宝石ざくざく◇ほらあなJournal3

ロシア語をはじめ、外国語学習に関するあれこれを書いておりましたが、最近は…?

ブルーノート東京へ行ってきたよ

2010年08月21日 | 音楽
今年も矢野顕子トリオを観に、猛暑の中、上京したよ。
21日のファーストステージを観た。
去年に引き続き、ベースにウィル・リー、ドラムスにクリス・パーカーという布陣。

今年のカクテルは、命名「さるすべり」
スイカがベースの、やさしいお味。

ブルーノートのひとは今年もとても慇懃だった。
(慇懃(いんぎん)というのは誉めているのだよ)
混んでいたせいか、お料理が出てくるのがかなり遅くなったのだが、係のひとはそのことにえらく恐縮していて、いろいろサービス(?)してくれた。
(EX.並ばないで精算してもらえた。お勘定割り引いてくれるのかしらーとまで期待してしまったが、さすがにそれはなかった^^;)

そうそう目新しいこととしては、写真撮影サービスをやっていた。
頼めば、無料で撮影してくれるみたい。(ポラロイドかな)
終演後、入口ガラスケース(本日の演奏者ポスターが貼ってある)のところにも待機していた。
うーむ、たしかに携帯カメラではなかなかうまく撮れないし、いいサービスかも。でもたぶん加工しないとウェブにはアップできないね。

さて、肝心の本番。
トリオ登場にぱぁっと心が明るくなる。
会場中にハッピーなオーラがいっぱい。
ぐんぐんと自分の中に元気がチャージされてくのが分かるくらい。
やー、とんと娯楽から遠ざかっていた昨今だったので。

セットリストは以下のとおり(順番あいまい)

1.Kyoto(京都慕情)
2.People Got To Be Free
3.David
4.Dreaming Girl 
5.Chinsagu(てぃんさぐぬ花)
6.ISETAN-TAN
7.Just the Two of Us
8.Nothing Ever Stays The Same(変わるし)
9.ROSE GARDEN
EC1.You Really Got Me
EC2.All The Bones Are White

途中、パーカッションアシスタントとして、ラッセル・パーカーさん登場。
名字から察せられるとおり、クリス・パーカー氏の息子さん。
「来年(今年だったかな)大学に入学されるそうです」との矢野さんの紹介に、会場ざわざわ。
それはやっぱり「若い・・・」っていう意味の反応かと(私はそう)
若さがまぶしい観客層だったのね。
でも、今年見かけた中には、ちょっと変わった感じの若い人もいた。細見武士つながりで来たのかなーとちらっと思った。
いいことだね!

矢野さんのソロが「Dreaming Girl」だったのは、ちょっと嬉しかったなぁ。
「Just the Two of Us」ウィル・リー氏のヴォーカルがすんごくかっこよくて、矢野さんコーラスとのハモリが最高。
全体に、ウィル氏の元気いっぱいお茶目なパフォーマンスが印象的だった。
クリス氏は、常に冷静で穏やかな感じで、その対照がかえって相性いいんだろうなと思った。
「てぃんさぐぬ花」では、ウィル氏と矢野さんがなんかいろいろやって(よく分からない)、冒頭のあの森と鳥の雰囲気を再現していて、びっくり。
アンコールの1曲めもステキだった。
あれはオリジナル曲? アルバムに入れてほしいな。

(後日付記:↑違った。kinks の曲らしい。洋楽疎いものでもので・・・余談だけど、他の日に演っていたらしい『The Letter』も聴いてみたかったなぁ)

ラストの「All The Bones Are White」、久々に聴いたけど、なんだかいろいろ感じるところがあって、しみじみ深く聴き入った。
年を取ったせいだろうか?
矢野さんはどうして今回この曲を選択したのかな。

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終了後、ロビーでは、クリス氏の絵の販売が盛況のようで、本人みずからひとりひとりお客さんと言葉を交わしていた。
買わなかったんだけど、置いてあったスケッチブックを見たら、たとえば、日本滞在の印象(神社の鳥居みたいのとか、街の風景)を、さらっと描いたようなのがあって、いいなぁと思った。
私もこういうスケッチブック持ち歩いて描いてみたくなった。