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Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

これぞまことの『黒田節』

2006-03-09 | 歌は世につれ 世は歌につれ
今日は3月9日☆サンキューの日、音楽療法のセッション中、利用者さんのお気持ちに心から「ありがとうございます」と感謝したい出来事がありました。
高齢者音楽療法セッションでは必ず「季節の唄を歌う」プログラムを入れるようにしています。日本には季節のうつろいを表現した歌がたくさんあります。やはり四季があるので、自然に対して敏感かつ繊細な感性が備わっているのでしょう。歌を味わいながら感性を呼び起こすことで「生きる」エネルギーを保たせることが一つの目的でもあります。今日も、弥生を感じる歌として「黒田節」を歌いました。すると、男性の利用者さんが「替え歌があるから、歌おう!」っと席を立ち、私に語りかけるように一生懸命歌ってくださいました。

「黒田節」替え歌

君が晴着のみすがたに
たわむれ遊ぶ 鶴と亀
今日のよき日は 君がため
ことぶき祝うて 目立たけれ

松の上には 鶴が舞い
池の端には 亀遊ぶ
今日の佳き日の この集い
千代に八千代に栄えあれ


この替え歌は結婚式のお祝いに歌うそうで「これで、あなたが(早く)幸せになれるように」っと一生懸命私に歌ってくださったのです。本当にありがたいです。こうして、音楽を通して心を通わせることの美しさ、暖かさ、大切さをしみじみと感じました。私の音楽療法の根底にはSound Scape(音の風景)の思想があります。~心豊かに音楽を慈しむ、彩りある生活~こんな音風景をこれからもたくさんの方々と創っていきたいと思っています。

「黒田節」 九州福岡県 民謡

酒は飲め飲め飲むならば 
日の本一のこの槍を
飲みとるほどに飲むならば
これぞまことの黒田武士

峰の嵐か 松風か
訪ぬる人の琴の音か
駒ひきとめて立ち寄れば
爪音高き想夫恋

春の弥生のあけぼのに
四方の山辺を見わたせば
花さかりかも白雲の
かからぬ峰こそなかりけり

花たちばなも匂うなり
軒の菖蒲もかおるなり
夕ぐれさまの五月雨に
山ほととぎす名のるなり


「酒は飲め飲め飲むならば…」我が家の愛唱歌でもありますこの曲は、酒豪で有名であった母里太平衛が、殿様にすすめられた大杯になみなみと注がれる酒を飲み干して、褒美に殿様自慢の槍を貰ったという逸話が基になっているそうです。太平衛はその槍を肩に担ぎ、雅楽の越天楽に歌詞を当てはめ(筑前今様)吟じながら帰り、福岡藩の武士たちに歌い継がれて、全国に広まったということです。
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3 コメント

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Unknown (Unknown)
2006-05-20 00:02:36
歌を味わいながら感性を呼び起こすことで「生きる」エネルギーを保たせることが一つの目的



もう~~、まさに今日もこのことを学生に熱弁ふるいながら

伝えました^^;

本当にそうだよね。。「自分は生きてる」って実感してもらいたい!

ただこれなんだよね。。
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Unknown (やぎゆき)
2006-05-20 00:03:30
すみません 上記のコメントあたしゃです^^;
返信する
実は・・・ (mucky☆)
2006-05-20 22:56:34
実感していただきたい!っと願いつつ・・・実は、私が一番実感したいのかも(笑)。でも、それが“わかちあう”ってことなんじゃないかな~って思うよね!
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