ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

「関東ふれあいの道」(東京)No.7 「山草のみち」

2012年06月10日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2012年6月10日(日)


ウマさんの「続関東ふれあいの道を歩く」”では、
これまでは主に茨城県の「関東ふれあいの道」を歩いてきたが、
仲間の誰からともなく『他県の道を歩きたい』という声が上がり、
東京都の「関東ふれあいの道」を歩くことを企画した。

東京都のコースを選んだのは、コース数が一番少なく、電車・バスの便も良さそうだし、
茨城からでも何とか日帰りで行けるのでは、と思ったからである。

第五回目となるこの日は、コースNo.7「山草のみち」(清東橋~御嶽駅)を歩いた。
順番からすれば、一番距離が短いコースNo.4「歴史のみち」ということになるが、
距離の長いコースNo.7「山草のみち」は、日が長いときに歩いた方が無難、ということで、
最後の11月に予定されていたコースNo.7を今回歩くことにしたものである。


常磐線荒川沖を朝一番(5時27分)の電車に乗り、上野から山手線(京浜東北線)で東京駅へ。
到着したばかりの中央線高尾行きの快速に乗り込む。
この日の参加者は9名だ。


日曜日で7時前の始発のため、車内は空いている。
『今のうちに朝ご飯を食べちゃおうっと』
朝から食欲旺盛だ。


立川で青梅線に、青梅で奥多摩線に乗り換え、出発地の川井駅には8時50分に到着。
川井駅の近くを流れる多摩川に架かる吊り橋。


吊り橋から川井駅を見ると、ちょうど奥多摩行きの電車が発車するところだった。
手前の青梅街道と鉄橋のアーチが並んで見えるのが印象的だ。


バス停に行儀良く並んで清東橋行きバスを待っているところ。
9時27分発しかないため、30分以上も待つことになる。
最初に並んだのは我々と数人のハイカーだけだったが、そのうち次々と人が増えて、40人ほどが列を作った。
殆どハイキングの客だ。


13分ほどで終点の清東橋へ到着した。
歩けば1時間近くかかるだろう。料金は250円である。


バス停向かい側の空き地で準備体操をして、


9時52分、棒の折山(棒の嶺)目指して出発!


しばらく舗装された道を進む。


多摩川を流れる清流の音が心地良く響く。


中茶屋キャンプ場
この辺りはキャンプ場がいくつか点在している。


この日は曇りで夕方には雨の予報だが、時折陽が差すまあまあの天気となった。
女性陣の暑さ対策は万全なようだ。


百軒茶屋キャンプ場
街道の旅籠のような雰囲気がある。


棒の折山への登山口
棒の折山(棒の嶺)まで1.8Kmの表示になっている。
1時間程度かな? と思ったが甘かった。


多摩川の支流を渡ると、いきなり急な上りが始まった。
上りはじめると直ぐに全身に汗をかき始めた。


昨日の雨の影響ではないだろうが、あちこちに小さな沢のような流れがある。
濡れた石は滑るので、気を付けないと危険だ。


沢の清流を利用したわさび畑が続く。


道は狭い。一人がやっと通れるくらいの道である。


10時21分、水分補給で最初の一休み。
道を塞ぐ形となったが、我々が一番最後なので後続を気にする必要はない。


葉っぱの上にヒルがいた。
このような状態でいるのを見たのは初めてである。


しばらく上りが続く。ところどころに階段が設置されている。


「関東ふれあいの道」の標識が現れた。
ここまで約30分経過していた。
半分は歩いた筈、と思ったが、わずか700mしか進んでいないのに、少々がっくり。


この標識を境に杉林になり、急な坂道が続く。


杉林の斜面の階段が延々と続く。


この日は「山草のみち」ということなので山草らしきものをいくつかをカメラに収めた。
うつぎ(空木)の白い花びらが美しい。


筑波山「薬王院コース」と比較してしまうが、このコースもなかなか厳しいものがある。


Oさんは少し遅れ気味である。
『大丈夫ですかぁ』
『大丈夫だよ~っ』


「関東ふれあいの道」の石の標識が現れた。
11時を少し回り、既に1時間10分を経過していたが、百軒茶屋からまだわずか1.4Kmしか歩いていないことになる。
茶色をした部分が歩いた割合を示している。
愕然とした、というのが正直な気持ちだ。
「山草のみち」は甘くなかった。


