ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

関東ふれあいの道(茨城)No.12 北条大池から八郷辻間往復

2010年03月27日 | ウマさんの「はつらつ百人委員会」
2010年3月27日(土)


県南高齢者はつらつ百人委員会」主催の「関東ふれあいの道(茨城)」を歩いた。
2年間をかけて茨城県の「関東ふれあいの道」18コース(全255Km)を歩こうというものである。
全コースを踏破し、コース毎に定められた撮影ポイントでの本人写真を送付すると認定証が交付されることになっている。

今回が5度目で、この日は、コースNo.12 北条大池から八郷の辻交差点 までの約10Kmを往復するものである。
今回は、私的な都合で次回例会(4月15日)に参加することができないため、一足先に一人で歩くことにした。
撮影ポイントは、筑波山稜線を従走するパープルラインと県道石岡つくば線が立体交差する不動峠になっている。
一人での撮影のため、三脚持参である。

出発場所の「北条大池公園
ここから不動峠を越えて八郷の辻交差点で折り返し、北条大池公園に戻ってくるというものである。
通常の倍の時間がかかることが予想されるので、8時に家を出た。
北条大池公園には8時35分に到着。出発は8時40分だ。


「関東ふれあいの道」の案内板は古くなっていて地図の部分がよく読めない。


予想最高気温は12度ほどとのこと、風が冷たい。
大池公園の桜はまだつぼみの状態だが大分膨らんできている。
1週間後には開花するのではないか。


地図を片手に進むと、案内板が建てられていた。
 

緩やかな登り道が不動峠まで続く。
自動車が無理なくすれ違える程の広さである。
土曜日のせいであろう、自転車で登る人が多い。
 

途中で見かけた、各種案内板その1

             各種案内板その2
             
                         各種案内板その3
                         石に距離が刻まれているのは初めて見た。
                         

北条大池から不動峠にかけては、なかなかの眺望である。
右手に宝筺山の鉄塔が見える。

            つくば方面を望む。
            

方や粗大ゴミの不法投棄も目についた。あちこちに粗大ゴミが捨てられていた。
 
                     自動車までが投棄されていた。どうやって捨てたのか?
                     

出発して約1時間10分、筑波山稜線を従走するパープルラインが見えてきた。不動峠である。
ずっと登りだったので、かなり汗をかいた。
一休みし、とりあえず記念撮影だ。 
 

記念撮影を済ませると、直ぐに八郷の辻交差点を目指して出発である。
パープルラインの真下で、道が二手に分かれている。
左に行くと筑波山方面、右は八郷辻方面である。迷わず右に進む。


峠を越えると今度は下りのみなので楽である。
この道は車も少なかった。時折、自転車が追い越して行くぐらいだ。


ところどころに鳥居の形をした赤い板が立てられてあったが、何だろう?


しばらく歩くと視界が開け、のどかな里に出た。
懐かしい風景が広がる。


北向観音堂の案内板が立てられていた。
時間があるので、案内板の示す方に行ってみた。畦道が続いている。
 

「小町ほたる橋」を渡ると正面に石段がある。
苔むした石段の上に小野小町伝説の「北向観音堂」が建てられている。
地元の保存会が寄付を募り、2003年7月に再建されたそうだ。
石段は、NHK大河ドラマ「武蔵」で、お通が駆け上がっていったものだとか。
 

10時50分、コースNo.12のゴール八郷の辻交差点に到着。


せっかくなので土産に苺を買い、直ぐに引き返した。


辻交差点に行く途中、バス亭にあった看板が気になっていた「菖蒲沢薬師古道」に立ち寄ってみることにした。
せいぜい10分程度で往復だろうと思っていたら、これが甘かった。
道は狭く、坂道も急で「熊野古道」並みである。片道15分以上も掛かってしまった。
 

