ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

去年のリベンジなるか? 富谷観音と桜川展望公園

2010年10月29日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2010年10月29日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、
本年第38回「富谷観音と桜川展望公園」を巡るハイキングに参加した。

この日のコースは、昨年6月以来2回目の参加だ。
この時は、あいにくの曇りで眺望が全くきかず、富士山はおろか
筑波山、加波山も見ることが出来ずに終わっている。
今回はそのリベンジ(大げさ過ぎる?)ということで計画されたものだが、果たしてその結果は・・・

この日は、13人が集まった。男性陣は3人とやや寂しい。
前日は朝から一日中雨が降り続いたため、この日を敬遠した人が多かったのではないか?
水戸線友部駅ホームで小山行き電車を待つ会員。

       10時19分、時刻表どおりに岩瀬駅に到着。
       
              早速、岩瀬駅前でいつもの準備体操だ。
              少しひんやりとしているが、晴れ間が覗き、気持ちが良い。
              

10時30分、富谷山に向けて元気よく出発!

       国道50号線を渡る。
       近くの国道50号線沿いに石のモニュメントが展示されているそうだ。
       時間があればゆっくりと観てみたい。
       
              前方に見えるのが、富谷山だ。
              
                     石の切り出しで山肌がむき出しになっている。
                     ここ数年、次第にその面積が大きくなってきている感じだ。
                     

門の前に菊の花が咲き誇っている。

       富谷観音の看板に従って進む。
       
              塀から想像するに、中はさぞかし大きくて立派な家なのだろう?
              
                     正面に富谷観音の参道が見えてきた。
                     
                            蒲の穂は、秋にはススキに次いで好きな植物である。
                            

富谷観音の石段に到着し、一息入れる。
気温も上がり、上着を脱がずには居られない。

       呼吸を整えて、この日最大の難所、600段に及ぶ石段に挑んだ。
       
              直線的な石段を縫うように緩やかな回り道もあるが、
              ここは会の意地、直線的な石段を進むしかない。
              
                     勾配が急で、石段の高さも高い。
                     息遣いがかなり荒くなってきた。
                     
                     見上げる先に仁王門が見えてきた。
                     

ようやく仁王門にたどり着いたが、まだ先があった。
もうひと頑張りだ。

       やっとの思いで山頂(本堂)に着き、思わずベンチに座り込む。
       
              富谷観音は、天平七年(735年)聖武天皇の勅願に依り、
              行基菩薩が開山した、と伝えられている。
              本堂の観音様にお参りし、
              
                     旧国宝の三重塔をバックに記念撮影を済ませた。
                     三重塔は、室町時代の造りで、内部の十一面観世音菩薩坐像は、
                     平安時代の作と伝えられており、県指定の文化財となっている。
                     

みはらし公園

       『こっちが加波山で、あっちが筑波山かな?』
       
              左が加波山、右が筑波山
              
                    『新宿らしきビル群が見えるねっ!』
                    『富士山はどこっ?』
                    
                            あいにく富士山は見えなかったが、
                            眺望を楽しんだ後、東屋で揃って昼食だ。
                            
       
帰りの電車には少しばかり時間があるので桜川展望台に向かった。
最近青く塗り替えたようだ。       

          少しばかり高いせいか、さきほどのみはらし公園より眺望が良い。
          岩瀬の町並みがはっきりと見える。
          パスしないで立ち寄った甲斐があった、というものである。          
          


続いて登ってきた会員の歓声が響く。                 



                『すっご~ぃ』『素晴らしいわねぇ』『箱庭みたいじゃん』
                
                        昨年は曇っていたためさっぱりだったが、この日の眺望は申し分なしである。
                        『去年のリベンジが果たせたっ!』会長も上機嫌だ。
                         

後学のため、富谷山の下りは、車道を通ることにした。
石段に比べ、かなり緩やかな坂道で歩き易い。

       天気にも恵まれ、素晴らしい眺望も望めたことで、
       帰りの足取りも軽い。坂道のせいだけではないはずだ。
       
              国道50号線付近。
              
                     国道50号線を渡れば、岩瀬駅も近い。
                     
                            13時45分、岩瀬駅に到着。
                            

待合室を占領した形だが、他に客は誰も居なかった。
待合室でしばしくつろぐ間も次回への想いに花が咲く。
『次ぎも晴れるといいねっ』


次回もきっと晴れますよっ!
また、元気に歩きましょう。



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朝日峠展望公園と小町の里

2010年10月22日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2010年10月22日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、
本年第37回「朝日峠展望公園と小町の里」を巡るハイキングに参加した。

この日の集合場所、小町の里駐車場には16名が集まった。

       我々の他にもハイキングを楽しむ一行が来ていた。
       駐車場は満杯状態である。
       
              この日会長は都合悪く参加できなかったため、代わりに
              準備運動の音頭をとることになった。
              何とか1枚でも、と撮った1枚。
              


この日のコースは、昨年に続いて2回目の参加になる。
昨年と全く同じコースでは面白くないので、朝日峠へ行く前に
清滝寺・向上庵を巡ることにした。
9時45分、出発!

