徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

業態戦略の要、有能人財が企業を発展させる

2010年02月17日 | 仕事モード
和歌山市内のスーパーマーケットからのリポートです。気温は福岡並みでしたが日没前には冷え込み、急ぎ足の視察となりました。
市内のメッサガーデンパーク店、パームシティ店、プライスカット店、その他の店舗も拝見して、正直言って頭を抱えましたね。店構えから品揃え、陳列、演出、価格、提供方法など行く先々の店がまるで異なる、まったく違う店舗なんですよ。これがひとつの経営資本なんて?信じられない、他所では考えられないことでした。
HPで調べてきたんですが、何度も店の外に出て店名を確認しました。そう、チェーン・ドミナント戦略として、それぞれに異なる五つの業態を有するここが近畿や中部に多店舗展開する評判の「オークワ」の本丸なんですよ。

ワンフロア・ワンストップショッピングの「スーパーセンター」業態。エンターテイメントとの複合型「SCショッピング」業態。「メッサ」はセレブ感あふれる高級スーパー業態で、「プライスカット」は安さが魅力のローコスト業態です。そして、「SMレギュラー」業態は地域利便性スーパーの品揃えをしています。業態別の採算はわかりませんが、同一地域でも業態が違うのでまったく社内競合しないという利点、客それぞれの生活スタイルに合わせ、消費選択ニーズに即応した点などさすがに面白い取組みと言えます。同質化ではない、それぞれが個性をもった店舗展開、これなら客も大歓迎でしょうね。

クライアント先からの仰天情報では「オークワ」は「1部門(1品種)・1バイヤー方式」。な、なんと全店140店舗の、異なる五つの業態を一人の仕入れでこなしているそうなんですよ一手に、B・C級品から高級食材まで本部一括セントラルバイイング方式です。信じられますか?まさにスーパーマン的な超人ですよね。
優良企業には有能な人財がいる?と言われますが、いや有能な人財がいるから企業もどんどん発展するその理由を改めて認識させられました。ハ~イ。

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