「薬師古道」に至る途中の「天白稲荷神社」、赤いキツネ像が印象的である。


薬師如来座像覗き灯篭
灯篭の小さな穴から覗くと薬師如来堂が見える。
 

薬師如来堂」 鮮やかな青色の屋根が強く印象に残っている。 


中央に薬師如来様が鎮座、両側に仁王像が薬師如来様を守護するように配置されている。
薬師如来像は、二度の火災から村民に救われたが、記録を焼失しその由来は不詳とのこと。
室町期の作と推察される、と記されている。昭和43年に石岡市の文化財に指定されている。
  

「薬師古道」を後にし、不動峠を目指した。
のどかな風景が広がる。心が癒される景色ではあるまいか?

         この道は「小町花街道」と名付けられている。
         今はほのかにスイセンの香りが漂う。
         
                   山道に差し掛かると勾配10%の道が続く。正直言って、しんどい。
                   林に囲まれて何の眺望も望めないので、ただもくもくと歩くのみだ。
                   
                           パープルラインが見えてきた時は、ほっとした、というより嬉しかった。
                           

12時20分、不動峠の東屋に到着。
ここまでは休憩する場所も見つからず、眺望もきかなかったので、峠まで一気に歩いた、という次第。
ここで昼食を摂り、ゴールの北条大池に向かった。


やはり目の前に眺望が広がるのは良いものである。

       今度は左手に宝筺山を見ながら北条大池を目指す。ゴールも近い。
       
               北条大池の後ろに見えるのは筑波山だ。
               
                       午後1時30分、ゴールした。
                       「北条大池」の桜祭りの準備はほぼ整ったようだ。
                       

この日は、北条大池から八郷辻間を往復した。
約22Km超・5時間のウォーキングであった。
薬師古道など思わぬ寄り道なんぞもしたが、峠越え往復は、正直言って疲れた。

「はつらつ百人委員会」がこのコースを歩くのは2週間後である。
その頃には、桜の花も満開を過ぎていることだろう。
しかし、桜吹雪の中を歩くのも華やかさと風情があって良いものだと思う。
次は皆さんと一緒に歩きたいものである。


ウマさんの「はつらつ百人委員会」の目次

水芭蕉が見ごろ 笠間北山公園と白鳥湖

2010年03月26日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2010年3月26日(金)

毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、本年第12回「笠間北山公園と白鳥湖」を歩くウォーキングに参加した。

笠間市郊外に位置する「北山公園」には、常磐道・北関東道を利用すれば土浦から30分で行ける近さである。
北山公園駐車場には、この日23名が集まった。


いつもの準備体操をして・・・


9時50分、出発!!
回りの木々は緑が全くなく、まだ冬の景色である。


北山公園には、あやめ、かきつばた、花菖蒲の他、水芭蕉、睡蓮、ニッコウキスゲなどの湿性植物が植栽されている。

     今の時期全く緑がないと思っていたら、水芭蕉は別である。
     やや小柄だが、見ごろを迎えている。
     
           見ごろは4月下旬まで続くそうだ。
           
                    携帯カメラで『パチリッ!』
                    
         何故か水芭蕉の人気は高い。理由は何だろう?
         

小高い丘の上に展望塔が見えてきた。
近くで見ると結構高い(23m)が、勿論エレベータなどない。

       階段を一気に登ると、360度の眺望が広がった。
       『あれ、県庁じゃないかしらっ』
       
                水戸の県庁もはっきりと見える。
                (新デジカメだが、倍率を上げても手振れは少ない)
                
                        手前に見えるのは吾国山、その向こうの一段高い山が加波山だ。
                        

展望塔を降りて公園内を歩く。
適当にアップダウンがあり、散歩にはもってこいのコースである。
『気を付けてくださいねっ!!』
と言っている間もなく、一人が足を滑らせて小川に落ちてしまった。
下半身はずぶ濡れになったが、幸いにも怪我はなかったようである。
 