       朝日トンネルの掘削工事が始まっていた。
       次々に土を満載した大型ダンプカーが出てくる。
       
              工事現場の人に伺うと、再来年4月に開通するとのこと。
              反対側(八郷辻)からも同時に掘削工事が行われている。
              完成が待ち遠しい。
              

10分ほどで坂東33観音霊場26番札所
清滝観音」に到着した。

       仁王門
       
              線香を上げてお参りを済ませた。
              
                     清滝観音を後にし、
                     

枝垂れ桜で有名な「向上庵」に向かった。
出発地の小町の里と清滝寺のちょうど中間に位置する。

       向上庵入口近くは、庭木が生い茂っていた。
       手入れが必要だ。
       桜の時期は大いに賑わうが、今はひっそりとしている。
       
              枝垂れ桜は既に葉が散ってしまっている。
              桜の咲く頃に、もう一度訪れてみたい。
              

いったん小町の里に引き返し、一息入れ、朝日峠を目指した。

       「腰掛石
       小野小町が山越えの途中で休息したと伝えられる。
       『小野小町になった気分はどうですか?』
       
              次第に山道になり、勾配がきつくなってきた。
              
                     「水飲み沢
                     「この水は飲めません」と書かれているが、
                     昔は”美味しい水”として飲まれたのだろう。
                     

30分ほど上ったところで、ひとまず休憩。
予報では、気温はあまり上がらない、とのことだったが、
汗ばむほどの気温になってきた。

       小さな沢を渡る。
        
              石がごろごろして滑って危ない。
              杖は欠かせない。
              
                     「もみじの森
                     まったく紅葉の様子は感じられない。
                     本格的な紅葉は、1ヶ月以上先になるのではないか。
                     

上り始めて50分、朝日峠展望公園のウッドセンターを通過。

       朝日峠展望台への最後の坂道を上る。
       
              霞ヶ浦から筑波平野が一望の素晴らしい眺めである。
              汗をかいて上ってきた甲斐がある、というものだ。
              





缶ビールで「乾杯!」とやってるつもり。
この気分は、やはり上った者にしか味わえない。

       笑顔がいいですね。
       
              小野越峠三等三角点
              北緯36度10分7秒、東経140度10分7秒、301.8m
              と記されている。
              
                     当会恒例となっている、全員での記念撮影だ。
                     

この日は、弁当なしのため、直ぐに下山開始である。

       「こもれびの森」を進む。
       
              木漏れ日の中を歩くのは気持ちが良い。
              癒しの空間だ。
              
                     綺麗な一列縦隊。
                     

再び「もみじの森
是非、紅葉真っ盛りの時に歩いてみたい。

       誰も拾う人がいないのか、たくさんの銀杏が落ちていた。
       早速ビニール袋を出して収穫?する人も。
       
              5分程でこれだけの銀杏、というから凄い。
              『おつまみには最高よねっ!』
              

12時20分、小町の里にゴールイン。
整理体操をして、『お疲れさまでしたっ!!』

『お蕎麦を食べて帰りましょうよっ』、という声に・・・
混雑する「小町庵」は避けて、JA新治へ向かった。

       お昼時で、結構混んでいたが、
       何とか空いている席を見つけた。
       
              全員”海老天付せいろそば”を注文。
              待つこと10分、意外と早い、というのが実感。
              
                     ボリュームもあり、味もしっかりしていて美味しい。
                     舞茸ご飯も付いて、820円に、思わず『安いっ!』
                     会長が推薦していただけのことはある。
                     次は、かみさんを誘って来てみようと思う。
                     
       

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赤城山・覚満淵と大沼小沼ハイキング

2010年10月19日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2010年10月19日(火)

常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「赤城山・覚満淵と大沼小沼ハイキング」に参加した。
「健康ウォーキングの会」からは、6名が参加した。

