真実と幻想と創価学会

創価学会について色々書いています。ほぼ毎週日曜更新。

席には座らない

2011-08-21 16:34:16 | 我が家の創価問題

前回少し弟の創価小受験について触れました。

それで思い出したことがあるので、大した事ではないのですが忘れないうちに書いておきます。

受験に際して、創価小で行われる説明会なるものがあります。それにうちでは、なぜか家族全員で行きました。日曜であったので、父親が運転手で子供らも全員連れて行ったというだけですが。

私は小学校の高学年。傍目には高校生くらいw

説明会は創価小の体育館(講堂?)で行われ、入学式のように椅子がザッと並べられている状況です。私たち家族は説明会が始まる時間から少し遅れて到着したと記憶しています。

説明会の会場は実に雑然としていました。

席は割と空席もありました。というのも、座らない人が多いのです。

私と父親も席には座らず、ただ遠くから眺めるように一番後ろの壁にもたれて壇上を見ていました。弟二人は走り回ってます。そういう他の子供達もたくさんいました。

人の動きも多く、だから何だか雑然としていました。

説明会中、教員だか職員だかは分かりませんが、係りの人らが立っている人たちに「あちら(席)空いてますのでどうぞ」と声を掛けて回ります。私も二回声を掛けられました。

二回とも断りましたw

私としては、「ここにいるのは不本意である」とのちょっとした意識の表れでした。

そして隣に立っていたおじさんも勧められる席を手を振って断っていました。

後ろの壁にずらっと並ぶおじさん達。席は空いているけれども、最奥の壁は満員状態でした(汗)。横の壁にも人は立っていました。

あまり覚えていませんが、座って聞いているのはお母さん達だったのでしょうね。

説明会の内容はキレイさっぱり忘れてしまいました!聞いていたのかどうかも覚えてない^^;

しかし後ろにもたれて立っているのはほとんど男の人だったのを覚えてます。その中で(若い女に見えるであろう)私がいるのが違和感というか居心地の悪い思いをしたのを覚えてますw

今の学校説明会がどういう状況かは分かりませんが、十数年前はそういう感じでした。

当時は全く分かりませんでしたが、今思うと学会員同士の夫婦であろうと、子供の創価教育には相当の温度差があったのではないでしょうか。

うちのように父親(夫)が母親(妻)によって勝手に入会させられているようなケースは少ないと思いますし、創価小を受験しようという家庭はほとんどが両親共に学会員さんであることと思います。

そして他のブログ方々でのコメント欄なども拝見しておりますと、子供への教育だけでなく、学会への信仰度というか池田氏への信仰度も、男女差があるなぁと感じます。

やはり「最強(最恐)婦人部」と呼ばれる所以なのでしょうかね。

しかしほんと、うちの家で私学へ子供を通わせようなんてどうかしてるぜ!

私も弟も高校から奨学金&授業料免除の申請取ってるのによ!

うちの弟に「池田先生は今どこで何をしていますか?」なんて面接の質問は到底答えられないけど、まかり間違って合格でもしちゃってたらどうしてたんだか!

笑っちゃうしかないぜ~、ママン!


勘違いしてもらっては困る

2011-06-19 12:55:45 | 我が家の創価問題

本の紹介が続いているので、たまには私の幼少の頃のつまらない話などを少々。

幼稚園の頃です。

その頃、祖母に買って貰ったトランプ占いの本がお気に入りでした。

その本の中の挿絵にとてもキレイな少女の絵があって、私は普段お絵かきすることはほとんどなかったのですが、その絵を描いてみたくなりました。

しかし私は子供ながらに完璧主義者といいますかw

子供の画力ではどうあがいてもこの挿絵のようには描けないだろう。下手な絵を描くくらいなら描かない方がいい。でも描いてみたい…そうだ!上に紙を乗せて写し取ってやろう!(←この辺が普段お絵かきしない子供の発想w)

という思案を巡らせた後に、挿絵の上にメモ用紙を乗せて慎重に少女の姿を写し取りました。

そして出来上がった絵は、子供が描いたとは思えない(当たり前)出来栄えとなり、私は大満足です。

そういう絵が描けると、誰かに見せたくなります。

はい、母親に見せました。親に見せに行くあたり、私もまだまだ子供らしい。

すると母親はパッと明るい笑顔になり、「上手やね~!これ、勤行してるとこ描いてんの?

ええっ!? なんですとっ!?

