでの失敗から導入する辺り、上手い展開です。
まあ、必殺技が本番一発勝負で初成功するというのはバトルものの
お約束的なところはありますが、それをヒロムの欠点と絡めて描くところはさすが。
キャプテン翼にも独りでドリブルしてばっかりだったため、個人プレイに
走ってしまうというシーンがありましたが、あちらは特に悩みもなく解決したので
やっぱりゴーバスの方が人間ドラマとしてリアルです。

ただ、個人的には今回はエンターさんの優秀さの方が光ってました。
敵基地に潜入するまでの手はずも完璧なら、敵コンピュータをハッキングして
格納庫を爆破するとか常人離れもいいとこ。
まあ、本人がコンピュータみたいなものだからお手の物なのかもしれませんが、
肉弾戦でもバスターズを圧倒するなど、ゴーバスターオーとともに大活躍でした。
しかしこれだけ毎回出没する敵幹部も珍しい。

今回はリュウジも年上としての懐の深さを見せつけます。
前回がああいう話だっただけに挽回回なのかもしれませんが、冷静にヒロムの
欠点を指摘するところ(おそらく司令官も同じ考えと思われます)。
ヒロム一人だけを脱出させる決断の速さ、そしてなるはやでヒロムが助けてくれると
信じるところ。
ヨーコが何も言わなかったのは、リュウジを信頼しているから。
いいチームワーク醸成回だったと思います。
ゴーバスターオーの時間制限も緊迫感があっていいですね。

おまけ
トークイベント
ちょうど配信中にこういうイベントというのはタイミングがいい。
4人が今でもよく会ってるということで、仲の良さが伝わってきたいいイベントでした。
しかし馬場さん変わんないなあ。
小宮さんはすっかり大人に、鈴木さんは若干増量、松本さんはさらに渋くなってました。
松本さんはマジレンのイベントにも出るそう。
マジレンは好きだったので、そっちの配信も見たいと思います。
皆さんも配信されているうちに是非見てくださいね。

なんか宣伝みたいですが、ではでは。