6時20分、早朝5時に石岡始発で各地で客を乗せてきたバスに、
谷田部の常南交通本社前で乗り込んだ。
この種の企画は人気があるのか、定員40名のところ総勢39名と
ほぼ満席である。

       出発すると直ぐに朝食の弁当が配られた。
       いつものおいなりではなく、おにぎりに変わっていた。
       朝食にしては、おにぎり2個は多すぎると思ったが、
       悲しいかな、食べ残すのが苦手である。
       これではいつまで経っても血糖値が下がらない訳だ。
       
              道の駅「しもつま」で最初の休憩。
              
                     国道50号線、国道17号線と走り、北関東道太田桐生ICから
                     高速道に乗った時には、9時になろうとしていた。
                     北関東道の全面開通が待ち遠しい。
                     

やれやれと思ったのもつかの間、15分ほど走ったところの
波志江PAで小休止後、バスは北関東道を降りてしまった。
再び一般道を走り、目的地の赤城山・小沼に着いたのは、
既に10時40分を回っていた。
4時間20分を超えるバスの旅は年寄りには少々疲れる。


昼食の弁当を受け取り、全員揃って準備体操をして・・・

       10時50分、出発!
       気温は9℃ほどで、やや寒いが、堪らないというほどではない。
       この日のコースは、最初に赤城山小沼を1周した後、覚満淵を半周し、
       最後に赤城山大沼を1周するというものである。
       
              駐車場から少し入ると、小沼が見えてきた。
              
                     この辺りの標高は1,400m以上もあり、意外と高い。
                     回りの木々は既に紅葉が始まっている。
                     晴れてくれれば申し分ないのだが、あいにくの曇り空。
                     

あちこちでカメラを構える姿が。
じっと佇んで水面を眺めるのも良い。







撮影タイムも終わり、湖畔を歩き始めた。

       駐車場のほぼ向かい側から見た景色。
       後ろの小高い山は長七郎山(1579m)
       
              約30分ほどで小沼を一周した。
                  

今度は鳥居峠・覚満淵方面へ向かった。

       しばらく進むと視界が開け、大沼が望めた。
       
              赤城神社の赤い橋が霞んで見える。
              
                     何故か、撮影したくなる案内板ではある。
                     
                     ここからは、ずっと下りが続く。
                     
                     
20分ほど下ると、鳥居峠の駐車場が見えてきた。

       「赤城公園」の碑
       昭和二年(1927年)昭和天皇の行幸を記念して開設された。
       
              峠のレストハウス
              近くに群馬県産のサントリーモルツの水源があるとか。
              
                     サントリー・ビアバーベキューホールとして営業しているが、
                     平日のためか、客はまばらであった。
                     これからは紅葉のシーズン、週末は大勢の客が訪れるのだろう。
                     

レストハウスの裏側は、かつてのケーブルカーの山頂駅跡だ。
昭和32年に開通したものの、自動車道路の整備によって
乗客が減り、10年後の昭和42年に廃止になった。
この日はガスって眺望は望めなかった。


旧ケーブルカー駅の反対側には、覚満淵の湿原風景が望める。
覚満淵の地名は、南北朝時代に編さんされた「神道記」に由来し、
允恭天皇の御代、比叡山の高僧覚満法師が当地を訪れた際、
七日七夜にわたる大法会を行ったことから、当時無名であった
この地を覚満淵と呼ぶようになった、と記されている。

       5分ほど山道を下ると目の前に覚満淵が広がる。
       
              木道を歩くのは気持ちが良い。
              木道のところどころに設けられたベンチは昼食客で塞がっていた。
              空くのを待ってるわけにもいかず、進むしかない。
              

覚満淵を過ぎ、大沼方面へ進むと、湖畔の駐車場に出た。

       「赤城の山も今宵が限り、可愛い子分のてめぇ達とも分れ分れになる旅出だ・・・
       新国劇の名台詞で知られる国定忠治の碑が建てられている。
       
              大沼・小沼の湧水は「御神水」と呼ばれ、一掬千金の水とされ、
              朝廷・幕府に献上されていた、とのこと。
              幕府は、この水を護るため、赤城神社周辺には、厠等の不浄の物を
              建てることを認めず、「御神水」を保護した、とのこと。
              
                     しばらく湖畔を進む。かなりお腹が空いてきた。
                     時計を見ると12時半になろうとしていた。
                     

湖畔の砂浜に腰を下ろし、お昼を摂ることに。

       この日の弁当は朝食とあまり変わらないメニューだ。
       
              水面に浮かぶ赤城神社を眺めながらのおにぎりだが、
              お腹が空いていたので美味しく食べられた。
              

満腹になったところで、赤城神社を目指して湖畔を進む、

       湖面にはわかさぎ釣り?を楽しむ人が見られる。
       そのための貸しボートだろうか?
       