この日は水車小屋をバックに記念撮影を済ませた。
 

満開の藤棚を通り抜けてみたいものである。


右は「白鳥湖」。
鴨のつがいはあちこちに見られたが、残念ながら白鳥の優美な姿を見ることができなかった。


歩き始めて約1時間、小さな東屋で一息入れる。


引き続き「白鳥湖」の湖畔を歩く。


近くの友部射撃場から頻繁に鉄砲の音がこだまするが、鳥たちは少しも驚く様子はない。
射撃場の鉄砲の音を録音しながら歩く会長。
お芝居の効果音に使うためだそうだが、録音はいかがだったでしょうか?
えっ、話し声がうるさかった? 『どうもすみませんでした』
 

梅雨の頃に来れば花菖蒲やあやめが見られそうだ。


急な石段を上がると、「北山不動尊」があった。
この日の安全をお参りするも”時既に遅し”である。
 

登りがある、ということは、下りもある、ということ。
結構急な石段だ。


「北山公園」の入り口付近。
間もなく、出発地の駐車場である。


桜祭り期間中(4月3日から4月10日)はグラウンドが臨時駐車場になるとのこと。
かなりの人出が予想されるのだろう。


整理体操をして・・・
『今日もお疲れさんでしたっ』


3月下旬で桜の開花も期待されたが、気温はやや低く、まだ蕾はかたい状態であった。
辺り一帯が冬景色の中、水芭蕉を見れたのは何よりであった。
この日は笠間までの遠征であったにも関わらず、弁当はなし。
それでも12時20分過ぎには、土浦に戻ったのだから、弁当なし、は正解であったと言える。


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獲物?は怪我をした鳩でした

2010年03月23日 | ウマさんの釣り三昧
2010年3月23日(火)

先週の日曜日(3月14日)、鹿島港公園にメバルでもと、釣りに出かけた。
最初に北新堤の様子を見に行き、車に戻ろうとした時のことである。
1羽のカラスが何やら鳥のようなものを襲っているではないか。
襲われている鳥はバタバタと羽ばたいていて、回りには鳥の羽が散乱していた。

急いで駆け付けてみると、襲われていたのは鳩であった。
カラスが鳩を襲うのを観たのは初めてだ。カラスは意外と獰猛なのだなとその時思った。
カラスを追い払って、鳩を捕まえてよく見ると、羽の部分を怪我していた。
怪我をして飛べずにいたから襲われたのかどうかは定かではない。

羽には血が滲んでおり、自分の手にもその血がべっとりと付いたほどである。
尻尾の羽が何枚か抜け落ちており、とても飛べる状態ではない。
しかし、命に別条はなさそうである。

カラスは、せっかくの獲物を横取りされたのが悔しいのか、未練がましく近くの電線に停まってこちらを見ていたが、そのうち諦めていなくなった。
しかし、鳩をそのままにしておくとまたカラスに襲われかねないので、家に連れて帰ることにした。

鹿島港公園に移動して釣り糸を垂れてみたが、当りも全くなかったので、早々に引き揚げた。

翌日、ジョイフル本田のペットセンターに行き、野鳥病院などの所在を問い合わせたが、土浦・つくば近辺には心当たりがないとのこと。
とりあえず鳩の餌(500円)を買い求め、怪我が治るまで家で面倒を見ることにした。
元気になって放せばレース鳩のことだから、飼い主の元へ帰るだろう。
 

水と餌を与えると、よほど喉が渇いていたと見え、勢いよく水を飲み餌も食べ、少し元気を取り戻したようだ。


週末になり、怪我のほうも大分回復したようである。
そろそろ放すことにしようと思ったが、念のため脚に脚環が付いていたのでネットで調べることにした。
JPN09 EM 06667 とある。

直接番号のみを入力しても不明だったので、”迷い鳩”で調べると、「日本鳩レース協会」管理のものと分かった。
これとは別に「日本伝書鳩協会」が管理する番号もあり、その番号は、NIPPON 2009 xxxxxx となっている。
番号から”迷鳩担当者”が判明する仕組みになっている。

