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ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

北海道旅行2010 第12日目(山形城、多賀城)

2010年08月13日 | 2010北海道旅行
2010年8月13日(金)


前夜は道の駅「おおえ」に泊まった。
翌早朝、散歩に出てみると、観光やな場があった。

          地元の人が準備(清掃?)に忙しそうだった。
          

すぐ近くに「おしん」の撮影ロケ地がある。
撮影現場を示す看板は、韓国語、中国語でも説明されている。
韓国、中国の観光客も訪れるのだろうか?

       目の前を最上川がゆったりと流れている。
       

道の駅「おおえ」に隣接する日帰り温泉施設「健康温泉館」(舟唄温泉)は、
源泉掛け流しの本格的な天然温泉で、湯量も多い。かすかだが硫黄の匂いがする。
朝6時というのに、地元の人は200円という安さも手伝ってか、一番風呂を目指して大勢の人がやって来ていた。



当初の予定では、藤沢周平記念館を訪れた後、帰宅することにしていたが、「日本百名城」
を買ってしまったことから、山形城を訪れないで帰るわけにはいかない。


朝風呂で汗を流した後、日本百名城のひとつ「山形城」に向かった。
本丸跡地は復元工事中だった。復元後は、公園になるとのこと。
どうやら裏側から入ってしまったようだ。

       二の丸と本丸の間にある濠
       
              本丸の正門に当たる一文字門に架かる大手橋は既に復元されている。
              

山形城は延文元年(1356年)斯波兼頼(しばかねより)により、創建されたと伝えられている。
慶長年間(1600年頃)から元和年間にかけて、山形城と城下町を完成させたことで、
兼頼から十一代目にあたる最上義光(もがみよしあき)の銅像が建てられている。

       多門櫓
       普段は中には入れないらしいが、現在一般公開されている。
       
              二の丸の濠は、桜の名所でもあるそうだ。
              
                     二ノ丸東大手門
                     
                            濠のすぐ脇を山形新幹線が走っている。
                            東大手門に架かる橋の下を新幹線が走るという時代の流れを感じさせる景色である。
                                          


霞城公園の一角に、変わった洋風建築の建物がある。
旧済生館本館である。
入場料は無料となっている。

          明治に使用されていた洋風の県立病院で、当時の医学医療関係資料や
          医師アルブレヒト・ローレツ博士の資料などが展示されている。
          重要文化財に指定されている。
          

山形城、済生館を見終わった時点でお昼をちょっと過ぎていた。
高速に乗る夕方までにはまだ時間がある。

山形で時間を潰すのももったいないので、「日本百名城」巡りを続けることにし、一路仙台に向かった。
最初に向かったのは仙台城だったが、駐車場に入るのに長蛇の列、先に多賀城に行くことにした。

日本百名城のひとつ、「多賀城」の政庁跡
日本の律令時代に、陸奥国に設置された城であり、塀、石垣、櫓、天守閣などはない。

       礎石が残るだけである。コンクリートで固めて保存している。
       
              こちらは政庁南門跡の礎石
              
                     多賀城政庁の推定復元模型
                     周りは一辺約100mの築地塀で囲まれ、中央に政庁正殿があり、
                     手前に南門がある。
                     

南門からの眺望はなかなか素晴らしい。


南門の坂の下から見上げる。石組みの階段になっている。


多賀城を見終わった後、仙台城に引き返そうと思ったが、スタンプを押せる夕方5時までには間に合いそうにない。
連絡先の仙台市教育局文化財課に問い合わせ事情を説明すると、スタンプを押したものを送ってくれるという。
まあ今回はそれで我慢し、またの訪問時に正式に押すことにしよう。


今回の北海道・東北旅行は、終わってみれば半分は「日本百名城」スタンプ・ラリーであった。
「日本百名城」巡りはまだ始めたばかりで完全制覇は遠い先のことになりそうだが、
これからも旅の友としてこの本を携えて行こうと思っている。


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北海道旅行2010 第11日目(月山御田原湿原、藤沢周平記念館)

2010年08月12日 | 2010北海道旅行
2010年8月12日(木)


この日は、朝から月山御田原湿原へ向かった。”弥陀ケ原”とも書くようだ。
月山(標高1984m)の八合目(約1500m)までキャンピングカーで登るのはかなりきつい。
途中の山道は舗装されてはいるが、急で曲がりくねった細い坂道が延々と続く。
幸いにも朝から上ったためか、数台の定期バスとすれ違っただけだったが、
麓の月山ビジターセンターから八合目までたっぷり1時間かかった。


