oto*koto*papel ~ etude ~

Musica♪(^ 0^)ノ⌒☆Todos os dias

*フィンランドの森の音*

2006-05-09 | 映画ってホントに…
ステキな3人の女性たちが異国の地“フィンランド・ヘルシンキ”で過ごす日々を描いた『かもめ食堂』は、とても細やかに女性のココロが描かれていて、本当によい映画でした。原作は人気作家の群ようこ&脚本・監督は荻上直子っと、制作サイドも女性が中心となった作品なんですね~。是非男性にも見て頂きたい映画です。
こちらの映画はウルウル系ではないのですが、ジワッと目から塩水が…なシーンがありました。それは、マサコ(もたいまさこ)がフィンランドの森に入るシーン。走り続けた日本での生活に突然訪れた人生の転機。それを機会にフィンランドに訪れたマサコさんが森に入って、夢中でキノコを採っている時に「ふっ」っと風に揺れる木々のざわめきに気づきます。まさにこの時、なぜだか目がしらが熱くなりました。変化が激しく、危険と隣り合わせな都会に住んでいたり、自分を取り巻く周囲の状況などからついつい忙しくバタバタと日常生活を過ごしていると、自然の音に気づく余裕がなくなってしまいます。余裕のない切羽詰まった生活は「自分の心の声」や「人の心の変化」にも鈍感になってしまうのではないか?どんどんと自分を追いつめたり、人を許す心のゆとりが無くなってしまうのではないか?っとも思います。フィンランドの森と出会ってからマサコさんはゆとりを取り戻し、変わっていったように感じます。その変化がとっても細やかに描かれていて、どんどんと自分らしさを発揮するマサコさんがとってもカッコよかったのです。(美しい森の力を感じたら涙が出ちまいました。あはは。)たまには自然の音に耳を傾けに山や海に行ってのんびり過ごす機会を作るって大切なんですね。もちろん、都会にも自然はあるので、散歩がてらサウンドウォークに出かけてみよう!「都会の森を探せ!サウンドウォーク・プロジェクト」をこっそり立ち上げよっかな。
あぁぁぁ!マサコさんが聴いたあの森のざわめきは、森の妖精トントゥが現れた音だったのかな?フィンランドでは“トントゥは幸せを運んでくる”と信じられているそうです。マサコさんにも幸せが運ばれたのかもしれないなぁ。

っということで、私メの独断と目から塩水シーンの紹介でした。こちらの映画、見どころがたっくさんありますので、是非見に行ってみてください。只今関東一円で大ヒット上映中!です。他の地域では、どうやら夏に上映されるようです!要チェクでーす。

写真のカップ(ILLUMS)は映画の中で主人公サチエが使っていたカップ!ぷくぷくさんがこの映画を見て、探してプレゼントしてくださいました!おいしく珈琲を入れる秘密は「コピ・ルアック」おまじないの意味は秘密です~。映画みてね!
劇中音楽の「白いカーネーション」作詞&作曲:井上陽水が絶妙な場面で登場!鼻歌として歌いたい。かっこいい。

<余談ナノ余談>

笑門メンバーP子さんから頂いたスウェーデン旅行のお土産です。北欧の食器ってやさし~い色で心が和みますわー。なんだか、フィンランド語を知ってみたくなった・・・。イカンイカン!まずはポルトガル語!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする