ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

今年最後の更新

2008-12-31 15:09:21 | Weblog
何とか大晦日に間に合いました。
相変わらず今年も更新が遅々として進みませんでしたが、何とか途切れることなく一年を終えることが出来ました。
来年は更に忙しくなるので大変ですが、生きてる限りは更新し続けますので、御愛顧のほどよろしくお願いいたします。

レオの方は一応特訓編に終止符が打たれました。
特訓自体はまだ出てきますが、次のアトラー星人編で路線が変わるのは明白なので特訓編自体は終了といっていいと思います。
しかしそもそも特訓編はどこまで続けるつもりだったのでしょうか。
制作側もそれで最後まで行けるとは思ってなかったはずなので、いつかは路線を変えるつもりだったのは間違いないでしょうね。

当時は特撮番組も乱立しており、他と差別化を図るだけでも大変です。
しかも今みたいに過去のフォーマットが無数にあればともかく、そういう蓄積もあまり無い時代で毎週高品質の番組を作りながら路線を考えていくのは想像するよりもおそらく大変でしょうね。
レオが自転車操業的に路線を変更していくのもある意味仕方ないと思います。
そもそもスタッフ自体も分散されてますから。

もちろん上原氏や市川氏など有能な脚本家を確保できなかったプロデューサー側の問題もあるでしょうが、脚本家の絶対数も少なく特撮番組が乱立していた時代ですからそれを責めても仕方ありません。
個人的には粗製濫造で特撮が飽きられ始め、アニメなどの新たな波が押し寄せる中、オイルショックという厳しい経済情勢でこれだけのものを作っていたというのは驚きに値しますね。
時折おかしな話もありますが、特撮のクオリティは落ちてませんしドラマ部分もしっかり撮れており今見てもそれほど古さは感じません。

子どもがテレビの主役だった時代。
まさか何十年も経って当時の子どもたちがDVDでそれを見返そうとは夢にも思わなかったでしょうが、今見ても十分視聴に耐えるそのクオリティには当時のスタッフの意地というかプライドというものを感じます。
最近の特撮を見てると子どもはともかく、大人に媚びるような話が多すぎて、ちょっと子どもが置き去りになってる感は否めないですね。
まあ、私のような大人の視聴者が多いのもあるでしょうが、少子化とはいえもう少し子どもが純粋に楽しめるようなものは作れないか。
一般ドラマも大人向けの恋愛ものばかりですし、正直今の子どもは何を見て育ってるんだろうと不思議にすら思います。
バラエティばかりだとすると、それは寂しい限りですね。

タロウ13話更新

2008-12-23 23:20:16 | Weblog
遅くなりましたが、久々に更新しました。
最近かなり忙しくて、正直参り気味です。
しかも忙しい割には収入は少なく完全にワープアですね。
まあ派遣のように切られないだけマシなんですが、一人暮らしていくのがやっとという感じで、将来は暗いです。
嫌な世の中ですね。

愚痴はそれくらいにして、最近はテレビ大阪で再放送してるガンダムに嵌まってます。
今までガンダムの映画は何回か見てきたのですが、テレビシリーズを通して見たことはありませんでした。
時々作画がおかしかったりクオリティ的に微妙なところもありますが、当時のロボットアニメ界でこれだけ革新的なものをやっていたというのは驚きに値しますね。
何と言うか、映画を意識したカット割や印象的なセリフなど完全に子ども向けを逸脱してます。
逆に言うと、これでは子どもに受けるわけないだろうなとも思いますが。

大人になってから理解できるというのはウルトラと共通してますが、ガンダムはウルトラと違い王道子ども向けストーリーがほぼ皆無で、毎回ストレスフルな描写が満載というのがやはり視聴率的にこけた原因でしょう。
歴史に残るアニメではありますが、これではスポンサーは溜まったものではありません。
しかもザク、グフ、ドムなど相手モビールスーツが滅茶苦茶カッコいいのに対して連邦側が、ガンダムはともかくジムとかガンキャノン、ガンタンクなんですから玩具メーカーとしても頭痛いでしょう。
後にガンプラとしてそれらが爆発的に売れるのですが、打ち切り短縮はやむなしでしょうね。
まあ、それでもガンダムが名作なのには変わりないですが、当初の予定通り作られてたらどんなものになったのかというのは興味深いところではあります。

一方ウルトラは、レオで打ち切りのピンチを押しのけて円盤生物シリーズが作られました。
他の案としてはウルトラ兄弟が宇宙船に乗って云々というのがあったらしいですが、最後のクールを円盤生物シリーズで終われたのはレオにとっては幸いでした。
まあ、ババルウ編で終わっても良かったのですが、ウルトラ兄弟が宇宙で戦う展開で終わらなかったのは良かったですね。
想像するだけで、凄くトホホなものになっただろうのがわかります。
ウルトラマン物語を見てもわかるように、当時の円谷は宇宙が舞台というのは苦手でしたしね。
良かったのはゴルゴダ編くらいでしょうか。