言われて初めて気がつきます。

その挿絵の少女は、正座して両手にトランプのカードを挟み、祈るように目を閉じている横顔なのです。

私は絵を写し取るにあたり、トランプ占いの挿絵だから手にカードを持っているのはおかしくないが、普通に女の子の絵を描いた場合この手にあるカードは意味不明。と思い、手に挟んだカードはあえて描きませんでした。

するとまさに、一心不乱に勤行している女の子の姿ではありませんかww

そして母親の喜びよう…。私はこりゃイカン!と瞬座に察しました。

「いやいや違うねん。これ本にあった絵を真似して描いただけやねん」

必死に誤解を解こうとして、自分の力で上手な絵を描いたのではないということも暴露します。

しかし何故か母親の頑ななこと…

「えー、でもこれ、勤行してるように見えるやん。ほら、手ぇ合わせて…」

違うっつってんのになんで信じないかなw

私はこのままでは、私が勤行に興味を持ったのだと誤解されてよからぬこと(勤行の強要など)をさせられるのではないかと、背中に汗をかくほど焦りました。

それで慌てて占いの本を持ってきて、その挿絵のページを母親に見せながらカードを省略して描いたことを説明しました。

すると母親はさっきまでの喜びのオーラは電気を消したかのようにサッと翳らせ、「ふーん」といったように興味を失せさせました。私が勤行の絵を描いたことを必死に否定する姿にも熱が冷めたのかもしれません。

普通は、勤行の姿じゃないと分かって態度を一変させた母親にショックを受けるところでしょう。

しかし私はその態度で誤解が解けたのだと確信してホッと安堵w

母親の「がっかりだよ」的な態度は私にとって満足の結果だったのです。

そしてやはり慣れないこと(お絵かき)なんてするもんじゃないな~。と思ったあの頃。

上のことを考えているのが小学校に上がる前の幼稚園児であるということも笑えます。

こんな幼稚園児いるのかな?

私が幼少時に母親からのMCをものともしなかった理由、少しは垣間見えましたでしょうか?

こんな子供をMCするのはいかに母親といえど、難関だったことでしょう。

まあ仕方がない。この頃すでに母親は私の財布からお金を盗むこともやってたし、親の信用というのは失墜してましたから。

そういう親だと子供は色々考えるものなのです。現金の隠し場所とかも含めw

…というしょーもない昔話でした。ではまた来週!


お守りご本尊の謎…?

2010-05-22 16:36:50 | 我が家の創価問題

「謎」っていうほどのものでもないのですが、私のちょとした疑問です。

最近他のアンチブログで、お守りご本尊の扱いがだとの指摘・嘆き・怒り・呆れをよく拝見するようになりました。

説明するまでもないでしょうが、一応「お守りご本尊」について説明すると、「携帯用ご本尊」です。
ペンダントのようにチェーンがついていて、ふたを開くと名刺サイズくらいかな?

最近では「折伏数(入会者数)」を増やすために、仏壇と違ってこの気軽に持てるお守りご本尊を、特に若い人たちに向けて乱発しているようです。

この携帯型お守りご本尊、一応受け取るには会館で「入会書」にサインしないといけないらしいのですが、その辺も乱雑になっているというお話です。

で、私の疑問ですが…。

うちにもこのお守りご本尊、あります。

母親が数年前、骨折で入院したときにお見舞いに来た婦人部の方々が「授与?」してくれたものです。

当時私はアンチではなく学会に無関心でしたので、心ここにあらずな感じで目の前の母親と婦人部のオバ様たちの会話を聞き流していたので、完全なやり取りは覚えていないのですが…

婦人部のオバ様「〇〇さん(母親)に、お守りご本尊様を授与することに決定しました~!」

母親「ええっ!いいんですか!?だって、あれって何か活躍した人しかもらえないって、ねぇ!ええぇ~、私でいいんですか~!?(大喜)」

てな感じでした。

それとどこかの会議?か何かで、地区の何人かに与える人数が決まっていて、その会議によって与えられる人が決められる…というようなことを言っていました。たぶんですが…。

つまり、ウチの母親はその会議によって選定された選ばれし授与者ということで、大喜びしていたようです。

それで入院中も信心頑張れよ!ということのようでしたが。

あー、後にこんなアンチブログを立ち上げると分かっていたら絶対メモってたのに!残念!

さて、とにかくこれが数年前です。十年は経っていない。

確かに昔は、このお守りご本尊て学会にとっての功労者しか与えられなかった、ということのようです。

今現在、公明党支援のために、つまり集票活動のためにもこのお守りご本尊が乱れ飛んでいるという話です。

無理やりお守りご本尊を渡して、「F票取ったど~!」となるようです(マジかな)??