気を取り直して上るしかない。


まむし草
まむしが鎌首をもたげているように見える。
大きいものは1mを超す背丈になるとのこと。


ヒトリシズカがポツンと静かに咲いていた。


11時25分、棒の折山まで残り0.2Kmの表示となった。
上り始めて既に1時間半以上経過したことになる。


清東橋バス停を先に出発した若い一行に追いついたことからすると我々がそんなに遅い訳ではない。
やはり坂道が急なうえに、気温が高く暑いせいだと思う。


最後の坂道を葉をくいしばって上る。
『頑張ってるわよっ!』


11時36分、ようやく棒の折山山頂(969m)に到着した。
広々とした山頂である。


山頂からの展望は素晴らしい。
それまでの疲れを忘れさせてくれる。


山頂には大勢の人が上って来ていた。
昼ちょっと前だが、あちこちで昼食の弁当を広げていた。
目の前の大パノラマを観ながらの弁当は格別なのだろう。


棒の折山の標識をバックに全員の証明写真を撮影した。
今回の撮影ポイントは惣岳山の青渭神社前も指定されている。


”ここで昼食”といきたいところだが、まだ先は長い。
少しでも距離を稼ぐために黒山まで進むことにした。
コースを確認している。棒の折山から約30分ほどである。


棒の折山を過ぎると、殆どが下りになる。


大きなリュックを背負って上ってくる女の子たちの一団と出会った。
東京家政大学ワンダーフォーゲル部とのことで、リュックの中見はテントとのこと。
総重量は20Kg以上もあるそうだ。
『なかなか逞しいねぇ』
『頑張ってねっ』


10分ほどでゴンジリ峠を通過。


ひたすらに黒山を目指す。


杉林が続く


黒山まであと0.1Kmの標識。
しかし、急な上りのためわずか0.1Kmがなかなか大変なのである。
普通に歩けば数分だが、倍以上はかかるのだ。


黒山へ至る最後の急斜面が待ち構えている。


12時22分、黒山山頂(842m)に到着した。


お腹も空いたところだ、ここで弁当にしよう。


ちょうどうまい具合にベンチは空いていた。
『美味いっ!』


12時50分、昼食も終わり、次の岩茸石山目指して出発だ。
岩茸石山まで3.3Kmと表示されている。


『これは何の花だろう?』


ガクアジサイか?
まだ見頃には少し早いようだ。


13時10分、逆川丸(841m)を通過。
山頂とも峠とも思えないような場所である。


下りの道が続く。


「関東ふれあいの道」の道標を見ると、ゴールの御嶽駅まで7Kmの地点。
随分歩いたような気がするが、まだ半分も歩いていないのだ。
この時点で13時15分ということは、15時41分発のホリデー快速には到底間に合わない。
あせっても仕方がないのであわてず・あせらずに進むことにしよう。


富士山が展望できる絶景のポイント、との張り紙があった。


しかし、あいにく雲が遮って富士山は全く見えない。
富士山は簡単には姿を見せてくれないものなのか。


木の根が網の目のように張った坂道を上る。
階段の役目をしているが、昨日の雨で濡れているので滑り易い。


大きな岩も待ち構えている。


黒山を出発してちょうど1時間、ここらでひとまず小休止。
1時間歩いて休憩5分のペースである。


岩茸石まで0.7Km、惣岳山まで2.2Kmの地点


下ったり、


上ったりが繰り返される。


薄暗い林を抜けると、視界が開けた。
『良い景色ねぇ』


東京方面か?
なかなかの絶景である。


14時30分、岩茸石山に到着した。


岩茸石山頂(793m)


『東京スカイツリーが見えるっ!!』の歓声が上がる。


岩茸石山頂では小休止としただけで、直ぐに次の惣岳山を目指す。


遠くに棒の折山が見える。
『あそこに登って来たんだねっ!』


岩茸石山を出発して10分、高水山への分岐点を通過。


まき道を行きたいのはやまやまだが、惣岳山、御嶽駅方面の本道を進む。
惣岳山は撮影ポイントに指定されているので、避けて通る訳にはいかないのだ。


惣岳山まであと0.1Kmの筈だが、なかなか辿り着かない。
かなり疲れが出て来た証拠だろう。


最後の力を振り絞って木の根っこを踏みしめながら上る。


15時23分、惣岳山頂上(756m)に建つ青渭神社奥宮に到着。
この日2つ目の証明写真を無事撮り終えた。


一息入れて、下山開始だ。
下り始めて直ぐに、しめ縄が張られた2本の杉の大木があった。


杉の大木のすぐ傍に水が湧き出ている井戸のような跡があった。
惣岳山の山頂近くには真名井という霊泉がある。青渭の井とも呼ばれ、社名の由来になったといわれている
とのことなので、ここがその場所と思われる。


惣岳山からはずっと杉林が続く。


突然桧と思われる3本の大木が現れた。
かなりの樹齢であることが分かる。
表示札には”しめつりの御神木”と書かれている。
縄を境に青渭神社からこの御神木までが御神域ということらしい。


しめつりの御神木”を境に俗世の領域に入り、御嶽駅を目指して進む。


杉林が続く


突然、送電用の鉄塔が現れた。
このような山の上に建てるのは、大変なことだったろう。


立浪草(たつなみそう)
他にも数株見掛けたが、あまり多くはないようだ。


根っこの張った杉林を進む。


木々の隙間から御嶽の家並が見えてきた。
ゴールは近い!


