つれづれ 2

庭の花や身近な出来事などを退屈しのぎにあれこれ綴っています。

破れ傘の花

2019-06-20 16:18:56 | 庭の花


ドウダンツツジの下で破れ傘の花が咲いています。
春に芽生えてから大分経ち、今年はやっと花を見る事が出来ました。

毎年、思い出しては行ってみるのですが、花はもう とっくに終わってしまっていた…と
なかなか花の写真を撮る機会がなかったのですが、今年は初めて花を見る事が出来ました。
もちろんブログではお初の花です。



地味な花だと、聞いていましたが、葉の間から花茎を延ばして咲く姿は
楚々としていて、こんなに綺麗な花だとは知りませんでした~
真上から撮ってみました。



葉は円形で7~9カ所位、深裂された大きな葉っぱになっています。
この葉は春先に芽生えた頃は、綿毛に覆われ、傘を すぼめた姿に似ている事から
破れ傘と言う名前が生まれたと聞きます。観賞は早春の若葉のこの頃に限られるようです。
この頃の破れ傘の姿は新古今和歌集や徒然草などの中にも出てきます。



と言う訳で、もう破れ傘の葉ではありませんが、でも花は夏に咲きます。
アップで見ると、きれいな花なのには驚きました~
破れ傘と言う名前からは 想像できませんが、キク科です。
花言葉は ”透き通る心” だそうです。



この白色の頭状花の先は5裂に別れ、オシベが飛び出しています。
何とも美しい姿のオシベです。



この花は今から約20年前、2000年4月に友達と神宮外苑の東京ガーデニングショー 
へ行った時に、タンチョウソウなどと一緒に買ったものです。
その時は「ミニ破れ傘」と言う札が付いていた様な気がしますが
植物図鑑で調べると、この破れ傘は 紅葉傘(モミジバガサ)と言う種類のようです。
若葉の頃は、観賞用だけでなく、食用として天麩羅などにして食べられるようです~



傘と言えば今は梅雨の時期で傘の出番も多い頃ですが、以前「コウモリ傘」と言ったら
孫が「違うでしょう傘だよ… 」って言われたことがあります。
考えてみると、私の両親は、和傘に対して金属の骨組みの洋傘を「コウモリ傘」って
呼んでいました~ 多分、親の影響だと思っていますが……
大分前の事ですが、その時は、孫からは大笑いされました。