「こういうお守りご本尊の扱いってどうなんだろう…?」という疑問の声が、古いもので十年近く前からネットであります。

母親は組織でお守りご本尊がどのような扱いを受けているのか、知らなかったんでしょうかね。

それとも地域差か、タイムラグか。

全部当てはまるかもしれませんが、特に母親の学会に対する感覚は数十年くらい遅れている気がします。

母親自身、まあ信仰は強固なのでしょうが、学会活動と呼ばれるものでアグレッシブな動きはしていないからかもしれません。座談会くらいしか出ないし、昔はその座談会も半分くらいは行ってなかったはず。

体が悪いのもありますが、腰が重いっちゅうかね。貧乏ヒマなしで働き通しだし。

だからある意味学会に対してもドリーマー(笑)でいられるのかも。

ちなみにこのお守りご本尊、五千円するらしいです。

仏壇用のデカいご本尊が三千円なのに…?

入院中の母親は、五千円払ったんだろうか?

新入会じゃないからタダだったのか…?

ふと思いついたちょっとした疑問でした。別に今更解決しなくてもいいですけどね~。


汚い大人たち

2010-04-11 00:43:22 | 我が家の創価問題

ちょっと思い出したので昔話です。

私が子供の頃に「大人って汚いなぁ…」と思ったのは、もれなく学会員さんでした。

ある意味いい社会勉強というか、簡単に人を信用してはならないと教えてくれた、反面教師的な存在といえるでしょうが。

私が一番最初に「大人って…」と思ったのは、まだ小学校に入る前、うら若き(笑)幼稚園生の頃です。

私と弟は小さな頃、お留守番が苦手な子供でした。というのも、母親が子連れで買い物など行きたがらない人で、子供を置いて行きたいけど子供はついていきたがる…。で、子供が寝ている間や遊びに夢中になっている間に置き去りにして出て行く、ということがよくありました。

私と上の弟(下の弟はまだ生まれていない)は気付くと母親がいないわけで、ただでさえ嫌なお留守番で軽くパニクって玄関を飛び出して家の前でわんわん泣いていました(当時一戸建てに居住)。それがしょっちゅうで、今思えばいいご近所迷惑ですね…。

ある時、また気付くと母親がいなくて弟と二人、玄関前の路上で泣き倒します。そこへ小学生のお兄ちゃんが下校で通りかかりました。私たちはお互い顔を見て「アッ!」と思いました。

そのお兄ちゃんは、前日母親に連れて行かれた座談会で会ったお兄ちゃんだったからです。

この頃は母親が出席する座談会などに、弟ともどもよく連れて行かれていました。その小学生のお兄ちゃん(確か小6)も母親に連れられて来ていて、「子供同士こっちで遊んどき」みたいな感じで一緒にされたのです。

そのお兄ちゃんは私たちに近づき、「どうしたん?」と聞いてきました。私は「お母さんおれへんねん」と言うと、「ウチついといで」と言って私たちを自分の家に連れて行ってくれました。

私はお兄ちゃんの後ろについて歩く道中、とても安心したのを覚えています。なぜなら前日、このお兄ちゃんのお母さんがとても優しくて、私たちを「いい子やねー、賢いねー」と、とても褒めてくれたからです。「もしかしたらお母さんを探してくれるかも」とさえ淡い期待を抱いたほどでした(子供だからね…)。

しかし現実はそう上手くいきませんでした。

お兄ちゃんは家に着くと、まず私たちを玄関前で待たせて自分だけ家に入りました。そして暫くしてお兄ちゃんのお母さんが出てきました。

私はそのお母さんの顔を見た途端、それまでの嬉しさや安堵感が一気に引くのを感じました。それは昨日の座談会とは打って変わった、迷惑そうな、冷たい顔でした。

その人は開口一番「どこの子?」と聞きました。昨日の今日で、私は「知らないはずがないのに」とうろたえながら「〇〇(苗字)です…」と答えました。するとその人は聞こえなかったのか、「え?誰って?」と威圧的に聞き返してきます。子供だったから威圧的に見えただけかも知れませんが…。

私は再度、ハッキリと「〇〇!」と答えると、その人はあさっての方を見ながら「あぁ…〇〇さんとこの…」と言いました。私はこの瞬間、「この人は私たちを子供だと思って騙そうとしている」と悟りました。