残り1Kmを切ったと分かり、俄然元気が出て来たK子さん。
(ピンボケで失礼)


16時48分、ようやく山を下り終わった。
真言宗豊山派の寺院慈恩寺の前に出た時には正直ほっとした。


踏切を渡り、線路脇を右折し100mほど行くと・・・


御嶽駅に到着した。
時計は既に16時50分を指していた。
予定より1時間半ほど遅れたが、全員無事ゴールして何よりだ。


御嶽駅ホームで電車を待つ。


17時12分発のホリデー快速がホームに滑り込んで来た。


うまい具合に空席があり、全員座ることができた。
15時41分のホリデー快速の場合は、多分座れなかっただろう。
遅れて下山したのは正解だったのかもしれない。


立川を過ぎる頃には、ご覧のような状況。
皆さん、お疲れの様子である。
『今日は本当にお疲れ様でしたっ!!』


この後の予定としては、7月8月は暑いので休止とし、9月から再開することにしている。
夏休みは充分に休養を取って、9月からの「関東ふれあいの道」に備えることにしたい。


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たまには海岸を歩くのも良い! 大洗海浜公園から磯前神社

2012年06月08日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年6月8日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第10回(2012年第21回)「大洗海浜公園から大洗磯前神社」を歩くウォーキングに参加した。


土浦市民会館は、この日は土浦地区の私立幼稚園協会による親子観劇会のため全ての駐車場が貸切りとなっており、
駐車場へ入れてもらえない状態である。
「劇団こぐま座公演」が行われることになっている、とのことだ。
『たまに、駐車できないことがあるんだよなっ』
仕方なく「ジョイフル山新」の駐車場に車を停め、集合時刻まで後続車を待っているところ。


集合時刻の9時になり、「ジョイフル山新」の駐車場へ向かう。


集まった21名が車5台に分乗し、常磐道・東水戸道路を走って大洗海浜公園へ。
10時5分、予定より5分遅れて大洗海浜公園に到着。
直行した3名は別の駐車場へ行ってしまったようで、携帯で連絡を取りながらしばし到着を待つ。
10時15分、無事全員が合流。結局この日の参加者は24名となった。
1年ぶりに参加した人の姿も見える。


参加者全員が揃ったところで、会長の掛け声で元気良くいつもの準備体操だ。


10時23分、大洗磯前神社を目指し、出発!!
朝から日差しが強い、この日の予想最高気温は27℃とのことである。


先ずは広々とした大洗サンビーチを歩く。
今年初の夏日という暑さだが、浜からの風が心地良い。


先導役は、いつものようにOさんが務める。


15分ほどで、前方に大洗マリンタワーが見えてきた。


大洗わくわく科学館
”海がテーマの科学館”ということなので孫を連れて来ても良いかも。
地震・津波の影響のためか、現在入館料は無料になっている。


続いて「大洗リゾートアウトレット


アウトレットを過ぎると、「大洗マリンタワー」が次第に大きくなってきた。


大洗マリンタワー側から見たアウトレット
平日だからか、通りはガランとして、人影が殆ど見えない。
これでも土日は大勢の人が押し寄せるのだろうか? 他人事ながら気になる。


大洗マリンタワー」の高さは60mあり、遠くには富士山、日光那須連山、筑波山が望めるという。


「大洗マリンタワー」で体調を整えてすっきりしたところで、あらためて大洗磯前神社を目指す。
商船三井フェリーターミナル付近


かねふくの「めんたいパーク
戻る際に立寄ることにしよう。


大洗漁港の漁協前付近。
セリが行われる場所である。
港にはたくさんの漁船が停まっている。


大洗漁港内の通りを歩く。
『こんなところを歩くのは初めてだわぁ』


大洗漁港の外堤防
もう20年近く前になるが、釣りで何度も訪れたところで懐かしい。


大洗漁港を過ぎて少し進むと、平太郎磯の標がある。


ここから海岸に出てみよう。


この日の大洗海岸はかなり波が高く荒れていた。”大洗”の名に相応しい?
灯台が霞んで見える。


『あんなところで何してるのかしら?』
『釣りをしてるんじゃない?』
(いしもち釣りの人がいた)


『久しぶりの海だよっ』
『気持ちが良いわねぇ』
後方に見えるのは、「大洗ホテル」


しばしの休憩の後、海岸を歩くことにした。


この辺り一帯は岩礁が多いため、灯台が必要なのだろう。
地震の影響はなかったのだろうか?


