霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

憧れの南極へ

2017-09-01 19:22:34 | 南極の思い出
20代半ばに南極観測隊へ参加する機会に恵まれました。現在は第58次隊が活躍していますので、ちょうど40年前のことになります。
インターネットの普及した今では南極の自然や基地生活など身近に接することができて、もう遠い所とは感じられなくなりましたが、やはり直に接したことは人生で大きな出来事でした。
この貴重な体験を思い出すままに綴って、残しておきたいと思います。

シイラ

2017-09-01 01:22:18 | 観測船の思い出
外洋に出るとサワラとかマグロを釣ろうと仕掛けを流しておくのだが、よくこのシイラという魚が掛かってくる。真っ青で光沢のあるとても綺麗な色をしていて、顔が絶壁のようになっているのが特徴で、大きいものでは1mを超すものもある。
しかし、不味い上にせっかくの仕掛けをやられたことから、釣れると新人はカケヤを持って駆けつけて叩いて殺して海に捨て、海水で甲板に飛び散った血を洗すという、何とも殺生な役が待っている。
先日テレビでシイラ釣りの番組があり、シイラは美味しいと言っていたので、当時どんな味なのかを試しておけばよかったと悔やんだ。