              昭和天皇行幸記念碑
              皇室侍従長建立となっている。
              
                     行幸記念碑辺りから少しの間大沼周回道路を
                     歩くことになる。
                     
                            周遊歩道に戻ると、熊笹が生い茂った道になった。
                            湖面を右手に、土を踏みしめながら進む。
                            

昼食後45分ほどで赤城神社近くの砂浜に出た。

       とりあえず赤城神社にお参りを済ませた。
       これほど真っ赤に塗られた本殿は、熊野速玉神社以来である。
       
              赤城神社の鳥居を過ぎると、
              
                     神社前の赤い橋だ。
                     ここを渡るとゴールは近い。
                     

14時少し前、予定より15分ほど早くゴールした。
他の客も次々にゴールしてきた。
ガイドさんが事前に歩いて調査しただけのことはある。
ほぼ予定どおりの行程だった。


大沼から40分ほど離れた富士見温泉「見晴らしの湯」へ直行だ。

       10年前に一度来たことがある。
       ナトリウム・カルシウム・塩化物温泉で、塩分を含んでいる。
       我々一行以外にも次々に入浴客が訪れていた。
       人気のある風呂なので、週末は大変混むそうだ。
       
              汗を流し、さっぱりしたところで、持参のビールで乾杯した。
              保冷材でよく冷えていたが、この日は平坦な道で大して汗を
              かかなかったせいか、ビールの味は今ひとつであった。
              


この日のハイキングは、気温もあまり高くなく汗をかくこともなかった。
ハイキングと言うより、ウォーキングに近く、これまでで最も楽なコース
という印象である。
大沼をスタート、小沼をゴールとする逆のコースも面白いのではないだろうか。
少しはハイキングの雰囲気を味わえる、と思うのだが。

また、紅葉を楽しみにしていたが、あいにくの曇りのため今ひとつであった。
まあ、雨に遭わなかっただけ、幸いだったと言えるのかも知れない。

そしてもう一つ、一日も早い北関東道、圏央道の全面開通を望みたい。
片道4時間もかけてのバス旅は、正直言って年寄りにとっては長すぎる。


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月居山から日本二十五勝「袋田の瀧」を巡る

2010年10月16日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2010年10月16日(土)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、
本年第36回「月居山から袋田の瀧」を巡るハイキングに参加した。

この日集まったのは、全部で8名。いつもと比べるとちょっと少ない。
一桁の人数というのは、自分が参加してからは初めてである。
水戸から水郡線に乗り換える。カラフルな車両だ。

       荒川沖駅を出発して2時間半後の10時35分、ようやく袋田駅に到着。
       
              この日のコースは、駅前に大きく表示されている。
              人気のあるコースなのだ。
              我が一行の他にもリュックを背負った人がたくさん降り立った。
              
                     駅前でいつもの準備体操をして、
                     

10時50分、元気よく月居山に向けて出発!
駅前の通りは、数軒の店が見られるだけ。意外と寂しい。

       踏み切りを渡ると・・・
       
              久慈側の鉄橋が見える。
              
                     日本二十五勝「袋田の瀧」の碑が建てられていた。
                     日本二十五勝は、昭和二年(1927年)に、日本新八景とともに選ばれた
                     日本を代表する25の景勝地で、同時に日本百景も選定されている。
                     日本三瀑布で、他に那智滝養老滝、そして袋田滝とある。
                     
      
袋田の滝へ向かう途中、前方に月居山が見える。
左が前山、右が後山で、真ん中の一段低いところに観音堂が見える。

       今日も素晴らしい天気に恵まれ、余裕の表情だ。
       当会には確かに晴れ男、晴れ女がいるっ!
       
              袋田の滝への道を通り過ぎ、町道から月居山への道に入ると、
              長い坂道が続く。
              舗装された道だが、濡れているので滑り易く歩きにくい。
              先程までの余裕の表情はどこかへ消えてしまった。
              
                     林道への分岐点で一休み。
                                   

ここからは登山者専用道、車両通行禁止となっている。                     

       舗装された道から一転自然路に変わる。
       見慣れないきのこがあちこちに顔を出している。
       今年はきのこが多いそうだ。これも豊作のうち?
       