八合目駐車場からの眺望は素晴らしいの一言に尽きる。
あえぎあえぎ上って来た甲斐があろうと言うものだ。

あいにく鳥海山、日本海は霞んで見える。



木道が整備されているので歩き易い。
途中の御田原神社から石畳に変わる。(右側通行)

       もう少し晴れてくれると日本海がはっきりと見えるのだが・・・
       
              やや雲がかかってはいるが、鳥海山(2236m)がうっすらと見える。
              
                     
レストハウスから10分ほどで御田原神社横の月山御田原参篭所に到着。
月山中之宮として祈祷・神札等を取り扱っている。また、宿泊・昼食等も提供している。
こんな所に神社があるとは思ってなかったので御朱印帳を持って来なかったが、
記念の御朱印は欠かせない。

       その前に御田原神社にお参りだ。
       この頃から雨が降ってきた。山の天気は変わり易い。
       引き返そうか迷ったが、折りたたみ傘を持参していたので、散策コースを一周することに。 
       

この辺りは湿原のため、あちこちに大小の池を見ることができる。
このような高いところ(約1500m)なのに湿地があり、水が枯れないのが不思議な感じがする。

       
              

お花畑の看板

       小さくて可憐な花が見られる。(花はかみさんが撮影)
       
               
                     
                            
                                   

途中からあいにくの雨になったが、念願の月山湿原とお花を見ることができ、かみさんも満足の様子。

次の目的地、鶴岡へ向かう途中、羽黒山大鳥居下を通ったので撮影した。


鶴岡に足を延ばす理由は、今年の4月に藤沢周平記念館がオープンしたためである。
かみさんが藤沢周平の熱烈なファンなのだ。
NHKで放映された「蝉しぐれ」を見て少しばかり興味があったので、付き合うことにした。

藤沢周平記念館に向かう途中、庄内藩校「致道館」に立ち寄った。
表御門

       致道館の名前は、論語の「君子ハ学ビテ以テソノ道ヲ致ス」から名付けられたもので、
       入って左側にある聖廟(せいびょう)には孔子像や祭器が展示されている。
       
              講堂
              
                     講堂入口に”致道館”の大きな額が掛けられている。
                     
                            御入間(おいりのま)
                            藩の会議などで藩主や家老が入った間。
                            
                            致道館は、昭和26年(1951年)に、優れた文化遺産として
                            国の史跡に指定されている。

藤沢周平記念館
前にも書いたがこの4月29日にオープンしたばかりだ。

       エントランスホールは落ち着いた雰囲気である。
       展示室内の撮影は禁止となっている。
       
              作品に関する情報はPCでも見ることができる。
              著作本等を自由に読むことができるサロンもある。
              
              開館特別企画展として11月28日(日)まで『蝉しぐれ』の世界が展示されている。
              鶴岡市を訪れたら、興味のある方は立ち寄ってみてはいかがだろう。
              入場料は300円だ。


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北海道旅行2010 第10日目(じゅんさい、久保田城、天徳寺)

2010年08月11日 | 2010北海道旅行
2010年8月11日(水)


前夜宿泊した道の駅「ふたつい」からこの日最初の目的地「久保田城」に向かう途中、
じゅんさいの町”の看板を見かけた。
少し走ると池で何かの作業しているのを見つけちょっとお邪魔することにした。

       TVでじゃんさいの収穫作業を見たことはあるが、実際のじゅんさいがどんなものか、
       どんな作業をしているのかを知りたくて池に向かった。
       池に生えているスイレンや藻を取り除いているところだという。
       
              池に育つのはじゅんさいばかりではない。
              スイレンもいわば雑草である。
              円形で割れ目のあるのがスイレンだが、じゃんさいとよく似ている。
              
                     じゅんさいの葉は楕円形をしてスイレンより小さいのが特徴である。
                     葉の裏から茎の部分にかけて、ぬめりがある。
                     

じゅんさいは花も咲く。小さくて可愛らしい。

       じゃんさいは、大きくなると池の表面に出てきて葉になるそうだ。
       水の中にある葉になる前の若芽が”じゅんさい”の食べ頃で、
       収穫時期は3月から6月頃までだそうである。
       
       三杯酢で食べるのが一般的で、澄まし汁に入れても美味しいそうだ。
       いろいろ質問すると丁寧に答えてくれる。
       作業の邪魔をしては申し訳ないので、お礼を言って先へ向かった。


