宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

プロフェッショナル

2016年10月20日 | テレビ・ラジオ・映画など
録画しておいたNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」
10月17日放送分デザイナー皆川明さんの回を観る。

番組内容はこちら↓
http://www.nhk.or.jp/professional/2016/1017/index.html

感銘を受けたことがいろいろあって、
まずは、
砂時計のことを、
「ある意味、すごく、人生に近いというか、持ち時間がだんだんと減りながら、記憶が増えていくという・・・」
と話していたところ。

(目からウロコ。
落ちていく砂にばかり目が行っていて、下に溜まっていることに思いが至ったことことがなかったなー。)

そしてやっぱり
「自分が喜んで描くものは、人も喜んでくれるものだと信じて、精一杯やろうかなと思うんです」

ひとことでは言えないので番組のコピーを写すしかないんだけど
「マイナスからプラスを見いだす」ということ。
できないから駄目、無理っていうんじゃなくて、これはできないけどこれはできるとか、できないということにはこういう良さがあるとかそういうふうに考えてみる。
すべてにマイナス要素という物事はない。

(こういう考え方、私は最近ようやっとできるようになった。
やっぱり残り時間が少なくなってくると、今あるもので工夫するしかなくなるからかな。
ちょっと違うけど、「できる:できない」は二者択一じゃなくて、20%はできるということもあるし、次は50%にしようと挑戦することもできるし、100%が絶対じゃないという考え方も最近知った。)

あと、この番組ウェブサイトには書かれていないけど、
「楽しいとか、つまらないとか、うまくいくとか、いかないとかいうことで、その職業を捨てるつもりはないし、それによって自分の仕事を計ることもなくー
とにかくいろんなことを飲み込みながら、とにかく続ける」
と話していたところ。
それは中卒でサラリーマンとしてずっと働いてきたお父様の影響が大きいらしい。
ファッションの仕事を始めるに当たっても
「とにかく一貫してやるっていうことを父親のようにしてみよう」という気持ちだったそう。

私、皆川さんに年齢が近いけれど、サラリーマンのお父さんに対してそういう尊敬の気持ちを持っていた若者って当時は珍しかったのではないか。そんなつまらない人生はイヤだとか反発する例が多かったような。あるいは皆川さんもアンビバレントな気持ちを抱いていた時期もあったのかもしれないけれど。

そうそう、番組冒頭での、11階建てビル最上階のオフィスまで階段で上るのを日課にしているというのも驚いた。体力はやっぱり大切。

袖口が擦り切れて、裏地の黄色が少し見えてきているグレーのコート、ステキだなと思った。
ご縁があったら私も着てみたいな。

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