徳ちゃん繁昌リポート

《あなたの笑顔が周りを幸せに、ひと言が一人一人を元気づける》

上勝町の彩事業/毎日が笑顔のシルバーウィーク!

2009年09月20日 | 仕事モード
上勝町は、徳島県の中央から南東寄りに位置し、県庁所在地の徳島市から約40km、車でも約2時間のところにある町。794世帯、人口2100人、高齢者率44.1%、ちなみに若年者率7.8%という山々に囲まれた過疎の町です。
高齢者福祉産業の「彩事業」を取り組んでいる(株)いろどりを尋ねました。お忙しい中、スタッフの方から説明を聞き、何軒かの生産者宅も紹介していただきました。

「彩」事業とは葉っぱの事業のことです。紅葉、南天、椿の葉、桜・桃の花などなど、料理のつまものに使う材料のことで、これを山奥の上勝町の高齢者が自ら植樹し、生産し、商品化して販売している事業です。そもそもこの事業は昭和61年頃からで、当初は紙や電話、FAXの受発注が中心でしたが、現在は、同報FAXだけでなく、パソコンと公衆回線を使ったイントラネットを組み、受発注だけでなく、市況情報や市場動向、出荷情報、農作業情報、商品知識などの情報も提供できるようになったそうです。東京、大阪、名古屋、京都などの大都市圏に出荷され、当初は年間100万円程度だった出荷額も、現在では約200名の生産者で、年間2億円の規模にまで成長しているそうです。総額2億円の市場を創出したことで、特に高齢者のやりがい興しにも役立っていますよね。

ほんと、何にもない静かで長閑な山里です。紹介されたお家に入ると今年で84歳というおばあちゃんがパックの作業中、やさしい口調でいろいろと説明をしてくれました。それから山々や畑を回ると何人かのお年寄りの方に出合いました。外にでる元気、働くやりがい、お金を稼ぐ楽しさ、ここには老後という言葉はありませんね。おじいちゃん、おばあちゃん皆さん笑顔が満ちあふれていました。

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