支援先の経営者と関門大橋を越えて下関へ。お目当ては魚類ではなく婦人服である。斜陽化のアパレル業界、新規取引先の開拓で目先を変え少しでも浮上したいという思惑があった。
客の要望に応じ仕入れれば何でも売れる小売に対し、卸問屋は扱う商品以外に売るものが限られるというのが実情だ。前が売れないことには商品は滞留、客が買わねば小売は鼻風邪でも、問屋はインフルエンザ、メーカーは肺炎ってとこだろうか?
とりわけ婦人服の地方での巻き返しは有り得ないが、それでも経営者のリベンジ熱意に打たれ新規取引先にアポを取ったのだった。
卸問屋にとって喉から手の出る売り先来訪!売れてなんぼだが交渉次第ではこちら条件は呑んでもらえる筈だ。フクの本場で服(フク)の復(フク)活となればいいのだが。