つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

流域紀行八王子 -風景に歴史を訪ねて

2016-06-19 14:40:33 | 馬場先生の野外講座


北浅川をさかのぼる ③松竹橋から狐塚長尾橋まで

前回の解散地 松竹橋から歩き始める。
快晴でしたが空気の重く感じる一日でした。
緑が迫る北浅川に沿って、その土地の歴史や寺院など
先生のプリントを片手に歩きました。(6月18日)

梅雨最中とは思えないこの空…



浄福寺
馬場先生のプリントによれば、
『稿』に、「境内除地1万1391坪、千手山普門院と号す、
新義真言宗にて横見郡御所村息障院末なり(現在は京都醍醐報恩院末)、
開山を廣恵大師と云、当寺来来由記の略に云、…」



背後の山には浄福寺城と云う山城があったところで
境内の前面に残る石垣跡が、かっての城郭遺構の一端を伝えています。



本堂。



裏山を少し登る、小さな観音像が三つ並ぶ細い道を登ると城址のルートになる。



白山大権現をお詣りし、先生からの説明を受ける。



北浅川の流れ…



稲荷神社。



稲荷神社の裏で、北浅川が大きく蛇行していた。




両岸を山足が迫り次第に山の気配が深まってくる。



緑と北浅川の流れが美しい。



足に優しい道を歩いたり…



駒木野の町並み。



一刻芸術会館で持参のおにぎりで昼食。
彫刻家(故)田中一刻氏と奥方の書家吉沢和子さんの作品を展示している。
良い雰囲気のカフェでした。



黒沼田
田植えのすんだ水田風景が素晴らしかった!



長い急坂を登って興慶寺に入る、境内から今登ってきた眼下を見下ろす…



今日最後の興慶寺です。
先生が実踏に訪ねた時、「猛犬に吠えられて怖かった…」、と
仰っていましたが、この日も盛んに吠えていた~怖かった!
(あんまり気持のいいものではありません…)




鐘楼が立つ山の中腹まで昇った。木間隠れに集落が見える。



行く途中、中村雨虹の「ふる里と母と」の詩碑がある。



かなりの急坂の山道を登り、やっと鐘楼にたどり着いた。



眼下には、今訪ねた本堂や庫裡が見える。

梅雨の中休みでしたが蒸し暑かったので汗びっしょり でした。
でも木陰も多かったので時々森林浴も出来ましたぁ~
蛇行する自然の河川を目の前で見る事も出来たり
古刹や地域の歴史を新たに知る事が出来た いい探訪でした。

皆さまから差し入れの塩飴を頬張り、水分補給をしながら歩きました。
次回7月は暑い時期なので、毎年野外ではなく、お教室での講義です。
恒例になっている昼食会も楽しみです。





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