宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

「形」に感動 (3/16~3/22)

2023年03月24日 | 週報

先週久々に amazon で買い物をし、今週受け取った。

今回はコンビニ受け取り指定にしており、ネットで確認するともう届いているようなのだが、なかなか通知メールが来ない。じりじりと待っていたのだが、おかしいと思ってまたネットを確認すると、あら、メールが来るわけじゃなかったのね。メッセージセンターというところで確認した認証キーを、ファミポートに入力して(ファミリーマート受け取りだから)、出てきた伝票でぶじ交換。

今回受け取った段ボール箱は贈答用菓子箱くらいの大きさ、中身は分かっているけど(本とCD)、プレゼントみたいで嬉しい。

さて、「中身は分かっているけど」と書いたが、実は分かっていなかったことを知り、ふいうちをくらって感動した本があった。

それは『酒ともやしと横になる私』(スズキナオ シカク出版)

本の判型がっ。

今回注文するにあたり、ネットで「文庫サイズ」と目にして、そこでまず「おや、普通の単行本サイズじゃなかったのね」と意外に思っていたのだが、実際は文庫本よりも横に少し短い、手帳サイズ。それがなんともいえず良いのだ。

なるほど、これは普通の書店には並ばないわけだー。(大都市と関西圏には普通にあるのかもしれないけど)

私、この本をここ2年くらい読みたいなーと思っており、いろんな書店に行くたびに、気にしてみていたのだが、ない。スズキナオさんはこの2年の間に新刊がまあ出ており、そのタイミングで一緒に入荷してたりしないのかなと思うのだが、ない。(新刊は割と普通に並んでいる)

かといって、わざわざ注文するほどでもないかな…と、あまり行かない書店に行ったときに気にしてみる、というくらいに留めていたのだった。

が、今回の注文で、他の本やCDをまとめて注文しようと決めた際に、「そうだった、この機会にこの本も」とにわかに思い出し、そそくさと追加。

この本のことを頭の片隅においていた期間が長かっただけに、意外性が大きくて感動もひとしお、ということだろうか。

そもそも私は、本に関しては読みやすさが第一で、凝った装丁の本はむしろ嫌いなほうだったので、それなのに、見た目に感動している自分が意外でもある。

だけど、この本は外観がほんとうにいいんですよ。

写真では分からなかった良さ。

表紙の、黒白基調の宇宙空間に地球の青というのがまた良くて、ちょっと光沢があって地球が光ってるのがいい。

それらがまたわざとらしく大げさじゃなくてさらっとしてるのがいい。

軽い紙を使っているのもいい。手触りもいい。

あ、これで読みにくかったら、感動は半減というかマイナスなのだが、手のひらに収まるこのサイズ、普通に読みやすい。

内容も期待にはずれず、よかった。(もったいないのでまだ読書途中)

引用すると、本全体の印象から外れてしまうようだけど、ぱっと開いたページにあった

「私はよく平日、道に立って発泡酒などを飲む。それも、路上で酒を飲む自分の姿を速足で道を行き交う人たちに見せることで『あなたたちのスピード感とは別の速度の生き方があるんじゃないでしょうか?』という提案を投げかけているつもりなのだ。」

というのが、衝撃的だった。

やっぱり、そういう「つもり」があったんだ!!

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他のことも書きたかったのだが、長くなったので今週はこれで終わり。