【格言みち標】＜相田みつを＞無責任な傍観者では？

自分自身の意見を主張せず、自分は何もしないのに、人の批判をする人がいます。「人の批判をする時、自分はいつでも傍観者で少しも動かない。自分では手を汚さず何ひとつしない。要するに自分のことは棚上げなんですよ。」詩人・相田みつを。

指導現場で会議やミーティングが始まる前に、出席者の皆さんにこの場では一切の批評や批判はしないことを約束してもらっています。攻撃や批判は惨めだし、自分はいいかも知れないけど相手や回りを傷つけ、結局は何ひとつ変わることがないからです。約束の後に付け加えて、その代わりにどうしたいいのかと改善提案して欲しいとお願いをします。このように条件を前置きすると話し合いもスムーズに進み驚くぐらい数々の発想やアイデアがブレークストーミングのように出てくるのです。

批判することと自己主張することを混同してはいけませんね。誰もが経験したことでしょうが、批判ばかりして無責任な傍観者でいる限り本人が成長することはまずありません。それに、後味の悪い集まりとなり二度と出席したくなくなると思いますよ。