石ころで埋め尽くされた海岸を進む。


『石ころの上を歩くのは疲れるけど良い運動になるねっ』


神磯の鳥居”だ。
日本三大民謡に数えられ、茨城県を代表する”磯節”は、この鳥居をバックに踊り、唄われることが多い。
今にも”磯節”が聞こえて来そうだ。


石は波に洗われて小さく、丸くなっている。
大洗磯の波の力であろう。


神磯の鳥居
大洗磯前神社のHPによると、”大御降臨の地を神磯と称云う”と紹介されている。


神磯の鳥居辺りで海岸と別れ、


料理屋横の階段を上ると県道173号に出る。


県道を100mほど戻って、海に向かって構える”二の鳥居”をくぐる。
でかい鳥居だ。


二の鳥居”の先の急な石段を上る。
この日一番の上りだ。


石段の最上部から海を望む。
あいにく、水平線は霞んでいてよく分からない。


御手洗で、きちんと手を洗って参拝しよう。
『口もすすがなきゃねっ』


大洗磯前神社の仁王門をくぐり、


拝殿でお参りだ。
普段は訪れる人は少ないようだが、正月は大勢の参拝客が訪れ、身動きが取れないほどである。


参拝を済ませて大洗磯前神社を後にする。
『何か良いことあるかな?』


大洗町方面を望む。
参道の先に”一の鳥居”が構える。


参道を下ると、


大洗磯崎神社のシンボル”一の鳥居”だ。
二の鳥居”とどっちが大きいのだろう?


大洗町方面へ進んでみよう。
正面の安藤釣具店は、何度も通った馴染の店だ。


大洗町から一の鳥居を望む。


11時55分、ちょうど昼時。
回転寿司、海鮮食事処の店が並んでいたので、ここで昼食をしていくことにした。
少し離れた海鮮料理店へ行った人も。


メニューはどれもみな美味しそうに見える。


お魚天国」で日替わりランチを注文した。
でっかい器の冷し汁うどんと大きな掻き揚げが2つ乗った丼が出てきた。


食後にアイスコーヒーが付いて、840円はお得だと思う。
同じメニューを注文した会員の奥様は、うどんだけでお腹一杯になり、
掻き揚げ丼まで箸が回らず、持ち帰りパックに詰めてもらった。
御主人も『もったいないよねっ』と思わずにっこり。


お腹も一杯になって、皆さん満足の笑顔で食事処を後にした。


最後に立寄ったのは、「めんたいパーク」だ。
既にお腹も一杯になったことだし、そのまま帰ろうかと思ったが、
せっかく大洗に来た手前「めんたいパーク」を素通りする訳にはいかない。


何と、清涼飲料水が無料で提供されている。
一昨年には無かったと記憶している。


こちらは、試食コーナー。
昼過ぎという時間帯のためか、あまり人は並んでいなかった。
せっかく来たので、明太子の軍艦巻を試食してみた。
昼食直後で満腹状態だったが、やはり『美味いっ!』


めいめい土産を買い求めたりした後、「めんたいパーク」を後にした。


やはり大洗マリンタワーは目立つ。
大洗町の観光のシンボルに相応しい。


アウトレットを過ぎると・・・


大洗サンビーチだ。


ちょうど大洗・苫小牧間を結ぶ商船三井フェリー さんふらわあ・さっぽろ が入港してくるところだった。


13時40分、大洗海浜公園駐車場に到着。
いつもの整理体操をして、

『はいっ、今日はお疲れさまでしたっ!』

この日のコースは、昨年企画したものだが、地震の影響で実施されずじまいだったため、今回あらためて実施した。
海風を受けながら歩くのも良いのではないだろうか。


ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次


弁当には大満足! 八方が原ハイキング

2012年06月06日 | ウマさんの気ままなバスハイキング
2012年6月6日(水)


常南トラベル(株)が主催する日帰りバスの旅「八方が原ハイキング」に参加した。
所属する「健康ウォーキング同好会」からは、会長以下有志の9名が参加した。

常南交通本社(谷田部)から大型バスに乗り込んだ。
バスはほぼ満席に近い状態であったが、この後、下館からの乗客のため、294号線へ。


バスに乗り込むと直ぐに朝食の弁当が配られた。
ハムと焼きそばが半分づつ入っているパンだ。ソーセージと小さなトマトが付いている。
どこかのコンビニでも見かけたようなメニューである。
朝食にはおにぎりの方が良いのでは、と自分は思う。


バスは快調に294号線を北上していたが、下妻の125号線手前付近で全く進まなくなった。
事故による渋滞に巻き込まれてしまった。


う回させられた道は後ろも前もご覧のような状況である。


40分以上も遅れて常総線下館駅で最後の乗客を乗せると、直ぐに道の駅「にのみや」で最初の休憩だ。


北関東道真岡ICで昼食弁当を積み込み、東北道へ。


上河内SAで2度目の休憩だ。


上河内SAに到着した時には降っていなかったが、小休止している間に小雨が降り出した。
台風3号の影響で、雨の領域も次第に北上している感じである。


添乗員から手作りのハイキングコース図が配られ、コースの説明を受ける。
「小間々駐車場」から「大間々駐車場」まで皆と一緒に歩き、そこからはいくつかのコースがあるので、
各自自分に適した好きなコースを歩く、ということである。


10時36分、ようやくこの日のゴールとなる八方が原の「山の家たかはら」(学校平駐車場)へ到着し、最後の休憩。
常南交通本社を出発して既に4時間を経過していた。
始発の石岡ロードパークから乗車した人は5時間半もの長旅となった。


