東京都でスギ花粉の飛散──東京都健康安全研究センターが観測したというニュースが流れました。
私も花粉症に苦しめられる一人ですが、この時期は多くの方の悩みとなることでしょう。ドタバタしていて、対策をしていないので何とかしなければと焦りだしています。
◆「自治体と防災」についての講演
さて、きょうは第51回東京都市議会議員研修会に参加しました。テーマは、「自治体と防災」。講師は、石原都政のもとで副市長として防災なども担当した青山やすし氏。
石原都政の1期目に、「地震は自然現象であるが、地震による災害の多くは人災であるといえる。したがつて、人間の英知と技術と努力により、地震による災害を未然に防止し、被害を最少限にくいとめることができるはずである」とした東京都震災予防条例が改悪され、新しく制定された東京都震災対策条例では「まず第一に『自らの生命は自らが守る』という自己責任原則による自助の考え方、第二に他人を助けることのできる都民の地域における助け合いによって『自分たちのまちは自分たちで守る』という共助の考え方」と変質しました。そのときの副知事であったということは、記しておかなければなりません。
講演では、防災問題を考えるときに過去の自然災害の教訓をしっかりふまえることの重要性が語られました。建物が不燃化でも、家の中に燃えるものがあれば炎上すること、事前の情報提供も含めて火災の対策が不足していることなどの指摘もありました。
また、市長と議会の関係について、立場は違うが与党や野党ではなく緊張関係を保つべきだと指摘されていました。特に、与党が何でも賛成というのは緊張関係をなくすことになると強調されていました。
議会が立法機関として政策提案をおこない、災害時にも議会が活躍することが必要だといいます。「議員を減らすべき」ということを議員自らが言うのは民主主義の危機という話も、住民の代弁者、政策立案、立法機関としての議会・議員の役割を踏まえたものであったと思います。
自治体防災と議会の役割──現在もこれからも鋭く問われる問題です。政策提案をおこない、住民要求実現、いのちと安全を守る対策に精一杯とりくんでいきます。
┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
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