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平和を創り出す宮古ネット通信

宮古島の平和を願う3人の市民が始めたブログ。平和を阻む政治状況とたたかう市民の行動を載せる。美しい自然、環境問題も。

今度は空軍

2015-01-06 11:16:58 | 日記
 宮古島市市長下地敏彦 殿

アメリカ空軍音楽隊演奏会に関する要請
 

 アメリカ空軍太平洋音楽隊が、12月16日に、宮古島市のマティダ市民劇場で音楽演奏を開催すると告知されています。


4年前の2010年9月21日~24日に、アメリカ海軍掃海艦ディフェンダーが民間港である平良港に民間船を排除して接岸、復帰後初めて米兵が宮古島に上陸し、無断停泊する事態がありました。若い米兵たちは市内を闊歩し、居酒屋で飲食し、市民に不安をいだかせました。その4日間、港湾は占領され、宮古島は蹂躙されました。

当時同行した在沖米国総領事グリーン氏は「友好親善」と一方で言いながら、出港の際、「米軍のプレゼンスを示すことができた」と満足げに語りました。銃を片手に、「友好親善」の握手はできるはずもありません。

3ヶ月後12月12日には 米海軍第七艦隊の音楽隊が米軍機で宮古空港にやって来て、マティダ市民劇場で演奏会を開きました。「文化の香り」をまとって軍隊が市民社会に立ち入ろうとする目論見は見え透いていました。演奏会後、迎えに来た米軍機が故障し、その日は飛び立てず、機内から、隠れていた音楽隊と関係のない海兵隊員がゾロゾロ降りてくるというオマケまであり、米軍はいつでも彼らの都合で日本中を軍事利用していることが白日にさらされました。

4年前も、米軍の音楽隊が宮古へやって来る直前には、当時過去最大規模と言われた「日米共同統合演習」が各地域や沖縄周辺海域でも実施されていました。

今回も11月8日から陸、海、空の3自衛隊と米軍との大規模な共同統合演習が始まり、 演習では、鹿児島県の奄美大島などに地対艦ミサイル部隊を配置。九州東方海域で行う訓練には米軍の空母が参加するほか、石川、岐阜両県などにまたがる白山周辺で航空機を使った山岳救難訓練を実施しました。また、南西地域から関東地方への捕虜の移送訓練や自衛隊単独で奄美群島近くの無人島、江仁屋離島で離島奪還訓練も行われた。演習は19日まで行われ、自衛隊員約3万人、艦艇25隻、航空機約260機と米軍の約1万人が参加しました。

この軍事演習の流れの中での、12月16日の宮古での演奏会であることを私たちは認識しなければなりません。

そして、今回も米空軍の音楽隊は、あくまでも軍隊の音楽隊であり、その目的は軍隊の士気を鼓舞し、音楽を通じて住民を懐柔することをめざしているものです。「クリスマス・日米親善」といかに文化的装いをし、友好的なポーズを取り繕おうとしても、その意図は軍事的・政治的なものであります。

恣意的に尖閣の危機を煽り、それを口実に奄美から与那国までの琉球弧の島々を軍事要塞化、とりわけ宮古・八重山への自衛隊新部隊配備のねらいが背景にあることや、統合演習からも明らかなように日米両軍は一体であることを忘れてはなりません。


以上の理由により、私たちは、アメリカ空軍が宮古空港を使用したり、市民劇場を使用して音楽演奏会を行うことに断固として反対します。

そして、沖縄県や宮古島市におかれましても、民間の空港や劇場の使用を認めないよう、軍隊に加担することなく、毅然と対応されることを要請いたします。

2014年12月10日
                宮古平和運動連絡協議会
                   共同代表 川平俊男 清水早子 砂川洋子
                平和運動センター宮古島
                   議  長 小禄雅夫


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あの手この手と宣撫活動は続く。今度は空軍。

台風並みの強風の中、ビラ配り。せっかく用意された横断幕は役目を果たさぬまま一瞬にして吹きちぎられた。

こんな天候の中でも動員する力は強い。チラシを何かの引き替え券と思ってラッキーと喜ぶ子供たちは無邪気だが、初めから受け取らないのは自衛隊関係者だろう。大人たちは、友好親善になぜ軍隊の音楽隊なのか、きっちり説明しなければならな。(普)


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