ここで、昼食の弁当を受け取り、


準備体操だ。
常南交通のバスハイクにはこれまで10回参加しているが、バス添乗員の号令による準備体操は初めてである。


この後、バスでスタート地点の「小間々駐車場」へ移動。
10時55分、ようやく出発だ。
あいにくこの頃から心配された雨が降り出した。予報より少し早い。


数分遅れて「健康ウォーキング同好会」9名も一団の後を追った。
「健康ウォーキング同好会」がしんがりを務める形となった。


大間々駐車場までは、「大間々自然歩道」を歩く。
自然歩道の入口は、山ツツジの木々に覆われている。
道標がないと見落としかねない。


山ツツジのトンネルを過ぎると、新緑の林が続く。


緩やかな上りの道であるが、レインコートを被っているので、『暑い!』
フードで頭を覆っているので、なおさらである。
直ぐに汗が噴き出てきた。


我々より若干年配と思われる一団とすれ違った。
大間々駐車場をスタートとする下るだけのコースなのだそうだ。


林を抜けると、やや明るい場所に出た。


レンゲツツジはまだ蕾の状態である。
見頃は今週末から来週始め頃だろうか?


山ツツジは既に満開状態、既に満開を過ぎている木も多数見られる。


こちらは、トウゴクミツバツツジ?
ファンの間では、「小間々の女王」と呼ばれるそうだが、その数は少ない。


大間々駐車場が見えてきた。


見頃のレンゲツツジには1週間ほど早かった。
A子さんによると、昨年5月中旬に訪れた時には一面のレンゲツツジだったそうだ。
それで今回も参加したそうであるが、花の時期を見極めるのは難しい。


11時35分、大間々駐車場に到着。


コースの確認をして・・・


「ミツモチ山」目指して出発!


右の「見晴しコース」「青空コース」を進む。
左は「やしおコース」で戻りのコースとして歩くことにした。


この頃になって雨が上がり、時折り陽が差すことも。
『良かったわねぇ』
(傘を差している人もいるが、雨は降っていない)


「シロヤシオ」がところどころに咲いている。
「アカヤシオ」は5月下旬には既に終わっているとのこと。
同じツツジの仲間なのに開花時期は大きく異なるのだ。


「シロヤシオ」は、愛子様のお印として一躍有名になった、そうである。
お花の好きな皇太子ご夫婦が、「純白の花のような純真な心を持った子供に育って欲しい」
との願いをお印に込めたといわれている、とのこと。


右は「見晴しコース」、急な上りが続く、との説明があった道である。
(添乗員によると、こちらのコースを選んだ人はいなかったそうである)
我々は左の「青空コース」を進む。


『緩やかで歩き易いコースが良いゎ』


蕾だけのツツジ(種類は不明)も見られる。
満開になった時が楽しみな蕾の状態である。


『雨が上がって良かったわねぇ』
『ついてるねぇ』


突然視界が開けて、高原山一帯の中岳(1728m)と釈迦ケ岳(1795m)が。
あいにく釈迦ケ岳の頂上付近は雲がかかっている。


殆ど平坦な道が続く。
やや物足りない、という気がしないではない。


これはまた物騒な立て看板だ。
狩猟の人には、くれぐれも気を付けて欲しいものである。


見事な「シロヤシオ」(ゴヨウツツジ)である。


ところどころに咲いている「山ツツジ」に見惚れる。


『なんてきれいなんでしょっ』


12時25分、ミツモチ山(1,248m)の展望台下に到着。
案内板によると、この辺り一帯を”ミツモチ”(かつては三ツ持)と云うそうである。


昼食の前に展望台へ上ってみることに。


数十mも上がると、小さな展望台があった。


雨は上がったばかりで、展望台からの眺望はもう一つ、といったところ。
しかし、高原を吹き抜ける爽やかな風が気持ち良い。


ベンチに戻り、とにかく弁当だ。
真岡鉄道の駅弁”野立御膳”とある。


これは、なかなかの弁当ではないか。
山菜炊き込みご飯に鳥の唐揚げ、鮪の角煮、串だんご、かまぼこ、かんぴょう・竹の子・ごぼうの煮物
などなどが詰まった贅沢な弁当である。酒のつまみにも合いそうだ。


『美味しいっ!』
『今まで食べた中で一番じゃないかしら?』
ご飯はボリュームがあり、女性には多すぎるのでは? と思ったが、皆さんきれいに平らげてしまった。
気になる値段であるが、ネットで調べたら、お手ごろな700円とあった。
真岡を訪れる機会があれば、買い求めたいものである。


気が付くと「やしおコース」から上ってきた人たちも弁当を広げていた。
距離は同じだが「やしおコース」の方が若干時間がかかるとの説明があったが、その通りだ。


戻りは「やしおコース」である。大間々駐車場まで2.6Kmとある。
展望台前の道標に従って進む。


背の低い熊笹が生い茂っている中を進む。


しばらく下りが続く。


13時15分、大丸(おおまる)を通過。
大間々駐車場まで1.6Kmだ。


かなりな下りである。
『逆コースだったら、結構大変だったわねぇ』
『戻りのコースにして良かったねぇ』
同感である。
(歩きながら動いている人を撮るのでブレてしまう。見苦しい点は御容赦願いたい)