日本鳩レース協会の受付は平日のため、23日になって日本鳩レース協会に問い合わせた。
番号を伝えると、飼い主を教えてくれた。横浜の人であった。
飼い主に電話し、こちらの住所電話番号を知らせると、引き取り業者に伺わせると言う。
その日一日自宅で待機していたが、業者からの連絡はなかった。
翌日(24日)午後になって、宅配業者(日本通運)が専用の段ボール箱を持って引き取りに来た。
早ければ明日にも飼い主の元に届けられるだろう。
とんだ獲物だったが、これで肩の荷が一つ降りた。

古代に思いを馳せる 我孫子手賀沼散策

2010年03月19日 | ウマさんの「健康ウォーキングの会」
2010年3月19日(金)

毎週金曜に地元土浦周辺を歩く同好会「健康ウォーキングの会」が主催する、本年第11回「我孫子手賀沼周辺」を散策するウォーキングに参加した。

この日は、出発地の常磐線我孫子駅までは電車を利用した。
今や遅しと荒川沖駅にて電車を待つことしばし。


我孫子駅前で何やら覗きこんでいるが・・・


我孫子市ゆかりの文化人の紹介である。
明治期にはすぐれた科学者・文化人がこの地で育ち、多方面で活躍した。
志賀直哉、武者小路実篤、バーナードリーチなど著名な人物が多い。


この日の参加者は26名。
駅前で体操、は狭くて通行人に迷惑がかかるので、とりあえず手賀沼公園へ行くことにした。


途中に「我孫子八坂神社」があったがお参りはパスである。
7月下旬の土日に摂り行われる神社の祭礼には、屋台と神輿が奉納曳行される、とある。


我孫子駅から10分ほどで「手賀沼公園」に着く。
先ずは準備体操である。今日も良く晴れて太陽が眩しい!!


かつては湖沼の汚染度ワーストワンという不名誉な称号に甘んじた手賀沼であるが、その後浄化が進み、今はその汚名は返上しているとか。
今では、恥ずかしながら我々の住む霞ヶ浦の方が汚染がひどいのではないだろうか?
我孫子市を見習いたいものである。


小さな水辺の公園に我孫子市にゆかりのある作家たちの紹介があった。
武者小路実篤

                 「暗夜行路」「城の崎にて」などの小説で知られる、志賀直哉
                  

既に早咲きの桜が三分咲きの状態である。満開は間もなくだ。


手賀大橋が見えてきた。
対岸の「道の駅しょうなん」まで往復することにした。


対岸側は、かつては沼南町であったが、現在は柏市になっている。
スーパー銭湯「満天の湯」は、まだ昼前というのに、駐車場は車がいっぱい。
柏の皆さん風呂が好きなんですねえ。天然温泉が売りになっているのかも。
 

道の駅しょうなん」で一休みして行くことに。

            最近、道の駅やJAの産直の人気が高いとのことであるが、ここも例外ではない。
            大勢の人が地元で採れた野菜などを買い求めに来ていた。
            
                       しばし小休止してお茶でも一杯。
                       

一息入れた後、橋の反対側を通って我孫子市側に引き返す。


我孫子市の風景。


手賀沼親水広場へ向かって歩く。
湖沼を吹き渡る風が心地いい。


水の館は無料ということなので入館してみた。

          水の館には、水質浄化啓発の色々な展示物や資料室、プラネタリウム、展望室などがある。
          2階のミニ水族館には、手賀沼の過去と現在に棲んでいた魚が展示されている。
          
