つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

その後の福寿草

2021-03-10 08:53:41 | 庭の花

福寿草が発芽したのは寒い1月でした。それから開花を迎え
まるで家族のように かたまって咲く姿は、暖かみがありました。
眩しいほどの美しさも一期一会とでも言うのでしょうか ~ 懐かしく感じています。
いよいよ もう花も終わりです。
これから夏まで光合成を続けて行くことでしょう…


















偶然、今 花弁が散っていました。









可愛い金平糖の様です。





州浜草

2021-03-09 08:36:56 | 散歩


散歩の折に撮った、小宮公園の州浜草です。
元来は落葉広葉樹の下などで自生している花ですが、躑躅の木の根元で咲いていました。









立札に書いてありましたが、この花の名前の由来は、
三つに裂けた葉の形から州浜の地形に似ていることからこの名前が付いたようです。










一般に雪割草と呼ばれることが多いようですが正しくはキンポウゲ科の州浜草だそうです。





貝母の花

2021-03-06 08:36:17 | 日記

緑地帯の西端にある雑木林の中で今年も 貝母(バイモ)の花が咲いています。













笠状で俯き加減に咲く姿は、奥ゆかしく上品です。










貝母と言う名前は球根が二枚貝に似ていることから付けられた名前です。




花は編み笠状の6弁花で 外側は淡い緑色、内側は網状に紫の斑点があります。



ギリシャ神話によれば
自分で作ったヨシの籠を売り歩いていた孤児の少年は金持ちの目に留まり召使となります。
与えられた仕事は鶏の番をする仕事です。ある日外で遊ばせていると
突然の嵐に鳥たちはみんな飛ばされてしまいました。
探しまわった少年も高熱を出して死んでしまいました。
神々は哀れみ少年を貝母の花に変えました。
この花に網目模様があるのは少年が好んで編んだヨシの籠の名残だそうです。




この花は質素で気品があることから 茶花としても好まれている様です。




内側の網目模様が編笠に似ていることから 別名を 「編笠百合」 と言います。

花言葉は「謙虚な心」「母の優しさ」などがあり 同属の花に黒百合があります。


タンチョウソウ発芽

2021-03-04 08:56:03 | 庭の花


春は色々な花が咲き始め、庭がだんだん賑わってきます。
植えっぱなしの宿根草の多い庭ですが、
山野草のタンチョウソウも発芽を始めましたョ~










まだ葉も出ていないのに、芽の先に花を付けているのもあります。
山野草は自然の過酷な環境の中で生きていくために
葉が付くのも待ちきれず、急いで開花するのかしら~ なんて想像を巡らせています













岩場が好きな ことから別名を「イワヤツデ」と言いますが
毎年、何故かこの花の発芽を見ると感動します。







ユキノシタ科 イワヤツデ属です


クロッカスの花

2021-03-01 15:53:46 | 庭の花


庭には黄色と紫色のクロッカスがありますが、何故か毎年 紫色より黄色が先に咲きます。











黄色いクロッカスは朝日を待っていたかのように 一斉に開花するので
モノトーンの庭が急に明るくなった様に感じます~







ギリシャ神話を思い出します。
クロッカスと言う少年は 羊使いのリースと言う娘と恋に落ちますが
花の神々に反対された為に 二人は絶望して命を絶ってしまうのです~
花の女神は 少年をクロッカスの花に 娘をバラの花に変えました。
バラの棘は強いので クロッカスは 近寄ることも出来ません…
とうとう二人は一緒になる事が出来なかった と言う
何とも切ない ギリシャ神話です~












クロッカスと言う名前はギリシャ語の「糸」が語源になります。
この語源は この花の長く糸の様に伸びる雌蕊がある事から付けられました。