霞ヶ浦のほとりで

徒然なるままに

オーロラの話(2)

2017-09-06 20:07:55 | 南極の思い出
オーロラの写真撮影はとても難しいのです。その理由は、光と言えど露出時間が必要で、その間に激しく動くのでボヤけてしまうこと、全天に拡がる光のほんの一部しか写らないこと、寒さでシャッターが動かなくなったりフイルムが切れたりすること、そして何よりもこの目で見ていたくて撮影に専念できないからです。今ではインターネットに素晴らしいオーロラの写真がたくさん掲載されています。
動画となると、以前はコマ撮りのため実際より動きがずっと早いものでしたが、高感度カメラやCCD等デジタル技術の発達により、色や動きも実際のオーロラに近いものになりました。
高倉健主演の「南極物語」で、残された犬達の上で舞うオーロラが実際のものに近いです。それもそのはず、この映画のオーロラ監修はオーロラ博士の小口高先生(東大教授:第1次隊から参加)がされていました。