霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

オーロラの話(8)

2017-09-16 17:10:31 | 南極の思い出
オーロラは、太陽から来る電離した高エネルギー粒子(プラズマ)が磁気圏に入り込んで夜側の赤道付近に溜まり、磁力線が再結合してゴム紐のようにぐっと地球側に縮んで来るときに、プラズマが磁力線に巻き付いて大気圏に降り注ぎ、酸素や窒素の原子や分子と衝突して励起させ発光するものです。
ですから、同じ磁力線で結ばれた南極と北極では、同じオーロラが鏡のように対称に出現します。ただ、南極が暗夜の時は北極は白夜ですし、またその逆にもなりますので、両方で綺麗なオーロラが見られるチャンスは両極共夜となる僅かな期間だけです。