              一歩一歩、落ち葉を踏みしめながら上る。
              

途中で、月居城跡へと道が分かれているが、
迷わず月居城址への道を選んだ。

       これが、思いの他厳しい。
       息づかいが荒くなり、当会きってのベテランも
       堪らずに立ち止まってしまった。
       
              これはもう、歩くと言うより、登ると言った方が正しい。
              ロープの助けを借りないと滑って危険である。
              『これが一般向けコースなのかしらねっ?』
              
                     『こんなところに本当にお城跡があるのっ?』
                     悲鳴にも似た声が響き渡るが、どこか楽しそう。
                     

やっとの思いで、月居城址(後山)に辿り着いた。
思わず記念碑に寄りかかる。
『お疲れさんっ!』

       城址碑のすぐ横が月居山頂上(423m)だ。
       
              『記念に』とカメラを向けると、余裕の笑顔が返ってきた。
              さずが当会の若手である。
              

お昼を回ったばかりだが、山頂で昼食を摂ることに。

       腹を満たした後、月居城址碑をバックにパチリ。
       

月居城址からいったん先程の分岐点に戻るとは思わなかった。
下りはより慎重さが求められる。

       

月居山頂で時折聞こえてきた鐘の音は、この鐘楼だった。
会長が代表して一突き。重厚な鐘の音がこだまする。

       熊野古道にも似た杉林を進むと・・・
       
              突然、目の前に観音堂が現われた。
              

なかなか素晴らしい眺めである。
袋田の町並みが小さく見える。
山寺から見下ろしている感じだ。



観音堂からしばらく上りが続く。
今度は石段なので比較的歩き易い。

       (前山)山頂に到着し、ほっと一息。
       
              ここからの眺めもまた素晴らしい。
              

ここからは、ずっと下りが続く。

       生瀬の滝にしばし見とれる。
       
              袋田の滝には今まで何度も訪れているが、生瀬の滝を見るのは初めてだ。
              息を切らして登って来た甲斐があったというものである。
              

石段から鉄製の階段に変わり、しばらく下ると・・・

       観瀑台へ続くつり橋が見えてきた。
       
              つり橋を渡ると、いよいよ袋田の滝だ。
              ここからでもかなり迫力がある。
              

先ずは、新しく出来た観瀑台に。
この日は土曜日、大勢の観光客が訪れていた。


旧観瀑台より40m以上高い所に設けられているため、
これまでとは違った眺めを楽しめる。
250円(Kさんがクーポン券を用意してくれていたおかげで50円引き)払って観る価値はある。



旧観瀑台から観た滝。
さすがに迫力が違う。二十五勝と言われるだけのことはある。



『土産は何にしようかなぁ?』

       『袋田は、やっぱりこんにゃくかしらねっ』『お蕎麦もいいんじゃない?』
       
              『お土産も買ったことだし、満足、満足!』
              


秋の袋田は、果物も今が真っ盛り。

       『美味しそうな柿だわねぇ』『それっ、渋柿じゃないっ?』
       
              柘榴も『食べてくれっ』と言わんばかり。
              要望に応えて味見したが、これは酸っぱい(失敗)だった。
              

15時10分、袋田駅に到着。
さっそく、整理体操をして・・・

       駅前の酒店に走った。
       缶ビールが殊のほか旨かったのは、言うまでもない。
       
              電車を待って帰路についた。
              
                     水戸に着く頃には辺りは真っ暗。
                     皆さん、さすがにお疲れの様子。
                     自分もすっかり一眠りしてしまった。
                     
                     会長の『来年もまた来たいねっ!』に
                     皆さん大きく頷いていた。



ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次


関東ふれあいの道(茨城)No.4 石寺バス停から笠間駅まで

2010年10月14日 | ウマさんの「はつらつ百人委員会」
2010年10月14日(木)


県南高齢者はつらつ百人委員会主催の「関東ふれあいの道(茨城)」を歩くウォーキングに参加した。
足かけ2年間をかけて茨城県の「関東ふれあいの道」18コース(全255Km)を歩こうというものである。
全コースを踏破し、コース毎に定められた撮影ポイントでの本人写真を送付すると、県から認定証が
交付されることになっている。

今回が13回目で、この日は、コースNo.4の 石寺バス停 から 笠間駅 までの約13Kmを歩くものである。
集合場所は、この日のゴール地点笠間駅から少し離れた笠間城跡駐車場で、ここから車2台に分乗して、
出発地点の石寺バス停に向う。
今回の撮影ポイントは笠間城天守跡の石碑前が指定されている。


この日の第一集合場所は笠間城跡駐車場。
常磐道や国道50号線での事故で集合時間の8時30分
にはやや遅れたものの、13名が集まった。

       ここから車2台に乗り合わせ、出発地点の石寺バス停に向かい、
       付近の空き地に車を停めて、9時15分にゴールの笠間駅目指して出発!!
       
