霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

椎尾山薬王院

2018-04-25 21:28:50 | 史跡巡り
筑波神社があまりにも有名なので、こちらの薬王院を訪れる人は少ないですが、歴史は古く開山が782年とのことなので奈良時代です。
現在の本堂は1680年に建てられたものですが、お堂の中には大きな眼鏡が置いてあり、レンズ部分をくぐると目の病にご利益があると説明書きがありました。
そして、隣にはこんな所にこんな立派な物がと感嘆してしまう高さ25mの三重塔(1704年)が建っていて、どっしりと落ち着きを感じます。
樹齢300-500年の椎の木の大木をはじめ自然豊かな中で、静かに歴史を刻んでいるお寺です。

資金調達

2018-04-24 21:42:56 | マイホーム建築の思い出
サラリーマンにとってマイホーム新築は一生に一度の大仕事、と言うことで少々無理しても望む家を建てたいと誰しもが思います。
でも、その考えは捨てました。理由は2つ、①これから子供の教育費がかかること…3人も控えている、②銀行はローンが済むまで権利書を抵当に取る…単におもしろくないだけ。
調達できる資金は、積んできた財形貯蓄と退職金内の職場融資だけですが、この範囲で建てると決心しました。質は二の次にして広さを優先したい、最低限屋根と外壁と床だけでもよい旨を棟梁に伝えたところ、笑いながら「生活出来るようにはしてあげる」と言われました。
融資の返済方法は、少しでも借金が減るのを励みにしたいと元金均等方式にしましたが、毎月減る額は僅か30円程でため息が出ました。
世の中不景気が続き、倒産したり給料が下がったりで銀行ローンが払えなくなり、苦労して建てたマイホームを手放す人が多いことを耳にします。近くでも売りに出される家を見かけます。同じ頃にマイホームに夢を抱いた仲間だと思うと、何ともやりきれません。

念仏奉仕団(10:はばきぬぎ)ー 終 ー

2018-04-23 22:28:15 | 思い出すまま
お年寄りの団体旅行でしたが、特に事故も病人も無く帰って来ました。
数日後、先生(ご院主)から写真の区分けを手伝うよう言われお寺に行きました。先生はカメラ好きで、旅行中たくさんのスナップ写真を撮っていました。
すごい量の写真が廊下に置かれていて、これを一週間後の「はばきぬぎ」で渡すため、一人ずつ写っているものを分けるのです。結構時間は掛かりましたが、当日は皆にとても喜ばれ話も盛り上がりました。
はばき(脛巾)とは脚絆の前身で、それを脱ぐということで旅行の慰労会のことですが、何日か一緒に寝泊まりしたことで心から打ち解けて、唯一若造の私も同じ仲間として受け入れてくれました。
ぜひ来年もまた行こうとの声が高まり、先生も実施することを約束されました。念仏奉仕団は一般の旅行とはまた別の趣のある楽しいものです。
先生は一昨年に亡くなられましたが、お寺では今も念仏奉仕団は続いて、今年で53回目を迎えたそうです。

新緑

2018-04-22 22:09:24 | 自然観察
青い空に新緑が映えます。みずみずしい若葉は生命の息吹きそのものです。
今年は、全国で桜の開花が例年より早かったというニュースを聞いていたせいか新緑も早いような気がします。五月の若葉というイメージがあるからかもしれませんが……
躑躅や藤やネモヒラも今が最盛期です。近くにそれぞれの花を目玉にしている人気の公園があります。躑躅は笠間つつじ公園、藤は足利フラワーパーク、ネモヒラは国営ひたち海浜公園です。連休までもって欲しいものです。きっと旅行会社も気を揉んでるのではと思います。

第三のチンパンジー

2018-04-21 22:27:06 | 読本
一昨日のブログに寄せられたコメントで紹介して戴いた、ジャレド・ダイアモンド著「第三のチンパンジー」を早速本屋に行き入手しました。自分の知りたかった様々な問いに見事答えてくれるので、夢中で読んでいます。
自然界からみた人間は生命進化の一部でしかなく、決して特別な存在ではないという自分の考えにピッタリの内容です。また、4月12日のブログで自分なりのアプローチと言っていたのは「自然人類学」という学問に位置付けられると知りました。
そして、これを手引きとして人類の将来にどんな社会を作っていけるかは、皆が考えていくべき課題であるということに、全く同感します。
まずは読み通した上で何かあれば、またつぶやいてみようかと思います。