松村りょうすけ都議予定候補と日本共産党市議団で、福祉・教育施設を視察しました。一つひとつの視察は、内容も濃くとても勉強になりました。その概要について報告していきます。
◆高齢者が困ったときの相談窓口
最初に視察したのは、高齢者支援センター(地域包括支援センター)。現在、町田市には12の支援センターがありますが、今回視察させていただいたのは対象とする高齢者が1万4千人と最も多い忠生第2高齢者支援センターです。
(写真=忠生第2高齢者支援センターを視察する松村都議予定候補と党市議団=撮影は池川)
この支援センターでは、東京都住宅供給公社の町田木曽団地と境川団地、UR山崎団地という巨大団地をかかえています。40年以上前に建設された団地には、単身の高齢者の方も多く、支援が必要な場合が少なくありません。
高齢者支援センターは、①介護保険など高齢者に関する総合相談、②介護予防支援、③高齢者の権利を守る、④包括的・継続的なケアマネジメントの4つが主な仕事です。月に約600件の相談があるといいます。
◆ケースの複雑化・複合化──社会保障制度の網の目を細かく
孤独死、孤立死、貧困死──これらが社会的に大きな課題となっていますが、こうした深刻な事態になる一歩手前でできることをいかにしてやるかが重要なテーマです。
実際には、一つひとつのケースが複雑化・複合化していて、困難な場合もすくなくないといいます。見守りネットワークやあんしん相談室などの事業などがスタートしていますが、社会保障制度の網の目を細かくしていくことが求められています。
◆支援センターの充実、体制の強化が求められている
忠生第2高齢者支援センターの場合、市からの委託料の人件費分は6・5人となっていますが、それでは足りず8・1人分で対応にあたっているといいます。法人のなかでやりくりをしているということですが、どういう規模で何を支援するのかという根本問題を投げかけています。
また、町田市では以前は15あった支援センターを12に減らしました。厚労省は、中学校区単位(町田市の中学校は20校)での支援ということを示していますが、そのなかで数を減らしたことでどういう事態となっているのか、きちんと検証していきたいと思います。
┏┓池川友一|日本共産党町田市議会議員
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