ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

ウルトラマンタロウ7話更新

2008-05-19 14:04:27 | Weblog
今回の話はドラマがほとんどなく、基本的にコメディだったので少し書きにくかったです。
子供の頃見たインパクトもあまりなく、比較的地味な作品ですね。
いい意味で子ども向きなエピソードではないでしょうか。

石堂氏は脚本家として数々の賞を受賞するなど、誰もが認める一流脚本家です。
しかしウルトラ関連での彼の評価はかなり低い。
それはやはり彼がウルトラを完全に子ども向きに書いていたのが原因でしょう。
その辺り、市川氏や佐々木氏とは違います。

ただウルトラが基本子ども向けなので、彼のようなスタンスは決して間違いとはいえません。
確かに大人目線からは物足りなさは残りますが、タロウで見せた氏の型破りな脚本は、他のシリーズにはない開放感みたいなものを感じさせました。
とかくマニアックになりがちなウルトラにおいて、このような突き抜けた脚本はウルトラの幅を広げるのに貢献してるでしょう。
しかもそれだけでなく、石堂氏はウルトラの基本設定に疑問を投げかけるような話も描いています。

ウルトラの基本は一話完結の何でもありです。
ネクサスみたいな続き物もたまにはいいですが、個人的にはマックスみたいなノリがウルトラには合っていると思います。
タロウはそのウルトラの特徴を如何なく発揮したシリーズでした。
そしてタロウはその点、石堂氏の個性にとてもマッチしたシリーズだったと思います。

ウルトラマンレオ7話更新

2008-05-02 20:48:45 | Weblog
第7話更新しました。
今回はタロウ・レオでは準メインともいえる脚本家、阿井文瓶氏の脚本。
田口氏、石堂氏ともどもあまり語られないというか、語られる時は大概非難轟々な人ではありますが、もう少し彼らの評価も聞いてみたいですね。

正直ハズレな脚本も多々見られますが、彼らも忙しいスケジュールの中、制作側の要望や過去作の縛りなど色々大変だったと思います。
初期の脚本家と比べられる際も、大人向け>子ども向けという前提で語られる場合が多く、その辺りも少し不憫ですね。
ウルトラマンはあくまで子ども向け作品でありますので、子ども向けのフィールドで比較するのが正しいと思うのですがどうでしょう?
また脚本家それぞれにも当たりハズレがあり後期の作家にも見るべき作品は多々あるので、その辺りも追々触れていきたいですね。