飄(つむじ風)

純粋な理知をブログに注ぐ。

福島第一の現在の状況、そして、「冷温停止」の意味とは?!

2011-11-07 20:53:19 | ブログ

第3号炉の爆発は核爆発であった!!
それは何度も書いてきた・・・
動画(英語版)も既に消されているので、
再掲する!!
日本語版を解説版も付けて・・・。 


 そして、現在もキセノン、ヨウ素131が検出されている。それを再臨界ではなく、自然核分裂だと言い逃れる。どうもフクシマにオクロの天然原子炉が出現しているらしい。


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 これは世界遺産ものだ。


 そんな話誰が真に受けるものか! 臨界かどうかは素人には判断付かない。はっきり言えることは、『自然』核分裂であろう筈がない。こういう場合、『自然』という言葉は、全く相応しくない。


 臨界かどうかは別にして、未臨界であれ核分裂反応が起こっていることを意味する。これは自然核分裂ではない。人為由来の核分裂であるから、責任は勿論、東電の管理者責任に帰する。


 それを体のよい言い訳がましい言説は、実に官僚的で忌々しい魂胆が透けて見える。それを指摘しないマスコミもマスコミである。利権が一体のマスゴミといわれる所以がそこにある。


 これは再三再四起こっているのが、フクシマだ。これで冷温状態とどうして言えるか?


 言葉は、事実に即して使われなくてはならない。


 メルトダウンは事実である。冷温停止状態ではない。メルトスルーしているから、原子炉内温度は冷温状態であるかも知れないが、メルトスルーしている核物質は、盛んに核分裂反応状態にある。臨界であるかどうかは判断出来かねる。


 こう言うのが正しい。


 勿論、臨界に至る危険が存在する。それを阻止するために冷却を続行している。未だ、臨界に到らず、何としても超臨界を阻止すべく最大の努力を傾注している。と言うのなら、真実に近い。


 ウソで固めた東電・保安院発表と言うべきだ。見透かされている。



核爆発だった!福島第一原発3号機 (日本語版)


【転載開始】福島第一の「冷温停止」について 


太郎:先生、今日は原子炉の「冷温停止」について説明していただけますか?


先生:もちろんだよ。でも同じ「冷温停止」でも言う人によって色々な意味があって、簡単じゃあないんだよ。


太郎:そうなんですか。


先生:もともとはね、「冷温停止」とは「制御棒を挿入して核反応を止めた後、冷却水を循環させて原子炉の温度を安定的に100度以下に保つ事」の意味なんだけどね、福島第一の場合はそうはいかないんだ。


太郎:メルトダウンしてしまっているからですね。


先生:そうなんだ、核燃料は本来なら燃料棒という形で原子炉の中に整然と並んでいるはずなんだが、福島第一の場合、それが熱で溶けて流れ落ちてしまった上に、その熱で原子炉にも、その外側にある格納容器にも穴が空いてしまっているんだ。


太郎:じゃあ、いったいどうやってそれを安定して冷却するんですか?


先生:それがとっても大変なんだよ。分かりやすくするために、トイレに例えてみよう。君のうちには水洗トイレがあるよね。


太郎:もちろんです。ウォシュレットだって付いてます。


先生:君のうちにあるトイレみたいに、使った後にはちゃんと汚いものを流してくれるトイレを「安定したトイレ」と呼ぶことにしよう。


太郎:はい。


先生:福島第一のトイレは、まず水を流すためのタンクがこわれちゃっているんだ。


太郎:あの、トイレの上についている四角いタンクですね。


先生:福島第一の場合、あのタンクが壊れているんで、仕方がなく洗面台からホースで水を引っ張って来て流しているんだ。


太郎:ずいぶん不便ですね。


先生:でも、問題はそれだけじゃなくて、便器も壊れて穴が空いちゃっているんだ。


太郎:ええ、それじゃあ、トイレの床が水びたしじゃないですか。


先生:そうだよ。それも水だけじゃなくて、便とか尿とかも穴から漏れているんだ。


太郎:それはひどいですね。


先生:それから、トイレの床にも穴が空いていて、床下に汚水がどんどんと溜まっていって、今にも家中にあふれそうなんだ。


太郎:それは悲惨ですね。


先生:あふれたら大変なんで、臨時のポンプで汚水を汲み上げて、それを上から流す仕組みを作ったんだ。でも、汚水があまりに汚くて、しょっちゅうフィルターが詰まっちゃうんだよ。


太郎:いろいろと苦労しているんですね。


先生:その上においがすごくて、人が近づけないんだ。


太郎:だから修理もなかなかはかどらないんですね。


先生:そうだよ。そして、それがまさに今の福島第一の状態なんだ。

太郎:それで、どうして「安定して冷却できている」なんて言えるんですか?


先生:原子炉の温度を測定すると、常に100度以下で安定しているからだそうだよ。


太郎:でも、核燃料はもう溶けて、下に流れ落ちゃっているんですよね?


