陸前高田は、津波が山まで到達したこともあり、家の中の泥のかき出しなどが必要な場所とは異なり重機によるがれきの撤去がおこなわれています。
◆陸前高田第一中学校(避難所・仮設住宅)
体育館は避難所。校庭には仮設住宅。
陸前高田第一中学校では、最大時には1200人を超える方が避難所にいたそうです。
しかも、この中学校の体育館は3月11日の午前中に落成式をおこなったばかり。落成式直後に避難所となったのです。
避難所の中には救護所も設置されています。
インターネットもあり、支援情報も紹介されています。
散髪もおこなわれています。
理科室とその外で避難所の食事準備がおこなわれています。
手書きの伝言板には、多くの書き込みが。
校舎は2階部分が地元の木材をつかった木造です。
避難所で話を聞くと、「いまは、インフルエンザやノロウィルスが流行っている。住み心地は良くないけれど、仮設住宅に入るまでだからね」「両親を失った赤ちゃんが、おばあちゃんに引き取られ避難所にいる」「いろんなことが起こって大変だよ」と。
校庭には、多くの仮設住宅が設置をされています。最も早く建てられた仮設住宅として報道でもとりあげられていました。現在、部活動もできず、体育の授業も工夫をしているといいますが、今後どのように確保をしていくのかなど課題はあります。
ちょうど小学生たちがランドセルを背負って、避難所に帰ってきたところと遭遇。走り回っていた姿を見て、少しホッとした気持ちになったのは私だけではなかったと思います。
◆広田保育園
広田地区にある、広田保育園。
津波の被害を受けましたが、丘を駆け上がり避難をしました。保育園のなかには土砂が流れ込みましたが、すでにきれいに片づけられていました。
親御さんが引き取りに来た園児1人の死者を出したことを「本当にくやしい」と語る先生方。保育園の近くに避難をしていない子もたくさんおり、現在は90人の定員に対して22人が通っているとのことでした。
「震災直後は閉園も考えた」と園長先生。しかし、なんとかがんばって地域で保育園をやっていこうと、子どもたちが戻ってきたときに受けとめられるようにと職員体制を厚くして出発しました。市内では10の保育園のうち2つが津波に飲み込まれたことも、自分たちががんばろうという思いには込められています。
◆仮設住宅(広田小学校)
町田から持って行った支援物資を、さっそく仮設住宅のみなさんのところへ届けました。
うかがったのは5月中旬に入所開始となった広田小学校。1軒ずつ声をかけて支援物資があることと、共同支援センターの案内をしました。
「ありがとう」「またきてね」と次つぎに声がかかり、大変喜んでいただくことができました。「戸羽市長と中里前市長にゆかりのある町田からきました」と伝えると、「それはご苦労様。市長さんもがんばってくださっているよ」と。
┏┓池川友一(日本共産党町田市議会議員)
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