日本百名城のひとつ、秋田市の久保田城に向かった。
久保田城は、久保田藩主佐竹氏の居城で、矢留城、葛根城とも呼ばれる。
久保田城二の丸から本丸への長坂

       長坂門(二の門)跡
       この門を抜けると表門(一の門)がある。
       
              久保田城の表門
              
              実に堂々とした構えの門である。
              
                     表門の石段下に「御物頭御番所」(おものがしらごばんしょ)が建っている。
                     長坂門(二の門)の開閉や登城者の監視、城下一帯の警備を担当した。
                     城内で旧位置で今日まで残る唯一の建物とのこと。
                     

表門を抜けると広い庭になっていて松の木が植えられている。
本丸跡には、秋田藩最後の藩主第十二代佐竹義堯(よしたか)公の銅像が建てられている。


城内に8つあった櫓のうちのひとつ、御隅櫓が再建され、市のシンボルになっている。
当時は二層の櫓であったが、展望室を設けて三層になっている。

       一番左が久保田城初代藩主佐竹義宣
       慶長七年(1602年)に常陸国水戸より久保田藩初代藩主となる。
       
              一番右が最後の十二代藩主佐竹義堯
              明治二年(1869年)に版籍奉還するまで藩主を勤めた。
              約270年間、佐竹氏の時代が続いたことになる。
              

御隅櫓展望室からの眺望



本丸、二の丸は現在千秋公園となっており、市民憩いの場となっている。

       平成20年、文化財(記念物=名勝)に指定されている。
       


この後、佐竹氏の菩提寺「天徳寺」に向かった。
一目見て、『大きくて立派な寺だな』という感想である。

       総門(国指定重要文化財)
       
              総門から山門は少し離れている。
              参道両側の松の木立が素晴らしい。
              
                     山門(国指定重要文化財)
                     
                            山門から本堂まで続く松並木も見ごたえがある。
                            総門から本堂まで一直線上に配置されている。
                            

佐竹氏菩提寺天徳寺の本堂(国指定重要文化財)
歴代の佐竹家の武具や生活用具など多くの文化財を保持しているとのこと。
茅葺だが、大きな建物なので、とても1枚に収めきれない。
本堂内部の一部を見させてもらうことはできるが、写真撮影禁止となっている。

              
                            

本堂向かって左側に豪華な佐竹家御霊屋(たまや)が建てられている。
この右側には、歴代藩主の霊廟がある。


天徳寺は、総門、山門、本堂のほか書院が重要文化財に指定されているが、
直線的な配置や参道の松の木の見事さなど一見の価値はあるのではないだろうか。


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北海道旅行2010 第9日目(白神ブナ林散策)

2010年08月10日 | 2010北海道旅行
2010年8月10日(火)


「津軽海峡フェリー」の駐車場で夜明けを迎えた。
フェリーの駐車場利用料は一泊500円だが、たくさんの車が泊まっていた。

       青森から到着した「びるご号」に乗り込む。
       

青森港に到着したのは、昼前だった。
国道7号線沿いの大きな店構えの蕎麦屋「小巾亭」に寄った。
目立つ建物で、吸い込まれるように入ってしまった。

       昼前だったが、大勢の客で賑わっていた。商売繁盛のようである。
       
              天ざる(950円)を注文。細麺だが腰があり、美味しかった。
              

白神ブナ林散策道に向かう前に、白神山地ビジターセンターに立ち寄った。

       白神山地や散策コースなどの情報を得ることができる。
       また、山に入るときのマナーやブナについていろいろ知ることができる。
       
              ブナの根を鏡に写して上から見られるようになっている。
              毛細血管のように随分とたくさんの根が張っている。
              

ブナの一生、ブナ林のしくみ、白神山地の生態系などが展示されている。
この他にも、CWニコル氏や今井通子氏など著名人の録音テープを聴いたりできる。


車で30分ほど進むとアクアグリーンビレッジANMONに到着する。
ここで、地図で案内してもらい、「ブナ林散策道」へ向かった。
ブナ林散策道は、白神山地の生態系を手軽に体験できるコースである。
せっかくなので三つの滝が観れる「暗門の滝歩道」に行きたかったが、
かみさんの強い要望(歩くのが苦手)で「ブナ林散策道」とあいなった。