                  屋上展望室から見た手賀大橋。
                  
                            反対側の高野山新田方面を望む。
                            
                  親水公園で昼食
                  やはり歩いた後外で食べるおにぎりは美味しい。
                  
        昼食も済んで、水の広場にて水と戯れる。
        

水の館と道路を挟んで反対側に「鳥の博物館」がある。
こちらは有料、団体割引で240円である。
70歳以上は無料となっている。なんと我が一行に該当者が10人も。

         手賀沼の様子がパノラマ式に展示されている。
         

鳥の剥製が巧みに配置されていて、本物を見ているようだ。
アオサギや鴨たち(左) オオヨシキリが雛に餌を与えているところ(右)
 
         日本で見られる殆どの鳥が展示されている。
         もちろん海外の鳥もたくさん紹介されている。
         
                じっくり見て回ると一日では足りない。
                鳥愛好家にとっては、たまらない場所だろう。
                

前原古墳」跡から手賀沼を見降ろし、古代に思いを馳せる。
平成21年に発掘調査が行われ、出土した土器から3世紀後半のものと判明、我孫子市最古の古墳であることが確認された。
発掘された方墳2基は、地下に埋め戻して保存されている、とのこと。


前原古墳跡から引き返し、再び水辺に沿って歩く。
藤棚が満開の頃にくぐり抜けてみたい。


60-70Cmほどの可愛らしい竿で釣りを楽しむ人たち。
何が釣れるのだろう。


手賀沼遊歩道はどこまでも続く。天王台駅はどこだ?


いつの間にか行き過ぎたらしいことに気が付き、すれ違う人に聞いてもはっきりしない。
とりあえず引き返すことに・・・  よくあることです。
(遊歩道に周辺地図なんぞ備えて欲しいと願うのは、ちと勝手すぎるというもんでしょうな)


車の多い道路脇を通り、引き返すこと1Km余り。
ややペースが落ちてきた。皆さん少々お疲れの様子。


さらに1Kmほど歩き、やっとゴールの天王台駅が見えてホッとひと安心。
それでも14時30分ゴールだからちょうど良い時間ではある。


駅前には公園のような広場はないため、駅横のちょっとしたスペースで簡単に整理体操をして、
『はいっ! 今日はお疲れ様でした』


この日の歩数は約17,000歩。
帰りの電車での一杯は体に沁みわたるようであった。
ひと眠りした人もいたようだ。


ウマさんの「健康ウォーキングの会」の目次

早春の葉山周辺を歩く

2010年03月16日 | ウマさんの「KDD友歩会」
2010年3月16日(火)

KDD遊歩会」の定例ウォーキングに参加した。
今回は、京急新逗子駅からバスで森戸神社まで行き、真名瀬漁港を経て山口蓬春記念館を見学。
その後一色海岸・葉山公園・葉山御用邸を経て、バスでJR逗子駅に戻る歩程約6Km(予定)のウォーキングである。

集合場所の京急新逗子駅


駅の近くをぶらりと歩いてみた。
田越川に架かる真っ赤な欄干の仲町橋(なかちょうばし)が印象的である。
 

この日は、いつもよりやや少ない24名が集まった。


新逗子駅前から葉山行きのバスに乗り込む。
行き先は森戸海岸沿いの「森戸神社」である。


新逗子駅が始発になっているので、全員座れて一安心。(立っているのは後から乗った客)
葉山へは海岸回りで県道207号線を通る。
道が細くて、軒や人にぶつからないかとハラハラするが、運転はさすがである。


