つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

貝母の花

2021-03-06 08:36:17 | 日記

緑地帯の西端にある雑木林の中で今年も 貝母(バイモ)の花が咲いています。













笠状で俯き加減に咲く姿は、奥ゆかしく上品です。










貝母と言う名前は球根が二枚貝に似ていることから付けられた名前です。




花は編み笠状の6弁花で 外側は淡い緑色、内側は網状に紫の斑点があります。



ギリシャ神話によれば
自分で作ったヨシの籠を売り歩いていた孤児の少年は金持ちの目に留まり召使となります。
与えられた仕事は鶏の番をする仕事です。ある日外で遊ばせていると
突然の嵐に鳥たちはみんな飛ばされてしまいました。
探しまわった少年も高熱を出して死んでしまいました。
神々は哀れみ少年を貝母の花に変えました。
この花に網目模様があるのは少年が好んで編んだヨシの籠の名残だそうです。




この花は質素で気品があることから 茶花としても好まれている様です。




内側の網目模様が編笠に似ていることから 別名を 「編笠百合」 と言います。

花言葉は「謙虚な心」「母の優しさ」などがあり 同属の花に黒百合があります。


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