       暗門橋を渡ると、周り一帯がブナの原生林で、青々とした緑が迫ってくる。
       
              一周約1時間半の散策道が整備されている。
                
                     枯れたブナは苔に覆われ、根元にはきのこが生えている。
                     ブナは枯れても森を活かす生態系の中で生き続けているのだ。
                     

ブナによって蓄えられた水が流れ、気温との温度差で湯気が立ち込める。
沢の周辺はひんやりとした風が吹き抜け涼しい。水も冷たくて美味しい。

                    散策路の入口に”ブナ原生林の水水飲場”がある。
                    ペットボトルなどに入れて持ち帰る人も多い。
                             

1時間半の散策コースを歩いて汗をかいた。
ビレッジに温泉「暗門の湯」があったので汗を流していくことにした。

       露天風呂もある。湯はさらさらとして気持ちが良い。
       

白神ラインを通って日本海側に抜けたかったが、途中は細い砂利道ということで、
やむなく東北道大鰐弘前ICまで引き返した。
国道7号線をひた走り、道の駅「二ツ井」に到着した頃には真っ暗になっていた。


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北海道旅行2010 第8日目(一路函館へ)

2010年08月09日 | 2010北海道旅行
2010年8月9日(月)

支笏湖畔の苔の洞門を観た後、再び道の駅「ニセコビュープラザ」に戻って車泊。
この日は、函館に戻るのだが、日本海側を回ることにした。

黒松内町で国道5号線から別れ、寿都湾に出たところで写真のような目立つ看板が目に入った。

       ラーメン屋かと思ったら”ばくだん”とやらを売っていた。
       何かと思ったらポン菓子のことだった。
       
              気になったので寄ってみた。
              米やとうもろこしの他、マカロニや餅などもあった。
              とうもろこしを買ったが、とにかくでかい。これでも小さい方(800円)である。
              砂糖を混ぜるなど特に味付けはしていないが、原料の甘みがあって飽きない。
              健康には良いようだ。
              

かみさんのカントリーサイン収集のため、道の駅「みなとま~れ寿都」に立ち寄った。

       北海道では103番目、比較的新しい道の駅である。
       3年前に通った時にはまだなかった。
       
              道の駅裏の寿都港にはイカ釣り漁船が停泊していた。
              

弁慶岬はすぐ近く(約5Km)だ。
奥州を逃れた義経・弁慶一行はこの地に滞在していた。
義経再挙の兵を募って蝦夷へ向かったという情報を得た弁慶が、毎日毎日、この岬に立って兵の到着を待っていた。
しかし、挙兵軍団の船影を見ることはできなかった。
そんな弁慶の姿を見ていたアイヌたちは、いつしか弁慶岬と呼ぶようになったといわれる、そうな。



瀬棚町に向かう途中、三本杉岩の手前に「漁師の直売店」がある。
昼前だったが、寄っていくことにした。

       このような店は、この一軒だけなので、平日にもかかわらず結構な客が入っていた。
       
              
あわび丼(2,000円)
先ほどまで生きていたのだから、新鮮そのもの。
こりこりとした歯応えは最高!!

       かみさん注文のウニ・イクラ・ホタテの三色丼(1,700円)
       ボリューム満点である。
       
              ツブ貝(100円)とホタテ(150円)を1つづつ焼いてもらったが、
              ついつい値段の安さに釣られて注文し過ぎたようだ。
              

今年は北海道に来てからというもの、一度も涼しいと感じない。
この日も朝から30度を越す暑さである。
道の駅「てっくいランド大成」で「あわび荘」を紹介され、一汗流していくことにした。
手前の建物が温泉施設で後ろの高い建物は国民宿舎の宿泊施設になっている。
地元の人は200円、一般の人は360円で利用できる。

       町の普通の入浴施設だろうと思っていたら、なかなかどうして
       値段の割には本格的な温泉である。
       ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉で塩分が濃い。
       
              露天風呂も立派な造りだ。
              アブを追い払うのが大変で、早々に出たのは心残りだ。
              

北海道の海岸線を走っていると、あちこちで奇岩が見られる。
この”親子熊岩”もそのひとつ。



この後、のんびりと道の駅「ルート229元和台」「江差」「あっさぶ」と周り、国道227号線を函館に向かった。
函館に着いて、「青函フェリー」に予約を入れたところ、盆明けまで満車だとのこと。
一瞬、頭が真っ白になった。盆明けまで本州に戻れない?
慌てて「津軽海峡フェリー」に連絡確認すると、こちらは翌朝の便が何とか空いていた。
「青函フェリー」は、貨物便の利用がメインで値段も安いからだと分かった。
直前に乗船券を買い求めれば良いだろう、とたかをくくっていたが冷や汗ものだった。
早速「津軽海峡フェリー」に予約を入れ、港へ向かい、駐車場で夜明けを待つことにした。


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