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融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

今日は「灰の水曜日」です

2015年02月18日 | 日記

 今日は、教会暦で「灰の水曜日」です。浜坂教会では、プロテスタントですので、宗教的な行事として何か特別なことをするわけではありませんが、この日からイースター(復活祭、今年は4月5日の日曜日)の前日まで、「イエスさまの受難」を想起して、自分の信仰生活を省みながら過ごします。レント(受難節)と言います。

 具体的には、聖書の中でイエスさまが十字架への道のりを歩む、受難物語に親しむということ、また生き方をチェック(隣人を愛することを心がけ、罪を犯さないように自らを戒める)すること、そして祈りの時間を多くするといった信仰生活を送るということでしょうか。要は、イエスさまによって愛され、罪を赦してもらった一人として、自分を愛するように隣人を愛する生活を心がけることに尽きるのかもしれません。

 レント(受難節)というと、何だか苦行を連想させられたりもします。信仰厚い人などは、大好きな食べ物(たとえばお肉など)を食べないようにして、イエスさまが苦しみを受けたことを覚える一人として、自分への喜びを控えて、少しでも忍耐しようという考えです。しかし、それも、レント(受難節)の期間の日曜日は別です。日曜日は、「主の日」として、元々はイエスさまが復活された日として喜ばしい日のことですから、日曜日はお肉も食べて良いのです。ま、何をするにも個人の自由ですが。

 考えようによっては、信仰によって自らを節制できるということは、インテリジェンスなことだと思います。いくら信仰があっても、人を奴隷にして自分は楽をして儲けようとする人がいたり、いくら信仰があっても、武器を使って人を殺したりと、自分の頭で考えて節制できない人もいます。そのことを「洗脳」と言います。よくよく頭を働かせていないと、知らず知らずのうちに人殺しに利用されたり、荷担したりすることもあるので、油断なりません。

 


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