1946年創業の新天町商店街には北通りと南通りがあり凡そ百軒もの本店と呼ばれる商店が軒を連ねる。昔と比べ買うのない商店街、モノ余りと同質化に購買意欲削がれ専ら目的か興味あれば覗く程度、ただ新天町だけは天神通る度に足が向く。
商店街の疲弊の中、新天町の客層も年寄り中心、でも駅近の立地に恵まれ若い人の流れも多い。ただ老舗に胡坐かき話題性や集客の工夫に乏しく変化やアミュージングに欠けるという側面もある。
春飾りのアーケードを歩き立寄った店は趣味で北通りの絵画[かねしょう]と南通りの[印藤楽器店]、フレーム調整目的で[眼鏡市場]、一番奥の[みちのく夢プラザ]は宝探しできそうな物産館、新店らしき[ゼンリン地図柄ショップ]が目を引くぐらい。新たな発見も殆どなく素見や冷やかしながら一人ぶらぶらと通りを流す。