「◇◇君(お兄ちゃんの名前)これから勉強やから、遊ばれへんの。おうち帰ってくれる?」

私は頷いて、弟と手を繋ぎまたわんわん泣きながら、お兄ちゃんに連れられて来た道をとぼとぼ帰りました。このお母さんの言っている事は全部ウソだと分かってました。

本当だったら悪いですが、◇◇君はどー見ても学校から帰ってすぐ勉強するタイプの子供ではなく、このお母さんは私たちを追い返したくて仕方なかったのが子供の目から見ても丸分かりでした。

いや、いいんです。突然顔見知りの子供が泣きながら家に来たからと言って、家に招き入れて面倒見ろとは思っていません。当時からそんなことはしてもらえると思ってませんでした。

が、ただ、前日に座談会でとっても優しくしてくれて、母親同士でとっても仲良さそうにしていたので、持ってはいけない期待を持ってしまったのです。そしてそれを、予想以上の態度で裏切られてしまったということです。

私はこの経験で、「大人は信用できない」と学びました。

どれだけ親しそうにして笑顔で接していても、知らないふりもすれば泣いている子供を追い返しもする。

そして母親と仲良しなのも、表面的な「ウソ」だと直感しました。だって本当に親しくて仲良しさんの子供なら、家に上げないまでもあんな態度取らないでしょう。

私はその後、座談会でこのお兄ちゃんのお母さんに会っても、決して近づくことはしませんでした。でもそんなことを知らない(言ってはいけないと思った)私の母親は、当然のように親しげに笑顔で会話します。

向こうのお母さんも、私のことなど目に入らないように、母親とは「親友か!」とツッコミたくなるような仲良しぶりで接します。これを見て、私はまた「大人って汚な~…」と思ったものです。

これだけだったなら、これはたまたまこの人がそういう人だった、として済ませられる話かもしれません。

しかし小学生で私は引っ越して転校し、新たな地域で出会う母親の周りの学会員さんというのが、これがまた良く似た人たちばかりだったのです。

小学生1~2年生になる頃には、逆に慣れてお留守番が得意な子供になっていました。むしろ親なんて留守の方がいい、くらいの(笑)。

ですから状況はまた違うのですが、婦人部の学会員さんに共通するのが「大人(親)がいる前」と「相手が子供だけ」の時でまったく態度が違うということです。まぁ、ウチの母親が人望のあるような人じゃないというのも手伝っているでしょう。

子供の親が一緒にいるときは、まるで褒めなくてはいけない掟でもあるかのように子供を褒めて優しく親しげに接してきます。しかし、ひとたび親の目が離れれば「この子ダレ?」みたいに冷たく態度を豹変させたり、子供だから分からないと思ってか、平然とその子供の親の悪口(軽いグチ程度ですが)を言ったりします。

当時は学会員さんと一般人とで違いがあるなどと思っていませんから、「大人」でひとくくりにして「大人って…」という風に、大変冷めた感情を育ててくれる場でした。座談会。

こうして学会のことを調べた今、思い返せば母親と親しげに接していた婦人部の方たちは、母親の顔に「学会員」というレッテルを貼って接していたのでしょう。

そのレッテルを貼っていれば、どんなにお友達になれそうにないタイプの人でも「特別優遇」してもらえるという、ありがたーい魔法のレッテル。注意書きには、「必ずしも本当のお友達にはなれません」とどこかに小さく書かれていることでしょう。

そういえば置き去りにされて泣いている私を保護してくれた人が一人いました。その人は学会とは関係のない「こわもて」のオッチャンでした(隣の空き地の管理会社の人だと思う)。

ただプレハブの事務所でテレビ観せてくれただけでしたが、このオッチャンの時は「大人って見た目じゃ分からない」と勉強させてくれたものです(笑)。


つわものな弟

2010-03-07 23:10:17 | 我が家の創価問題

今まであまり記事には出てきませんでしたが、私の一緒に住んでいない方、上の弟の話を一つご紹介します。

この上の弟、大学が遠かったこともあり、早いうちから実家を出て別々に暮らしていました。

最初は一世だった祖母と一緒に暮らしていたのですが、祖母が亡くなり大学卒業後は完全に独立して一人暮らし。

学会家庭の子息が一人暮らしをすると、もれなくついてくるもの…、聖教新聞があります。

この弟はもちろん学会嫌いですし、新聞代は母親が払って勝手に入れていたのです。弟はゴミが増えるだけだからと「もういらん」と申し入れもあったようですが、そんなことをすんなり聞いてくれる婦人部のお母様はそうそういませんね。

