帰宅のために下北沢駅へ向かって歩いている途中,若い女性の声が耳に刺さった.
”被災地の写真展を開催しています.見ていってください!”
いったんその前を通り過ぎたが,このまま駅に向かう自分が嫌になった.振り返って,同じく呼びかけている男子に入場料を聞いて,足を踏み入れた.
前々から展示ルームになっている地下スペースだった事もあり,階段を降りて入場料を払った.その横に義捐金の箱があり,気持ちを入れるとガチャガチャが回せる.そこで出てきたのがミサンガ.初めて身に着けた.
つけ方も方法も知らないが,切れるまでつけていたいと思った.
そこには被災地の写真と,被災された方々の言葉が書かれていた.自然に涙があふれた.自分と同年代の男女が寄せた言葉.それを知る機会をつくってくれた事に感謝した.こんな事を思いついた人がいるという事を知る事ができた事,一緒に頑張っている若い人が居る事を知る事ができて,うれしくなった.