私たちは、素朴な感覚で世界を眺めるとき、どうして人間はこうも争いを起こすのであろうか。また、戦争が
起きたとしても、国連や政府が、教養ある大使あるいは指導者が交渉して、悲惨な事態を最小限に止めることが出来ないのだろうか。ジュノサイドや、民族抹殺
などと言う事態が、なぜ起こるのだろうか。
それは、人間そのもの邪悪性に由来するのか。と、暗澹たる想いに駆られる。しかし、それはすべて計画され、目的を持って推進されていることを知ったなら、驚かざるを得ない。
人間は、確かに邪悪な一面を有する。反面、善良な面も持っているものである。それ以上に、限度を理性的にコントロールする力をも持っている。動物の争いは、絶滅に至る争いは本能的に制御されていると聞く。違いは、人間の場合、理性的なコントロールに依ることである。
小さな争いも、大きな争いもそれぞれ理由があるとされる。時に領土であったり、資源であったりする。その場合、争うことは手段であり、目的は領土、資源である。当然、争いは交渉から始まり、やむを得ず武力という手段に至ると考えられる。
ところが、実際は軍事行動が目的で、そのための理由が案出され、怨念が創出されると考えたらどうだろう。では、何のためにと言うことが問題となる。
ここでは、争いが手段であって、目的は混乱と破壊である。争う当事者は犠牲者であって、別に第3者の利益者が存在すると考えたら、目からウロコである。
混乱と破壊から得るモノとは何か。新たな秩序である。それがニューワールドオーダー(New World Order)である。そのために戦争が数多く起こるという理由がある。ロックフェラーの書簡には語る。
『新しいシステムが来つつある。ただ一つの質問は:あなたがそこにいることを選ぶか?それとも、自己破壊への道を降りて行き続けるか?、と言う
ことだ。以下のアジェンダは避けることができない、そして、生き延びるため、それを得るために、ずっと我慢する必要があるだろう。』(既載:小沢党首辞意
撤回記者会見。 2007/11/08 7:15:25 )
そのための戦争が必要であって、戦争理由が作られ、武器が供給され、悲惨な殺戮が繰り返され、怨念が増幅される。この事は目的達成まで、止むこ
とはない。これからますます多くなる。その間、軍事産業は戦争当事者双方から収奪を繰り返し、国民はますます疲弊する。やがて、食料も尽き、生命の安全さ
えも脅かされる。それが目的だからだ。
ここには、地政学も、戦争戦略も戦術もない。勝ちも負けもないからである。只疲弊のための戦争。混乱と破壊のための戦争。混沌を作り出すための戦争。富も生存権も投げ出すための戦争が始まろうとしている。これは事実だ。
日本が中国と資源を争う次元ではないのだ。韓国と領有権を争う次元ではないのだ。北朝鮮のおんぼろミサイルなど放っておけばいい。給油活動など、国会混乱に乗じて不作為を決め込めばいい。
それよりも、食料の備蓄を努め、避難計画を密かにたて、独自の経世済民政策を実行することだ。どうせドルは暴落し、現行の貨幣制度は崩壊することは間違いないからだ。それが目的だからだ。
今ある繁栄は、所詮、詐欺的手法の信用創造による泡に浮かんだ砂上(泡上?)の楼閣である。はじけることは間違いない。はじけさせるのが目的だからだ。
はじける前にしぼます方が、得策と考える。それが国家破産処理である。日本がしぼむと、米国が破裂する。途上国は変わりない。はじける要素がない。戦争をしようにも活力がなくなることは間違いない。
サタニスト大富豪は、金に宝石、債権に株式、あらゆる物質に恵まれている。世の中の大半をせしめているだろう。しかし人間だ。ものを食わねば生
きてはゆけない。しかも多勢に無勢だ。所詮、寄生虫だ。我々宿主もちっとは困るが、彼らは大変困る。おそらく、消滅する他はないであろう。
戦争に行く兵士は、彼らではない。自衛行動を除いて全てサボタージュすればよい。そうすれば戦争は起こらない。
そのためには、知ることが大事である。・・・・そして、我らが心に巣食う欲望の炎を鎮めようではないか。そうすることが寄生虫に取り入るスキを与えない妙策である。