ブナやミズナラなどの林が続く。


イラモミの古木
案内によると、イラモミは秩父や丹沢、東海地方に分布しているほか、
この高原山にとび離れて分布している、とのこと。


ミズナラの大木


大きなシダの群生なども見られる。
ここが標高1,200mあることを忘れさせる景色ではある。


一息入れよう。
『お茶が美味しいっ』


林の中は薄暗くなり、次第にガスって来た。また雨が降り出してきた。
林の中のため、雨を少しばかりだが凌いでくれるのはありがたい。


「やしおコース」は下りばかりではない。
今度は上りである。


15分ほどの上りを一気に進むと、「青空コース」との分岐点に出た。
ほどなく、大間々駐車場である。


ゴールまでには少し時間に余裕があったので、大間々駐車場の外周歩道を歩くことに。
昨年見事なツツジのトンネルがあった、というI会長の記憶にすがることにした。
大間々自然歩道を小間々駐車場へ数百mほど進むと、


外周歩道らしき小さな小径があった。
小径へ入ると、山ツツジのトンネルが現れた。
I会長の記憶は正しかっことが証明されたのだ。
『これは、本当に見事だねぇ』


ひと際大きなツツジの木はまさに満開の状態であった。
『これで何とか八方が原に来たという格好が付いたねぇ』


外周歩道を抜けると、小間々駐車場と大間々駐車場を結ぶ道路に出た。
そのまま道路を小間々駐車場に向かうことにした。


雨上がりのため、新緑の緑が一層際立っている。目に沁みるようだ。
『気分爽快ってこのことよね~』


新緑に混じってポツリと咲いている山ツツジの朱色が一段と映える。


舗装された道路を20分ほど歩き、小間々駐車場へ到着した。
ここからまた、大間々自然歩道を歩くことにした。


ゴールの「学校平駐車場」は朝方進んだ方とは反対側の道を進むことになる。


鮮やかな山ツツジのトンネルが続く。


途中で軽く小休止して、


林の中を進む。


時折り、緑の中に山ツツジの朱に出遭う。
何とも言えないコントラストである。


20分ほど大間々自然歩道を下ると、学校平駐車場に到着した。


山の駅「たかはら」で注文したコーヒーは一味違った味がした。
15時20分、バスは次の目的地「かんぽの宿栃木喜連川温泉」へ向かった。


約1時間で「かんぽの宿栃木喜連川温泉」に到着。


「かんぽの宿栃木喜連川温泉」には10年前に日帰り入浴で一度訪れている。
その時は「日帰り館」だったと記憶しているが、今は「宿泊館」での入浴に変わっていた。


汗はとっくに引いてしまっていたが、ひと風呂浴びて汗を流すことに。


館内の食堂でくつろぐ人たちもいるなか、我々は一足先に一層のくつろぎを求めてバスへ向かった。


『かんぱ~いっ!』


風呂上がりに冷えたビールは格別である。
この味を味わうために道の駅「たかひら」で水分補給を我慢していた人も。
17時20分、満足の笑顔で溢れたバスは、静かに「かんぽの宿喜連川温泉」を後にした。


帰りのバスは、高速道ではなく、一路294号線で茨城を目指した。
18時30分、道の駅「にのみや」で最期の休憩。


車窓から筑波山が見えた。
(ピンボケなのは、決してアルコールのせいではない、と思っている)

『今日は、大変お疲れ様でしたっ!』

朝方の事故渋滞が最後まで影響したのか、自宅に着いたときには既に20時を廻っていた。
この日の天気は”午後から雨”の予報だったが、途中から日差しも差してきたのは幸いだった。
”雨の中での弁当”も覚悟していただけに、日差しの中での弁当は正直言って助かった。

蕾のレンゲツツジや盛りを過ぎたシロヤシオに何となく物足りなさを感じていたが、
最後に大間々外周歩道で見事な山ツツジのトンネルに出遭ったことで、金を払った分の元は取れた、と思っている。
昨年参加したI会長の経験・記憶が生かされた、ということである。

ミツモチ山の高原で食べた弁当は、今までで最高の味であった。
これからも常南交通社が主催するいくつかのハイキングへ参加する予定だが、
どのような昼食弁当が出るのか、大いに楽しみである。
今後もこの日の弁当級が提供されるのを期待したい。


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思わぬ雪渓に歓声 一切経山ハイキング

2012年06月01日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2012年5月25日(金)


毎週金曜に地元土浦周辺を歩く「健康ウォーキング同好会」が主催する、
平成24年度第9回(2012年第20回)「一切経山ハイキング」に参加した。


福島県吾妻高原の南西、浄土平に位置する「一切経山ハイキング」ということで、
今回はバスで出かけることになった。
国道6号と学園東大通り交差点の「こばやし布団店」前に集まったのは13名。


