霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

小観音像(3)

2017-08-25 21:41:36 | 趣味(木彫り)
268の全工程を終了して出来上がりました。姿形はとてもシンプルで均整がとれていて、手で握った感触もピッタリとフィットします。
本の最後に次のエピソードが載ってました。
この講座に参加されたK子さんは、遠く離れた北海道のお母さんに観音様を彫ってあげたそうです。そのお母さん(88)があっという間に亡くなってしまったのですが、菩提寺の和尚さんに「娘の彫った観音様を棺に入れるよう家の者に言って下さい」と遺言されていたとのこと。
この観音様をわが娘と思って毎日手を合わせておられたのでしょう。遠く離れている親子に、すぐ身近にいるような安心感を与える不可思議な力を小さな観音像が持っているのです。

珍客(子雀)

2017-08-24 15:49:53 | 日記
今朝、庭の草取りをしていたら目の前にドサッと子雀が落ちてきました。見上げても巣があるわけではありません。翔ぶ練習中だったのかもしれませんが、翔べずにバタバタ逃げ回るのです。
このままだと遅かれ早かれ、猫やカラスやヘビに殺られてしまうのは目に見えているので、とりあえず保護しました。警戒心が強く段ボール箱の隅に行ってピーピー鳴いてます。
暫くそのままにして、試しにピンセットで開けた口に、ご飯粒をやったらおとなしくなりました。とても可愛いのですが、さてこれからどうしたらいいのか分かりません。

宇宙の旅

2017-08-23 21:55:01 | SFの世界
中学生の頃に読んだSF小説で、何世代もかかって地球と似た星に向かって宇宙を旅する物語がありました。宇宙船は大きなコロニーで、一つの都市を形成しています。
もし、その乗組員に指名されたらどうするか、と自分に問いました。もちろん迷わず乗りますが、果たして恋人は一緒に乗るだろうかという問題があります。将来「あなたの行くところならどこまでも付いてきます…」と言ってくれる人が現れたなら、この究極の質問をしてみようと考えていました。でもそういう機会はありませんでした。
今も独りでも行きたいと思ってますが、私の世代で終わってしまうので受け付けてもらえないでしょう。物語は、目指す星に無事着陸し、人工的な宇宙船の世界から、草原を吹きわたる爽やかな自然の風を肌に感じるところで終わります。

小観音像(2)

2017-08-22 19:38:09 | 趣味(木彫り)
この本は、全部で15講 268工程で書かれています。
用材や彫刻刀の使い方から始まり、側面の荒彫りー八角の面に荒彫りーお身体の小作りーお顔の小作りーお身体のならし彫りー衣のしわ・足・手の指・化仏を彫るーお顔の細部の小作り、と進んで台座と光背まで作製します。
緊張しながらひと工程づつ進めましたが、これまでにない面白さも味わいました。
写真は49工程目のところです。型紙はミリ単位で描かれています。

ユースホステルの旅(1)

2017-08-21 21:11:46 | 思い出すまま
お金の無い学生や若い人の旅行に、ユースホステルは心強い存在でした。ミーティングとか掃除や敷布持参などの規則があって、中には抵抗感を覚える人もいましたが、それはそれで楽しいことでもあると思います。
私もあちこちのユースホステルにお世話になり、よき青春の思い出になっています。そんな思い出のあるいくつかのユースホステルを、懐かしく振り返ってみようと考えました。
現在ではすでに休止や廃止となってしまったところも多く、時代の流れとは言え、ちょっと寂しい気もしています。