ウルトラ解釈ブログ作戦

ウルトラシリーズについて色々語るブログ。

怪獣倶楽部最終回

2017-06-28 22:32:32 | ウルトラ全般
全4回とあっという間でしたが、まあまあ楽しめました。
随所に入れられる豆知識と本編のパロディがよかったですね。
特に「さらばウルトラマン」の回のパロディは腹抱えて笑いました。
ああいうベタなの好きなんですよ。

最終回は予想通り「史上最大の侵略」。
リョウタが正体(笑)を明かすシーンは当然ダンが正体を明かすシーンのパロディ。
演出もセブンのそれで、絵的にもよかったです。
ヒロインの女の子の髪形もこのシーンのためでしょうか。
アンヌの雰囲気もしっかり出てたと思います。

ただ、惜しいというか疑問だったのが、「怪獣好きであろうとなかろうと、リョウタさんはリョウタさんに変わりないじゃない」ってセリフがなかったところ。
そこまでやると露骨すぎてスタッフが自制したのかもしれませんが、どうせなら振り切って欲しかった。
まあ深夜の短期ドラマなので仕方ありませんが、全体的に詰めの甘さは目立ちましたね。
ドラマ的にはゆり子がリョウタの何処に惚れてるのかわからない時点でダメなのですが、まあこのドラマはそういう人間ドラマを描くことを主眼としていないので、気にしてはいけないでしょう。
最後にゆり子の母親にあの人を持ってくるという方が重要なドラマですから(笑)。

最終的にゆり子がリョウタの趣味を理解するというのは、それまでのゆり子の描き方から予想できる結末だったので正直どうでもよかったですが(笑)、一応ドラマっぽい要素も入れないと一般視聴者が見てくれないので入れたということなのでしょう。
手厳しい1期ファンからは、タロウのタイラント編並にオタク部分とドラマ部分の乖離が酷いと言われそうですが(笑)、恋愛パートはコメディ要素として機能していたので、入れて正解だったと思います。
どうせなら、この続きを2期ウルトラのパロディ込みで見たい気もしますが、最後の締めを見る限り、これで終わりっぽいですね。

まあ、ガチな人にはディティールが気になるかもしれませんが、私はドラマとして普通に楽しめました。
また、こういう企画、やって欲しいですね。

怪獣倶楽部

2017-06-18 22:29:35 | その他特撮
深夜にやってるドラマなので一般人にはあまり知られていないと思いますが、特オタなら気になるドラマ(笑)。
ガチな人たちには細部に不満があるみたいですが、私みたいなライトなオタには結構楽しめます。
時代が変わってオタクが市民権を得たとはいえ、やはりリアル知人にはこのサイトやってること内緒ですし(笑)
まあ、仮にバレても迫害されたりはしませんから、構わないんですけどね。
でも、理解のない女子とかだと、やはり怖いかな。

このドラマの1番のツッコミどころって、主人公の大学生にあんなかわいい彼女がいるってことなんですよね(笑)
まあ、ドラマだから魅力的な女優を起用しないと盛り上がらないし、視聴率的にも必要なんでしょうけど、見てて一番そこがファンタジーだと思いました。
まあ現実は彼女がいたとしても、もっと地味な子なんでしょうけど、そこは脳内で変換して見るしかないでしょう。
そもそも、あのクラスの女の子なら迷うやついねえし(笑)。

とはいえ、大学時代の恋愛と一生の仕事の衝突と考えたら、話はもっとシビアになります。
このドラマだと所詮特撮ということで女取れよと思うかもしれませんが、特撮が一生の仕事と考えると、実はそんな簡単な話ではない。
正直主人公にとっての特撮が男子一生の仕事くらいの重みをもって描かれてないから、ただのコメディに見えますが、本当はもっとシビアな話のはずです。
まあ、そんなシビアにやっても別に面白くないからこういうコメディ仕立てでもいいのかもしれませんが、その辺りはまだまだ特撮に対する偏見というものがバックに感じられますね。

と、批判めいたことも書きましたが、ライトなオタには普通に楽しめるし、主人公の彼女もかわいいので、後2話、しっかり見ようと思います。