ウマさんの気ままな行動日記(その2)

趣味の釣り・日帰り温泉・街道歩き・ウォーキング情報等を発信していきたいと思っています。コメント歓迎します。

続関東ふれあいの道(茨城)No.9 上曽峠から筑紫湖へ

2011年11月10日 | ウマさんの「関東ふれあいの道」を歩く
2011年11月10日(木)


2009年11月から1年3カ月をかけて「関東ふれあいの道」(茨城県18コース全255Km)を踏破し、
県から認定証と記念品を受領したのは2011年2月初旬ののことである。
その時の参加者のほぼ全員から、『季節に相応しいコースをもう一度歩きたい』という声が上がり、
「続関東ふれあいの道を歩く会」と称して月1回コースを選定し、歩くことにしたものである。

第8回目となるこの日は、「関東ふれあいの道」コースN0.9(上曽峠から筑紫湖まで)を選定した。

8時30分、集合場所(ゴール)の筑紫湖に集まったのは10名。


2台の車に乗り合わせ、出発地の上曽峠へ。
めいめい軽い準備運動で体を解す。
気温は16度前後、やや肌寒いが、歩き出せば温まるだろう。


9時ちょうど、先ず湯袋峠を目指して『いざ出発っ!!』


この日は曇りの予報だったが、時々陽も差しこみ、雨の気配は全くない。
まずまずの天気だ。


上曽峠を真壁から八郷へ抜ける県道7号線を横断して湯袋峠方面へ進む。
左へ進むと八郷(西光院)へ至る道になる。
「関東ふれあいの道」コースNo.9の一部に指定されているが、日をあらためて歩くことにする。


上曽峠から湯袋峠への道は舗装されていて、歩き易い。
車は全くと言っていいほど通らない。


途中には杉林もある。


峠を下ってゆくと、湯袋峠手前の右手にお地蔵さんがポツンと佇んでいた。
造花が供えられていた。そっと手を合わせる。


9時50分、湯袋峠に到着。


ここから県道150号線を真壁方面へ少しばかり下る。
時々大型の車も通るので気が抜けない。


この辺りは杉などの常緑樹が多いため、紅葉はあまり望めない。


湯袋峠から10分ほど下り、筑波高原キャンプ場へ通じる細い道に入る。


ようやく山道らしくなってきた。
ハイキング気分を味わえる、というものだ。


桧の林を進む。
『素敵な道だわねぇ』


道は熊野古道のように石が敷き詰められている。


沢を渡る。
『滑るから気を付けてっ』


木が倒れて道を塞いでいるところもある。
『どっこいしょっと!』


ハコネサンショウウオの看板
ちょうど1週間前、県北の御前山でトウキョウサンショウウオの看板を見かけた。
ハコネサンショウウオやトウキョウサンショウウオが棲んでいるということは、
まだまだ茨城の山々は自然環境に恵まれている、ということなのだろう。


枝落としなどの手入れが施された、真直ぐに延びた桧の林が続く。


小さな沢が直ぐ脇を流れる。
この辺りは、沢ガニが棲む、との看板をこの先で見かけた。
2週間ほど前にここを歩いたKさん、『沢山の沢ガニを見た』と言うのだが、
この日はあいにくその姿を見ることは出来なかった。


心地良い沢の流れを聴きながら歩くのは気持ちが癒される。
雨の後のためか、水量が多い。


上曽峠を出発して1時間30分、ここから先の上りに備えてひとまず休憩だ。


道の傾斜がだんだんきつくなってきた。
額に首筋に汗が滲む。


筑波高原キャンプ場まであと0.8Kmの表示
『もう少しだよっ、頑張ろうっ!』


一段と急な坂道、というより急な階段が続く。


結構厳しい階段に、堪らず途中で立ち止まる人も。
『頑張って! あと少しだよっ!』


これが最後の坂道らしい。


最後の坂道を過ぎ、最後の階段を上ると・・・


ようやくキャンプ場近くの峠に到着して、ホっと一息。
『けっこう厳しい道だったわねぇ』


11時10分、最後の峠から数百mで筑波高原キャンプ場に到着した。
この時期、キャンプ場は閑散期で、人の姿は見えない。


なかなかの見晴しだ。
真壁町羽鳥から明野方面が見渡せる。


筑波高原キャンプ場周辺は、カタクリの群生地でもある。
立入禁止の立て札があちこちに立てられていた。
カタクリの花の咲くころには大勢のハイカーが訪れることだろう。


まゆみの木だ。
『これほど大きなまゆみの木は珍しい』そうである。


昼には少しばかり早いが、ここで弁当を広げることに。
息を切らして上ってきた達成感もあり、山麓を見降ろしながらの弁当は格別である。


昼食後、薬王院目指して出発!
ここからはひたすら下るだけになる。


女の川」(めのがわ)を過ぎて少し行くと「男の川」(おのがわ)である。
先日、羽鳥道経由で筑波山に登った時に通ったので記憶も新しい。


車が通る心配はないので、道幅いっぱいに広がって歩く。
爽快な気分だ。


途中、指定された大石の前でこの日のコースの証明写真を撮り、
しばらく進むとみかん園を経由して薬王院に至る分岐点に出た。


木々の間から筑波山が見えた。


こんな山の中に柿の木が1本だけ生えているとは・・・


小さいながらもしっかりと実を付けている。
ピンポン玉を一回り大きくしたほどの実である。
試しにもいでかじってみたらやはり・・・『渋ッ!!』


みかん園に出た。


これから出荷の時期を迎えるのだろう、食べごろの実がたわわに実っている。


”みかん狩り”する時間はないので、とりあえず味見を・・・
酸味がほどよく効いて、甘味の濃いみかんである。


早速買い求めて、リュックに詰め込んだ。
これでこの日の目的の一つは果たせた、というものだ。


13時40分、椎尾山薬王院に到着した。
予定していたよりかなり早い。


何度見ても立派な本堂だ。
数度の火災を経て現在のものは延宝八年(1680)に完成したもので市指定文化財になっている。


この日の無事を感謝し、お参りを済ませた。


県指定文化財になっている薬王院三重塔


薬王院の境内から筑波山を望む。


14時20分、この日のゴール、筑紫湖に到着だ。

『今日は大変お疲れ様でしたっ!』

この後、上曽峠に車を回収に行き、「つくばの里そば工房」に立ち寄って帰路についた。

この日の気温は17度前後で、スタート時はやや肌寒くも感じたが、風も弱く、快適なコンディションで通せた。
湯袋峠から筑波高原キャンプ場へ至る道は、沢の音を聴きながら桧林・杉林を縫うように歩くのが好評である。
「関東ふれあいの道」のなかでも好きなコースの一つに挙げたい。


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