3日付けの日本高等学校教職員組合が昨年度に行った高校生の憲法に関する意識調査の記事で、自衛隊容認45%(4年前の+20%)は東日本大震災での救助活動を反映しているのなら、その目的だけに特化させればよい。
改憲賛成の理由について、環境権、プライバシーなど新しい権利を求めるものが51%というのが目を引く。政治や立法、司法がきちんと機能をしていれば、武力行使の問題を含めて改憲の必要はない。改憲を叫ぶのはそれらができていなことの責任転嫁だ。自民党の「改正案」はまさにそれを地で行く。
憲法9条については高校生の良識であろう。とにかく、憲法は権力を縛るためのものだということを、しっかり学んでほしい。(普)
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5月4日(土)宮古毎日新聞
○安倍外交 安保絡め遡源確保 原発輸出には批判も
○自民 国民投票「18歳以上」に 憲法改正へ法整備
○自・維・み 96条改正に賛成 民主、反対で意見集約へ
○護憲、改憲両派が集会 憲法記念日・東京 96条めぐり訴え
○みやこ9条の会 「96条改正に反対」 憲法の日で語る集い
5月3日(金)宮古毎日新聞
○改憲、動き出した96条論議 (安倍晋三)首相意欲 参院選争点に
○自衛隊容認が大幅増 改憲賛成、反対上回る 日高教高校生意識調査
○(宮古島)市教委 24,25日に住民説明会 学校規模適正化新基本方針
○7月に保養受入れ 東日本大震災被災者 福嶌の子30人を招待へ
ウムイ宮古島実行委 ホストファミリー募集開始
5月2日(木)宮古毎日新聞
○辺野古移設を推進 大阪維新とそうそうが政策協定
5月1日(水)宮古毎日新聞
○(主権回復式典・天皇退席時)「陛下万歳」は自然発生 (菅義偉)官房長官
○【北京時事】「沖縄に主権及ばない」 外務省系誌 異例の論文掲載 日本けん制 中国政府見解と矛盾
○オスプレイ追加配備、岩国基地経由を説明 防衛省
○【ワシントン時事】「中国にくみせず」日米が基軸 国防総省 アジア重視、足固め
○【ソウル時事】米韓合同演習が終了 威嚇弱め、経済に力点 北朝鮮
4月30日(火)宮古毎日新聞
○「主権回復」抗議に1万人 4・28沖縄大会 政府式典同時刻に
○4・28 怒りこぶし突き上げ 宮古でも政府式典に抗議
○政府が「主権回復」式典 (仲井真弘多)沖縄知事、4野党欠席
○沖縄への「配慮」演出 政府後手、反発に危機感
○「天皇の政治利用」懸念広がる沖縄反発の式典、憲法上問題視も
○沖縄 基地負担の苦しみ今も 政府式典に怒りと失望
○悲しみの「紺色の旗」飾る 式典に反発・那覇市役所
○4・28を考える集い 県民にとっては「屈辱の日」 復帰運動関係者が講話
4月29日(月)宮古毎日新聞(休刊)
4月28日(日)宮古毎日新聞
○中国監視船、接続水域に8日連続 沖縄・尖閣沖
今日はサンフランシスコ条約の内容から始まり、1960年の沖縄県祖国復帰協議会宮古支部の結成大会から1972年の5・15県民総決起大会までの、沖縄の人々の考えの変遷とその背景について話を聞きました。体験者の話は何度聞いても貴重なものです。状況も自分も変わっていく中で、違うことが見えてきます。
仲宗根将二先生はいつも歴史資料を添えて話されるので、状況がリアルに届きます。サンフランシスコ条約の第三条「琉球および小笠原」については「合衆国のいかなる提案にも同意する」と書いてありました。まさに4月28日は日本が施政権を放棄した日にもかかわらず、「主権回復」とはどういうことか? また、仲宗根先生は復帰協の「1960年の大会スローガンは心情的であった」と評価しています。スローガンは「民族の悲願 祖国復帰」「もう堪えられぬ、沖縄を祖国へ」「民族の悲願を全世界に訴えよう」といった内容でした。それが、1972年の県民総決起大会では具体的に「四次防と自衛隊の沖縄配備に断固反対し、軍用地契約を拒否して財産を守ろう」「27年に及ぶアメリカの不当支配を糾弾し、一切の損害賠償をかちとろう」などの内容に変わっていった。そこには、少女や少年の命が奪われても、米兵が無罪になる現実があった、という。
『日刊 南沖縄』という宮古島の新聞コピーも資料にあり、公文書館の建設も必要だと思いました。沖縄島ではかなりの人が集まったということですが、生きた歴史、生きた言葉を積み重ねていく粘り強いたたかいを、宮古でも続けていくことが、荒れ地に種を撒く仕事だと思いました。(ya)