徳ちゃん繁昌リポート

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山口線津和野/学生時代の苦い思い出

2009年09月02日 | 旅の日記
新幹線から乗り換え山口線へ。特急スーパーおきで何度と通る津和野駅に途中下車しました。

あれは学生の夏、もう30数年になりますか。カネもないのに旅人気どりで、寝袋担い、各駅停車の列車の旅に出かけました。山陰の長門市・萩・・・・・益田からはSLでしたか?津和野へ。夜、構内で寝袋を広げたら駅員さんに追い出され、途方に暮れて津和野の町中、一軒の古寺に辿り着きました。有難い御仏のお導きとひと晩の宿を乞い、夜も遅く、食事なし風呂なし、固い煎餅蒲団で床をとりました。次の朝早く起こされ、仏間で有難い?お経を聞き、質素な朝食をいただいた覚えがあります。気持ばかりと持ち合わせの僅かな金銭を忍ばせ仏壇に供えようとしたら、なんと!お寺さんから1泊朝食付きでの料金を要求されました。ここは民宿だった訳?それならそれで最初に言ってくれ!ちょっと損したみたいでした。そんな苦笑いの思い出があります。

津和野は山陰の小京都と言われ、駅前のレンタサイクル(手荷物は預かってくれます)で散策もいいですね。鯉が泳ぎ、古い城下町、太鼓谷神社に、森鴎外の生誕の家、津和野温泉なごみの里もゆっくりとできます。鯉のいる米屋として有名な吉永米店。昔ながらの米俵を軒に列ね、木彫りの「鯉のおる米屋」という看板が目印です。ここの店の奥には、水路を引き込んだ大きな池があり、色とりどりの錦鯉が群れをなして泳いでいます。見学は無料で、店の人もやさしく迎え入れてくれます。
懐かしくて、あの時分の古寺も探してみましたが、大昔のことで見つかる訳もありませんよね。

次の13時56分の特急おきで益田に向かわねばなりません。学生時代と違って中年男のひとり旅、ビジネス姿で絵になるはずもなく、そろそろ退散しますか。4時間の途中下車でしたが半日も居れば十分楽しめる初秋の津和野ですよ。

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