「森戸神社」で降り「森戸大明神」まで歩く。
交通量も多く、一列縦隊で歩くのも怖いくらいだ。


まず「森戸大明神」にお参りするのが先である。
鳥居にしめ縄が掛けられており、重厚な感じである。


おせき稲荷
古来より「咳が止まらない人」「喉を使う職業の人」たちの、篤い信仰があるそうだ。

境内にはこの他にも、英霊・祖霊・水子の霊など多くの霊が祀られている総霊社や、安産・子宝の神様として知られる水天宮などがある。

森戸大明神」にこの日の安全・無事を祈願して・・・


大明神脇を抜けると、海岸の磯場に出た。
石原裕次郎を偲ぶ碑が建てられている。


磯の香りが何とも言えない。
遠くには、江の島が霞んで見える。
よく晴れた日には、富士山もくっきりと見えるそうだ。


観光客なのかあるいは地元の人であろうか、海中に漂っている若布を拾っている姿があちこちに。
どうやら早い者勝ちのようだ。ビニール袋一杯の人もいる。


『今夜の味噌汁の具にでもするかっ!』
貰ったついでに土産に持って帰る人も。


この日は、南の風が強く、海は大荒れ。


真名瀬漁港
海が荒れているためか、たくさんの漁船が陸揚げされていた。


しかし、サーファーにとっては、絶好の波なのだろう。
時々サーファーとすれ違う。かっこいい!!


北斎や広重も描いた名勝地、長者ヶ崎は、神奈川景勝50選のひとつになっている。


山口逢春記念館」の案内に沿って行くが、道は狭い。
人一人がやっと通れるほどである。
 

記念館入り口。ガラスに”山口逢春記念館”の文字が刻んである。


館に続く庭には多種多様の花木が植えられている。
これから花の季節、色とりどりの花が訪れる人の目を楽しませてくれるだろう。
ただし、”庭だけの鑑賞はお断り”とあるので、注意したい。


3月28日まで、山口逢春とやまと絵 展が催されている。
その後も次々と山口逢春の展覧会が企画されている。入館料は500円である。
館内ではやまと絵の展示とVTRで山口逢春の紹介がなされている。
中は撮影禁止となっているため、ここでは作品は紹介出来ない。
ポスターとパンフレットで我慢していただくしかない。


館の二階和室から海を見ることができる。
昭和23年から昭和46年まで葉山のこの地で画業に勤しんだ山口逢春も、こうやって海を見ていたのだろう。


「山口逢春記念館」を出たところで、12時半。そろそろ昼食の時間だ。
地元の料理を食べよう、と世話人が予約していた近くの”食堂”に向かった。


小さな”食堂”なので、我々一行が入りきるまでしばらく時間がかかった。


中はカウンターと座敷になっており、満員状態である。
こんなに客がいっぱいになるのは、この店にとっては珍しいことではないだろうか。
年配の夫婦とお手伝いさんの3人で切り盛りしていた。


青物魚は苦手、という一人を除き残り全員が焼き魚(鯖)定食。
ご飯はお代り自由、これで値段は1000円。脂が乗ってなかなか旨かった。


逗子から葉山辺りにかけては、空き地らしきスペースは殆ど見られない。
狭い土地を実に有効に使っている。駐車場もご覧のとおりである。
どうやって入れたのか? 実際に入れるところを見てみたい。


葉山しおさい博物館・公園」は時間の都合で入園はパス。
この公園は、葉山御用邸付属邸の跡地で、昭和天皇の皇位継承の地として知られている。

博物館の直ぐ後ろが一色海岸になっている。
南風が強く吹き、気温も上昇。初夏のような暖かさだ。
浜辺を歩くのは気持ちが良い。


葉山御用邸横を流れる川の"臨御橋"を渡って「葉山公園」へ。


葉山公園で最期の休憩を摂り、「葉山御用邸」の正門前を通って葉山大道のバス亭に向かう。


途中、鴨立亭(シギタツテイ)という創作菓子店に立ち寄った。
大磯に本店があるそうだ。


コーヒーだけでも、と思ったら、お菓子も一緒にということだ。
高級そうなお菓子が並べられていた。値段も高いので見るだけにしておいた。
 

この後葉山大道からJR逗子駅行きバスに乗り、帰路についた。
 

この日は未明まで土砂降りの雨が降っていたが、天気は急速に回復、一転春の陽気となった。
帽子を飛ばされそうになるほど南風が強かったが、久しぶりに浜辺を歩き、磯の香り・感触を楽しんだ。
 

ウマさんの「KDD友歩会」の目次