              「関東ふれあいの道」の看板でコースを確認。
              
                     のどかな田舎道(あまり車は通らない)を進む。
                     
                            立派な門構えの農家だ。
                            門の両脇は片側だけでも、小さな家の一軒分はあるだろう。
                            

しばらく歩くと、重要文化財「弥勒協会」の看板が。

       案内によると、弥勒堂は、鎌倉時代の宝治元年(1247年)に建立され、
       本尊の木造弥勒菩薩立像は、この地方の豪族笠間時朝(かさまときとも)
       による発願造立とされ、国の重要文化財に指定されている。
       
              弥勒堂は、現在は鉄筋造りにその姿を変えている。
              名称の弥勒教会の「教会」とは、信者の集うところという意味らしい。
              堂は無住で、集落の方々の手で維持されている、とのこと。
              堂の扉は固く閉ざさており、ご本尊を拝むことはできなかったが、
              事前に集落の係りの方にお願いすると堂内に上げてもらえるそうである。
              

弥勒堂を後にし、先へ進む。

       この日は、曇りで暑さもさほどではなく、歩き易い。
       
              『どっこいしょっと! なんでこんなところにバーがあるんだ?』
              
                     道は下りになり、快適なペースである。
                     
                            
のどかな田園風景の中を進む。

       道一杯に広がって歩くのは実に気持ちが良い。
       田舎道を歩く醍醐味と言えるだろう。
       
              時折、道端に咲いている花などが気になる。
              
                     藁葺き屋根の門が印象的だ。
                     

国道50号線に出たところで、ちょっと一休みだ。

       『ちょうど良いところにトイレがあるっ!』
       
              国道50号線を進む。
              
                     横断歩道の代わりにトンネルがあった。
                     
 

笠間稲荷神社

       昨日(10月13日)、突然大鳥居の中貫部分が落下したとのこと。
       現在緊急撤去中で、完全復旧するにはしばらく時間がかかりそう。
       

大石邸跡
「忠臣蔵」で有名な浅野氏赤穂藩国家老大石内蔵助良雄の
曽祖父、および祖父が住んでいた屋敷跡。

       日動美術館では、北大路魯山人展が開催中だ。
       11月28日までなので、機会があれば訪れてみたい。
       
              日動美術館の裏は、綺麗な竹林になっており、
              これも見ものの一つ、とのこと。
              

佐白山麓公園

       ここからは、少々きつい坂道が続く。
       
              笠間城天守跡付近。
              
                     この日の撮影ポイントは、笠間城天守跡の碑の前だ。
                     ここで、それぞれ、記念撮影を済ませた。
                     
                            さらに上を目指す。
                            階段が高い。
                            昔の武士はよくもまあ毎日上ったものだと思う。                
                            

ようやく頂上(209m)の「佐志能神社」に着いた。
大して高くはないが、階段は結構きつかった、というのが本音である。
佐志能神社は、映画「武士の一分」のロケ地となった。

       佐志能神社に参拝した後、笠間城本丸の八幡台櫓跡で昼食にした。
       
              次回の集合場所等の説明を受ける。
              

大黒石
鎌倉時代の始めに、佐白山の僧兵と七会の徳蔵寺の僧兵が戦い、
佐白山の僧兵が敗れて佐白山に逃げた。
佐白山の僧兵は山上にあったこの「大黒石」を転がし、
徳蔵寺の僧兵に多数の死者、けが人を出させて退散させ、
難を逃れたそうである。
「大黒石」はそのときここまで転がってきて止まった、
と案内板に記されている。

       つつじ山公園に向かう。
       
              身代わり観音像
              
                     山頂のトイレ近くに何故か「座頭市」の碑が建てられている。
                     


見晴らし台からの眺望



坂東33観音霊場第23番札所「佐白観音
昨年3月、霊場巡りで訪れて以来だ。

       午後1時45分、出発地の笠間城跡駐車場に到着。
       いったんここで解散とし、めいめいが自由にJR笠間駅に向かうことに。
       『お疲れさまでしたっ!!』
       


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