6時5分前、ほぼ定刻どおり見慣れた常南交通のバスがやってきた。


バスは天川団地~土浦市民会館と廻り、この日の参加者16名全員が乗り込んだ。
定員21名の小型バスだが、足元はゆったりとして広く、楽にリュックを足元に置くことが出来る。
5席ほど定員に満たないため、その分料金は割高にはなるが、余裕の座席で乗り心地は快適である。


常磐道土浦北ICで朝食弁当を受け取り、全員に配られた。
早速いただくことにした。
味はまあまあで、朝食としての評価は悪くない。


友部SAで最初の休憩。
この後、東北道安達太良SAで2度目の休憩をとり、浄土平を目指した。


東北道福島西ICから国道115号、磐梯吾妻スカイライン(4月8日から11月15日まで無料)を走り、
10時30分、浄土平に到着した。
バスを降りると直ぐに硫黄の匂いに包まれた。
浄土平一帯が火山であったことを実感。


この日は昼ごろから雨の予報。
浄土平で既に標高1600m近くもあることから、気温は18-19℃と低い。
『ちょっと寒いわねっ、上着着て行った方が良いかなぁ』
雨具の用意や地元の昼食弁当をリュックに詰めたりと、準備に余念がない。


一切経山(1949m)は、頂上付近に薄い雲が掛かっている。
白く見えるのは、硫黄が噴出しているためである。


こちらは吾妻小富士(1707m)
一切経山を下山して時間に余裕があれば、火口を一回りしてみたい。


ビジターセンターの後方に見えるなだらかな山は東吾妻山(1975m)だ。


いつもの準備体操。
約4時間近いバスの旅は、やはり長く疲れる。
思いっきりの背伸びが気持ちが良い。


準備体操もしっかりと終え、


10時40分、一切経山を目指して出発!!
この時点でまだ雨は降っていないが、途中で急変することがあるかもしれない。
『何とか最後まで降らないで欲しいわねっ』、『せめて弁当を食べるまでは持って欲しいねぇ』と願うばかりだ。


ビジターセンターを過ぎると「浄土平湿原」に入る。
立派な木道が整備されている。


先頭を務めるのはMさんとKさん。
一昨年、一切経山を目指した当会では数少ない経験者である。
ただこの時は途中から大雨に遭い、頂上では何も見ることが出来なかったばかりか、
危うく遭難しそうになったのだとか。


