2月10日にこのブログに書いた「考えるな、撃て!」という文章を、記録に残せと<wbr></wbr>いう声があって、まず載ることはあるまいと思いながら、加筆して地元紙に<wbr></wbr>投降した。一時は校正や字数の調整のやり取りがありながら、好意<wbr></wbr>的に言えばタイミングを逸して載らないのだろうと思ったが、きょうの新聞をみて、なるほどと思った。
もちろん吹奏楽を楽しむことが悪いのでない。少しでもいい演奏をしたいと思うのは当然なことだ。そのために児童生徒学生を指導している者や保護者が、レベルの高い演奏を聴かせてあげたいと思うのも分からなくはない。問題はやはりこうした催しを前に、そうした思いを利用するこの前(だけでなく)の自衛隊音楽隊の演奏会なのだ。
もちろん吹奏楽を楽しむことが悪いのでない。少しでもいい演奏をしたいと思うのは当然なことだ。そのために児童生徒学生を指導している者や保護者が、レベルの高い演奏を聴かせてあげたいと思うのも分からなくはない。問題はやはりこうした催しを前に、そうした思いを利用するこの前(だけでなく)の自衛隊音楽隊の演奏会なのだ。
合奏音楽はみなが心を一つにしなければいい演奏にはならない。そしていい演奏はみなの心を一つにする。だが、繰り返しになるが、、それは利用しようによっては怖いことでもある。ファシズムのファッショとは「束ねる」という意味。軍隊の音楽隊はその一端を担う。
ついでにいえば、自衛隊の音楽隊が来れば、出前演奏会とやらで以前は小規模校に行き、自衛隊入隊の勧誘めいたグッズを配ったり、さすがに昨今は高齢者や障害者施設が狙われる。久松五勇士顕彰会と組んで、海上自衛隊が青森からどこかの小学校に雪を送るというパフォーマンスまでする。どこまで子供たちを利用し、弱者とされた人たちを愚弄するのか。(普)