徳ちゃん繁昌リポート

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【現場通信記】五つ教えて三つ褒め二つ叱る

2014年11月06日 | 仕事モード
多くの企業の現場指導に入って驚くこと、それは組織の体は成していても組織の運営管理が実際には動いていない実態です。その主たる原因はどうも幹部や上司が「叱る」「褒める」「教える」というごく当たり前のことをやっていないようなのです。

今の上司の若い頃は叱られて上役や先輩の背中をみて仕事を覚えたものでしたが、自分が上司になると残念ながらその責務を忘れ、部下を叱ることから逃げいる傾向のようですね。また、若い頃に上役や先輩から褒められたり教えられるといった経験が非常に少ないため、「褒める」ことや「教える」といったことがどうも苦手みたいです。上司の重要な役割のひとつは部下を育てることでして、上司が「叱る」「ほめる」「教える」を実践することができれば、部下とのコミュニケーションは改善され、尊敬される上司となり、部下はやる気を出し組織に活力を注入することができるのですがね。

「可愛くば五つ教えて三つ褒め二つ叱って良き人にせよ(二宮金次郎)」子が可愛かったら、五つ教えて一呼吸おいて、まずよいところを三つみつけて、それを褒める。そしてそのあと、二つくらいの割合で、叱れということです。この教えは職場の上司と部下の関係に限ったことだけでなく、家庭での親と子の関係、或いは学校やサークルでの先輩と後輩との関係も同じことが言えるでしょうね。上司の皆さん、肝に銘じてください。


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