で、弟が次にとった行動は、朝早く(朝刊にしては遅いが)新聞が投函された瞬間に玄関ドアを開け、配達してきたおばちゃんに投函されたばかりの聖教新聞を押し付けて「ゴミになるだけやから二度と入れんといてくれる!」と、有無を言わせず押し返したそうです。

それ以後新聞は二度と投函されることはなかったとか。(ちゃんと料金も止まってます)

もう一つの武勇伝は、弟が社会人になって独立し、数日が経ったある日のこと。

実家に電話がかかってきます。たまたま私が出ました。

「僕、ナントカ部の者で〇〇ですけどね(ちょっと怒り気味)」

「は?どなたですか?」(ナントカ部が聞き覚えなく、学会員と分からなかった)

「☆☆君(弟の名前)とこの担当の男子部です!」

「あぁ…、はぁ」(学会員と分かったので既に聞く気ナシ)

「さっき携帯に電話したら、『お前誰や、どこでこの番号聞いてん!!勝手にかけてくんな!!』ってすごい怒られたんですけどね、どうなってるんですか!?もう、ほんとにすごい剣幕で怒鳴られたんですよ!」

「はぁ…、そうですか…(当たり前やろ)。そういうことは母親に聞かないと分からないんで、母親に聞いてもらえます?今いないんで、まあ伝えておきますけど…」

「どうなってるんですか!?僕ね、正直電話であんなにキレられたん初めてですよ!」(←プッ)

「はぁ…そうですか…。母親には言っておきますから」

この後、「怒られた」「怒鳴られた」を連発してましたが(たぶん私に謝罪を求めてたのかな?)、私は「母親に言ってください」としか返せません。いや、よっぽど「そりゃ弟の方が正しい」と言ってやりたかったけど、向こうもちょっとキレ気味だったので、何も分からないフリをして流しました。

もちろん弟の電話番号を教えたのは母親でしょう。一番悪いのはこの人です。

男子部の人には悪いが、弟の気持ちは良く分かるし、この男子部の人の言っていることに何の正当性もない。

なんで自分が怒鳴られたか、本当に分からないんでしょうね…。可哀相に、そんな常識力で一般社会を生き抜いていけるのか。

学会員の家庭にプライバシーという文字は存在しない。弟本人に直接聞いたわけでもないのに仲間意識で勝手に電話して、怒られたと言っては抗議の電話を実家にかけてくる…。

どんだけの常識の欠如でしょうか。

これ以後、母親と弟の地区の担当さんとの間でどのようなやりとりがあったかは知りませんが、二度と学会から電話はないようです。少なくともあの様子では、この男子部の人は弟の携帯番号を二度と押す勇気は出ないでしょう。

それにしても、この上の弟は強い…!

こう書くとヤンキーかどっかの組のモンみたいですが、かたぎの人間です(笑)。我が三姉弟の中で最も社交性があり、友達もダントツに多い。人当たりが良く、おべんちゃらで生きてるみたいな要領の良さもあります。

しかしその裏、実はとっても非情な一面もあります。「人にどう思われてもいい」という感じがあって、自分の気に触るような人間には上記の電話のように、初対面とは思えないような遠慮のない態度を取れます。

私は心の中では相当えげつない反論をしますが、あまり表には出さない(出せない)タイプかな…。

この弟は私たち家族の中で、恐らくは最も「一人で生きていく力」を持っている人間です。

中・高校生時代、私と上の弟は以前記事にした「第二次家庭崩壊の危機」の真っ只中でした。下の弟は少し年が離れてます。

この上の弟はヤンキーでもないのに、毎晩のように家を空けて出歩き、午前様も当たり前。友達の家を渡り歩いたり、何をしてたか知りませんがブラブラ歩いたりしていたようです。

家に帰らない理由は、もちろん「両親のケンカ」です。

「毎晩怒鳴りあっとる。あの声聞きたくないねん」そう言って、弟は学校から帰るとすぐに家を出て行きます。

我が家ではいくら当たり前の光景とはいえ、平気でいられるレベルの荒れ具合ではありませんでした。弟の表面的な人当たりの良さと、その裏の冷徹な部分はこの頃に確実に形成されていったのだと思います。まあ、子供の頃から素地はあったと思いますが。

個人情報がやかましく言われるようになった昨今。少なくとも、本人に聞いたものでない携帯番号に突然かけるようなことはしないほうが、学会の身の為だと思います。

メールも当然です。気軽なツールだからと言って、気軽に扱っていいものではありません。

誰の評価を貶めることになるのかは、一目瞭然ですよね。是非、注意しましょう。