ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

日本100名城巡り No.43 犬山城

2010年10月11日 | ウマさんの「日本100名城」巡り
2010年10月11日(月)


3連休を利用した今回の100名城巡りスタンプラリーの最後は、
日本100名城のひとつ「犬山城」を訪れた。


犬山城を訪れてみて、城の旧二の丸(松の丸)と三の丸に4つの神社が
建てられていることに気がついた。
それぞれ目的があってのことだと思うが、4つも神社があるのは珍しい。
犬山城本丸に向かって鳥居が3つ見える。

       一番左が「猿田彦神社」、
       
              その右に「三光稲荷神社
              
                     一番右は「針綱神社」の鳥居である。
                     
                            そしてもう一つは道路の反対側に「犬山神社」の鳥居がある。
                            

国宝 犬山城と刻まれた岩の前は、撮影スポットになっている。
次から次へと撮影していく。なかなか順番が回ってこない。

       
左側の登城道を進むと、黒門跡の石垣が当時を偲ばせてくれる。

       黒門は現存しないが、定礎の石が一つだけ残されている。
       
              本丸に通じる樅の丸、桐の丸にも石垣がある。
              
                     登城道最後の坂を登りつめたところに
                   岩坂門跡
が残されている。
                     
                            本丸門へ続く石畳と石垣
                            
 
坂を登りつめると本丸門が現われる。
復元されたものだが、やはり城の雰囲気が味わえる。
登城道最後の本丸門入口の門で、外側が鉄で防禦
されていたので鉄門と呼ばれていた。

       本丸門を内側から見たところ。
       100名城スタンプは、右側の階段を上ったところの
       奥に置かれている。
       

国宝犬山城天守閣
犬山城は日本で唯一の私有城主(成瀬家)のいる城であったが、
平成16年(2004年)に財団法人「犬山白帝文庫」の所有となった。

       昭和10年(1935年)に国宝に、および昭和27年に
       規則改正にともない国宝に再指定されている。
       現在国宝に指定されているのは松本城姫路城彦根城
       そして犬山城の4城で、その中では最も古い城である。
             
              付櫓
              天守の入口が敵兵に破られそうな時、側面から
              猛攻を加えて防備するのが付櫓。
              
              

大杉様
付櫓の横にあり、犬山城築城頃からの老木で、樹齢650年、
高さは天守閣と同じ位の24mあった。
落雷には城の身代りに、台風の時は風除けにもなったりして
城を守る御神木として崇められてきたが、1965年頃についに
枯れてしまった。


天守閣の中に入ると、野面積の石垣が目に入る。

       犬山城天守閣の模型。よく出来ている。
       
              藩の石高が大きい順番に表示されている。
              なかでも金沢前田藩の102万石は突出している。
              
                     松山藩、臼杵藩などは5万石となっている。
                     

上段の間
床には畳が敷き詰められ、床、違い棚が設けられた書院造の間。
城主の部屋とされ、江戸時代に改造されたと考えられている。

       高欄(こうらん)の間には、歴代城主の絵・写真が展示されている。
       成瀬家城主は元和三年(1617年)に初代成瀬正成に始まり、平成16年
       (2004年)の十二代城主成瀬正俊氏まで実に387年間続いた。
       
              全国の有名な城の写真が展示されている。
              

天守閣からの眺望
本丸門の向こうに尾張富士(275m)が見える。

       御在所山方面を望む。右側の山は伊木山。
       
              ライン大橋、伊木山を望む。手前は木曽川。
              
                     木曽川の向こうは各務ヶ原市街
                     
                            ツインブリッジ犬山橋が見える。
                            

岐阜城に劣らない眺望である。




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日本100名城巡り No.39 岐阜城

2010年10月11日 | ウマさんの「日本100名城」巡り
2010年10月11日(月)


日本100名城のひとつ「岐阜城」を訪れた。


金華山(329m)のてっぺんに岐阜城が見えてきた。

       美濃斉藤道三の居城で、稲葉山城と称し、難攻不落と言われた城だが、
       これほど高い場所に建てられているとは正直思っていなかった。
       想像を遥かに超える高さである。
       

ロープウェイ近くの駐車場では、キャンピングカーとの理由で断られ、
長良川河川敷の無料駐車場を案内された。
案内図に従って行くと、既に多数の車が駐車していた。

       駐車場から歩くこと約10分でロープウェイ山麓駅に着いた。
       
       
ロープウェイから観た景色。

       ロープウェイ山麓駅近くに信長公居館跡があり、
       現在発掘調査中であった。
       
              みるみるうちに岐阜の町並みが小さくなって行く。
              
                     下りのロープウェイとすれ違う。
                     

およそ3分で山頂駅に到着した。
もうすぐ天守閣を間近に見ることが出来ると思うと
胸がワクワクする。

       ロープウェイ山頂駅から天守閣までは、約7分とあるが、これが結構きつい。
       山麓から登るとなると、一苦労するのは間違いない。
       山頂駅から天守閣への中間ほどのところに閻魔堂があった。
       
              閻魔堂近くに、回りは深い木々に囲まれているが、
              一箇所だけ明るい場所がある。
              
                     天守閣を望むにはここが一番のビューポイントではないだろうか?              
                     
                            さらに進むと真下から天守閣を見上げる形になる。
                            

天守閣内部には、織田信長や斉藤道三の肖像画などが展示されている。

       織田信長の木造坐像は初めて見た。
       
              鎧兜甲冑なども展示されている。
              

天守閣からの眺望はまさに絶景そのものである。
これ以上の眺望は望めないだろう。
手前の山の向こうは岐阜市内

       右側を長良川が流れる。
       
              長良川の先は関市方面?
              
                     尾張一ノ宮方面を望む。
                     遥か先には木曽川が見える。
                     
                            天守閣下に見えるのは、岐阜城資料館
                            100名城スタンプが置かれているところである。
                            





岐阜城資料館
昭和50年に昔の武器庫、食料庫を隅櫓城郭造りに
復元したものとのこと。

       資料館から見た天守閣もなかなか美しい。
       
              本丸井戸
              稲葉山(金華山)はかつて”一石山”と呼ばれたように
              全山が一つの岩塊で出来ている。
              要塞堅固な城であったが、篭城に備えた飲み水の確保は
              非常に困難であった。
              雨水などを溜める井戸は岩塊を掘削しており、計4箇所の
              井戸があるのみであった。
              この井戸は、本丸井戸と名付けられている。
              


              
上りの時には気づかなかったが、ロープウェイ山頂駅へ下るときに、展望台があった。
その展望台からの眺望は、天守閣にも劣らない眺めである。



金華山の頂上に城を造ったのも凄いことだが、この難攻不落の城を落城させた
織田信長も凄い武将だと感心するばかりである。
それにしても、今はロープウェイでものの数分で上ることが出来るが、昔は
自分の足で、あるいは、籠、馬で登城するしかなかったのだから、大したものだと
これもまた感心するしかない。
昔の人はさぞかし足が丈夫だったのだろう。少しは見習いたいものである。
などと考えながら、岐阜城を後にし、犬山城に向かった。


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