二人に続いて木道を進む皆さん。
元気いっぱいだ。


木道は途中から細くなる。一人が通るのがやっとの幅である。


高原を思わせる登山道を進む。
前方の東吾妻山は雪で覆われている。
後で聞いた話であるが、今年は残雪が多い、とのこと。


登山カードの投函箱が。
我々は、どちらかと言うと登山と言うよりハイキングである。
登山カードは、まあ良いのではないか? と軽く受け流して通過だ。


噴火した石がごろごろと転がって河原のようだ。


後ろは一切経山
硫黄の噴煙が立ち上っているのが分かる。
このため、一切経山へは酸ケ平を経由する登山道しか通れないようになっている。


残雪(雪渓)の上を歩く。
『雪の上を歩くのは初めてだわっ!』
『この時期、雪渓の上を歩くとは思ってなかったよ!』
感嘆詞の連発である。


雪渓を過ぎるとまた普通の山道が現れる。


浄土平を出発して25分、最初の休憩だ。
水(お茶)が美味しい。


新たな雪渓が現れた。
シャーベット状になっており、普通のハイキングシューズでは滑り易い。
人の歩いた後を歩くのが良い。


『雪の上を歩くのはなかなか疲れるねぇ』


雪渓の向こうに吾妻小富士が見える。


少しばかり急な登山道が続く。
息が上がり、首に額に汗が滲んできた。上着を脱がないと堪らない。


20分ほど上って2度目の休憩。
一切経山と東吾妻山の間を吹き抜ける風が心地良い。


11時30分、酸ケ平分岐に到着。


酸ケ平避難小屋を経由して一切経山を目指す。


分岐点から100mほど進むと酸ケ平避難小屋がある。
前出のMさん、Kさんが避難したという想い出の多い小屋である。


最後の雪渓を過ぎると、


しばらく急な瓦礫の登山道が続く。


途中で振り返えって見ると・・・


目の前に東吾妻山と鎌沼を見下ろす絶景が広がっていた。


『素晴らしい景色だわねぇ』
『ほんと、来て良かったね』


目の前に広がる雄大な景色に、
『この前来た時とは比べ物にならないよっ』
『白い雪が素敵っ!』


一切経山の頂上まであと0.6Kmという地点。
『ここで待ってるから』という人も出たが、何とか説得して、全員で頂上を目指すことにした。


一面の瓦礫に覆われた登山道だが、先ほどに比べると緩やかだ。
『これだったら、行けるわねっ』


一切経山頂上まであと約0.3Km付近。
『もうすぐだねっ』
『五色沼が見えると良いわね』


吾妻小富士(1,707m)
見るたびにその姿を変える。


東吾妻山(1,975m)
東吾妻山の右側に薄っすらと磐梯山(1,816m)が見える。
こちらの方が磐梯山より高い、という実感が湧かない。


頂上まであと少し。最後の瓦礫の坂道を上る。


頂上手前に石が積まれたケルンが。
”空気大感謝塔”と書かれた碑が建てられていた。
よくこれだけの石を積み上げたものだと思う。


12時15分、一切経山山頂(1,949m)に到着した。
登り始めてから1時間45分、3度の休憩を入れるとまあまあのペースだろう。


眼下に「吾妻の瞳」「魔女の瞳」とも呼ばれている「五色沼」が見えた。
つい前日まで雨の予報だったのが、信じられない。
幸運としか言いようがない。


思わず『ばんざ~い!』である。
『来て良かったわ~』


記念撮影をして、


山頂は風除けもなく、いつ天気が急変するか分からない。
お腹も空いたので、避難小屋を目指して下山開始だ。


東吾妻山


『虹が出てるよっ』
普通、弧を描く虹しか見ていないので、このような直線的な虹は『珍しいわねっ!』


当初、”昼食は避難小屋で”と考えていたが、あまりにも良い天気なので、
絶景を観ながら弁当を広げることにした。


竹の皮の弁当箱におにぎりが2個とおかずが少々。
朝食とあまり変わらないメニューだったが、結構美味かった。
注文を付けるとすると、もう少しおにぎりは固く握って欲しい。
素手で掴むと型崩れしてしまうほど軟らかい。


『美味しいわねっ』


『こんな景色を観ながらの弁当は最高だよっ』


13時10分、お昼も終わり、下山開始だ。


『気をつけてっ!!』
瓦礫の道は段差もあり、石ころが滑り易いので、上る時よりも注意が必要である。


雪渓を抜けると、


酢ケ平酸避難小屋だ。
『あの時はこの小屋のおかげで助かったようなもんだょ』と当時を語るKさん。


『鎌沼まで400mか、直ぐだね』


鎌沼を目指して木道を進む。


鎌沼の渕を通り、しばらく進むと、


前方に大きな雪渓が待ち構えていた。


足跡が二手に分かれていてどちらにしようか迷ったが、雪渓を真直ぐ上ることにした。


しかし、途中で足跡は消え、前に進めない。
ここは引き返すしかない。


あらためて鎌沼の渕に付いた足跡を頼りに進む。
滑ったらそのまま沼に落ちてしまう。注意が必要だ。


ほどなく木道が現れた。
『こっちが正解だったねっ』


下山開始から50分、鎌沼湖畔のベンチで一休み。
『これどうぞっ』『ありがとう、ご馳走さま』


『雪の上を歩いてちょっと疲れたわねっ』


雪渓の先端が崩れて沼に落ち込んでいる。
相当な厚さの雪が積もっていたことが分かる。


湖畔の木道を進む。


岩だらけで、どこが道なのか分からない。
この日は平日のためか、これまで途中で人には全く出会っていない。
道標が頼りだ。


大きな雪渓が現れた。
人が歩いたと思しき足跡らしき後を進む。
シャーベット状の雪渓は滑り易い。斜面ともなれば尚更である。
尻もちを撞く人が続出だ。自分も何度か転んでしまった。


雪渓の先に、吾妻小富士が見えたが・・・
ここで、足跡を見失ってしまい、道が分からなくなった。これ以上道なき斜面を進むのは危険である。
何人かで手分けして道を探しだすことが出来、事なきを得た。


雪が融けて、登山道にそのまま雪解け水が流れている。
雪渓にはところどころ穴が空いているので、誤って足を踏み外したりすると危険だ。
慎重にぬかるんだ山道を一歩一歩下るしかない。


ようやく、木道が整備された道に出た。
前方に吾妻小富士がはっきりと見えてきた。


左手に一切経山が望めるようになった。
ゴールは近い。


浄土平湿原の木道を進む。


木道の先に見えるのはビジターセンターだ。


15時5分、予定より40分近く遅れ、ビジターセンターに到着した。
馴れない雪渓の上を歩いたためと思われる。
しかし、全員怪我もなく無事にゴール出来たことは何よりだ。


いつもの整理体操をして。


『皆さん、今日は大変お疲れ様でしたっ』



雪渓に歓声を上げ、東吾妻山・鎌沼の雄大な景色に感動し、五色沼に感激した、一切経山ハイキングであった。
心配された雨には全く遭わなかったどころか、今まで見たこともない虹が突然頭上に現れたことは、
何と言うタイミングの良さであっただろうか。
大方の雨の予報が快晴に近い好天に転じたことは、奇跡と言う他ない。(ちょっとオーバー?)
帰りの車中は、この日の出来事で大いに盛り上がった。
今回都合で参加できなかった人には、次の機会には是非参加して欲しいものだと思う。


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