先生:そうだよ。私が予想するに、燃料の大部分は格納容器の底も溶かして、溶岩のようにその下にあるコンクリートをじわじわと溶かしているんだよ。


太郎:ほとんど燃料の残っていない原子炉の温度が100度以下になっても意味がないじゃないですか。


先生:そうだけど、実際にどのくらい原子炉の中に核燃料が残っているかは、まだ東電の技術者にも分からないんだ。


太郎:危険で近づけないから調べ様がないんですね。しかし、それで「安定して冷却出来ている」って、でまかせじゃあないですか?


先生:まあ、そう怒らずに。政府としても、あまり国民に心配をかけたくないから仕方がないんだ。


太郎:いつもそうじゃないですか。メルトダウンのことだって隠してきたし。ちなみに、溶け落ちた核燃料は溶岩のようにとっても熱くてドロドロしていて、格納容器の下のコンクリートも溶かして地中に潜り込んで行こうとしているってことですね。チャイナシンドロームですね。


先生:あれは映画だけのことで、実際はゆっくりとしか落ちて行かないんだよ。


太郎:じゃあ安心なんですか?


先生:とんでもないよ。このまま放置しておくと、地下水に到達して、地下水や海を大量に汚染することになる。


太郎:なんとかする方法はないんですか?


先生:もうメルトスルーまでしているので、完全に閉じ込めることも安定して冷却することももうできないというのが、正直なところだ。唯一できること は、原発の施設をぐるっと取り囲む地下遮蔽壁と呼ばれる地下の壁を作って地下水の汚染を止めることなんだけど、その工事はまだ始まってもいないんだ。


太郎:なぜ始めないんですか?


先生:とても大規模な工事なんで、お金が1000億円ぐらいかかるんだよ。


太郎:でも、どうしてもしなければならないんでしょ?なぜすぐにでも工事を始めないんですか?


先生:そのことは東電自身も認識しているんだけど、その工事が必要なことを認めてしまうと、決算の時に将来の負債として計上しなければならないからいやなんだよ。債務超過だと思われたくないからね。


太郎:決算書と地下水のどっちが大切なんですか!


先生:君が怒るのももっともだよ。


太郎:で、実際には工事はいつごろ始まりそうなんですか?


先生:政府も早く始めさせようとしているんだけど、東電がワガママを言っているんだ。遮蔽壁の建設コストは、それを「国家プロジェクト」として国が負担して欲しい、それができないなら工事をすぐには始められない、と言っているんだ。


太郎:それはひどいですね。被災者の補償も政府に肩代わりさせようとしている上に、地下水を人質にとって、1000億円もの遮蔽壁の設置コストを国民に負担させようってことですか!


先生:話がそれてしまったが、これが今の福島第一の状況なんだ。


太郎:冷温停止どころか、僕の頭が煮えてきましたよ!


 

【参考資料】「福島第1原発:東電が政府側に渡した文書の全文」毎日新聞 6月20日


「地下バウンダリ」プレスについて
(1)地下水の遮へい対策は、馬淵補佐官のご指導の下、『中長期対策チーム』にて検討を進めてきているが、「地下バウンダリ(発電所の周りに壁を構築し遮 水するもの)」は現在、最も有力な対策と位置づけ。ただし、対策費用は現状不確定であるものの、今後の設計次第では1000億円レベルとなる可能性もあ る。


(2)今回の検討の過程で、政府側から国プロジェクト化の示唆(当初は国交省予算)があり、その前提で、設計着手と工事着工の前倒し案が浮上。ただし、現 状では、担当府省がどこになるかも含め、国プロ予算の具体化に目途が立っているわけではなく、経産省(原子力政策課)でも最近になり検討を始められたとの 認識。


(3)こうした中で、速やかにプレス発表をすべきとの馬淵補佐官のご意向を踏まえ、14日の実施に向け準備中であるが、工事の実施を前提とするプレス発表をした場合は、その費用の概算および当社負債の計上の必要性についてマスコミから詰問される可能性が高い。


(4)また、現在、22年度の有価証券報告書の監査期間中であり、会計監査人から、当該費用の見積もりが可能な場合は、その記載を求められる虞(おそれ) が高い。しかし、極めて厳しい財務状況にある現下で、仮に1000億円レベルの更なる債務計上を余儀なくされることになれば、市場から債務超過に一歩近づ いた、あるいはその方向に進んでいる、との厳しい評価を受ける可能性が大きい。これは是非回避したい。


(5)したがって、馬淵補佐官のご意向を踏まえ14日にプレス発表とする際には、次のスタンスで臨むことについてご理解をいただきたい。


(1)今回は「実現可能性調査」としての設計着手であり、着工時期や費用は今後の調査・設計次第にて不明であること。


(2)費用負担のあり方(国プロ化)は、令後の検討の中で別途判断されていくものであること。【転載終了】

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