6月27日から29日までの3日間、議会運営委員会の視察で京都府亀岡市、兵庫県加西市、兵庫県宝塚市の行政視察へ行きました。その概要を報告したいと思います。
今回、視察させていただいた3市は、議会基本条例をつくり、議員間討議、議会報告会、市長等の反問権などを実施しています。議会基本条例をつくるに至った過程はそれぞれですが、どこでも議会基本条例を軸に議会活動の活性化をはかろうとしていました。
訪れた市議会の議会構成をみると、いわゆる政党に属していない無所属議員が多いことも特徴としてあげられます。町田市議会は、どちらかといえば政党に所属する議員が多い点と比較しても大きな違いがあります。
二元代表制のもとで、議会がどのような役割を発揮していかなければならないのか、議員がどのような活動をおこなわなければならないのかについて多くを考えさせられる視察となりました。今回訪れたすべての議会で、議長、副議長、議会運営委員会委員長など議員が説明にあたっていた点も、議会改革をすすめてきた結果だと感じました。議長、副議長をはじめ、各議会で丁寧に説明をいただいた方々にこの場を借りて御礼申し上げたいと思います。
町田市議会でも2012年第3回定例会から個人表決結果の公表をおこなうことを決定しています。結果の公表のあり方について議論がおこなわれることになりますが、HPなどでは全面公開をおこなったとしても、議会だよりでは意見が分かれたものについてのみ掲載するという方式がいいように感じました。
【京都府亀岡市】
亀岡市で特徴的だと感じたのは常任委員会の月例開催です。町田市議会では定例会ごとにおこなっている行政報告を、亀岡市では月に一度常任委員会を開催しておこなっています。この月例常任委員会で議論を積み重ね、暴力団排除条例を議員提出でおこなったといいます。また、課題があれば市内の視察や関係する職員などとの意見交換もおこなっています。毎月の定例会以外に、課題を整理していくことは有意義であると感じました。
議会基本条例を制定して、議員間討議をはじめたという話しもうかがいました。議員間討議は、議会としての説明責任を果たすためにおこなっているという説明がありました。私は、議員同士で意見をたたかわせることは必要だと思いますが、亀岡市をはじめ今回訪れた市の意見を聞くと、議会報告会に向けて議員間討議によって意見を整理するという面が強いように感じました。
町田市議会でも、議員間討議を請願審査から試行しているが、まだ課題が多いように思います。この点を今後どのようにしていくのかについても、議会で意見交換をしていきたいと思います。
(つづく)
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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