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日本共産党都議会議員(町田市選出)池川友一「市民とつくる都政への架け橋」

日本共産党東京都議会議員の池川友一のオフィシャルブログです。地方政治の現場からいろいろと発信していきます。

2014年度町田市一般会計補正予算には反対──くらし・福祉一番に転換を

2014-06-27 | 町田市政・市議会のこと

 2014年町田市議会第2回定例会(6月議会)に提出された、一般会計補正予算に対して、日本共産党市議団の一員として反対討論をおこないました。

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 今回の予算は、施政方針で「今までを準備段階とするなら、これからは実行段階、セカンドステージへと移行」と位置づけられているように、さまざまな事業の具体化の予算となっています。

 基本計画や5ヵ年計画などの計画事業とともに、それ以外の計画外事業についてもいくつかあり、これからの動向をしっかりとみていきたいと思います。

 以下、私がおこなった反対討論です。

■2014年度町田市一般会計補正予算に対する反対討論

 日本共産党市議団の一員として、第50号議案2014年度一般会計補正予算に対する反対討論をおこないます。

 本予算には、大規模学童保育クラブの増築、小中学校のトイレ改修や防災機能の強化、雪害復旧支援など評価できる点もありますが、次の点については賛成することはできません。

 第一に、文化芸術ホール整備事業は、「都市間競争に勝ち抜く強いまち」を合い言葉に、新庁舎建設に続く大型ハコモノ建設という問題があります。本会議での答弁でも、これまで建設ありきで進めてきたコンベンションホールと本質的には変わらないと説明がありました。この他にもさまざまな公共施設建設などのプロジェクトがあり、財政見通しも示されていません。

 市長は、今年の第1回定例会でコンベンションホールについて、「直接的に市民の方が使うというよりもある一定程度の経済波及効果みたいなものを…念頭に置いて考えるべき」「当然収支的にはマイナスになるわけですからそのマイナス幅の中で何ができるかという議論になる」と答えています。しかも、今回の座談会メンバーには、市長・副市長が入るという異例の対応となっています。

 今回の施設は、町田駅中心市街地周辺のまちづくりで、新たな賑わいを創出する中心的な存在として位置づけられていますが、その必要性については十分議論がつくされたとは到底言えない状況です。ハコモノ建設よりも、暮らし・福祉一番の市政に転換を求めるものであります。

 第二に、小学校給食の民間委託化はやめるべきであります。

 学校教育の一環である安全でおいしい給食を提供することが重要ですが、民間委託化でその根幹を揺るがす可能性があります。この間、退職者不補充で正規調理員が不足したことが一番の問題です。学校給食の民間委託化は、多くの子どもたちや保護者の願いではありません。いまからでも計画を撤回し、正規調理員の増員をはかって自校直営で継続することを強く求めるものであります。

 また、本予算の中で次の諸点については、住民合意の形成が充分とは言えず、しっかりと説明責任を果たし、より丁寧な対応を求めるものであります。

 その第一は、野津田公園の第二次整備計画に関わる問題です。今議会における請願審査の中で「協議をおこなう」との答弁がありましたが、誠実に実行され、計画の見直しを求めるものであります。

 第二は、薬師池公園・四季彩の杜計画に関わる問題です。特に、新しくゲートハウスを建設する西公園周辺については、さらなる合意形成を求めます。

 第三は、旧本町田中学校と旧本町田西小学校の跡地に私学誘致をおこなう問題です。団地再生のプロジェクトの一環としてとりくまれるべき、学校跡地の利用ですが、率直に言って私学誘致がどのような再生につながるかは不透明です。山崎団地、町田木曽団地をはじめ、その周辺の住民にはほとんど知らされていません。市民の声をしっかり反映させることを求めます。

 第四は、新たな資源化施設のバイオガス施設については住民合意が十分とは言えない状況であります。バイオガス施設建設については、ゴミ減量、財政見通しを含めさらに議論が必要であると考えます。

 第五は、小山田のまちづくりについてであります。小田急多摩線延伸による新駅によって、大型開発が進み、北部丘陵をはじめ豊かな自然環境が壊されることがないよう強く求めます。

 以上で、第50号議案に対する反対討論を終わります。

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