融通無碍 翼を休めてみませんか

新温泉町浜坂にある日本キリスト教団浜坂教会の
牧師日記

明日は礼拝です

2024年08月31日 | 礼拝のご案内

 明日9月1日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「預言とは愛」、賛美歌は「さあ、共に生きよう」、「信仰こそ旅路を」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 台風10号については、このあたりで大きな被害が出たとは聞こえてきませんが、全国では亡くなった方々もいて、大きな被害が出た模様です。被害に遭われた方々の慰めと励ましをお祈りいたします。

 自民党総裁選の過程で、候補者の一人は裏金のケジメの付け方として、利子を付けて国庫に返納するという発言があったと伝えられています。パーティー券として購入されたお金を返納する相手は国庫なのか?不思議な思考をしているなぁと思いました。また、法律を作る立場の議員が、例えて言えば泥棒をしても返したら良いという考えを持っているかのように聞こえて、イマドキ幼児でも言わないような考えを持っていることに呆れました。庶民の生活を知らない世襲の甘えというやつでしょうか。

 このような方々が「政治家」と称されている日本の未来は暗いです。また、どんな不祥事があっても政権与党であり続けられるように支持し続ける人たちが一定程度います。色々な事情があるかと思いますが、犯罪を是認することは如何なものかと思います。三権分立も出世が第一とする人たちによって骨抜きになり、もはや自浄作用は見込めないような印象です。なんとなく、土台から腐って行くこの国を感じている今日この頃です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「愛は互恵」

2024年08月31日 | 聖書のお話

「愛は互恵」 コリントの信徒への手紙一 12章12~31節

 パウロは、イエスさんの愛を信じて受け入れた同じユダヤ人を迫害し、殺しても構わないと考えていました。ところが、迫害を進めている最中に復活したイエスさんに出会い、目から鱗が落ちて改心しました。その後、使徒となったパウロは、ユダヤ人だけでなく外国人にもイエスさんの愛を宣べ伝え、やがてローマで迫害を受けて殉教しました。

 そんなパウロは、「体は一つでも、多くの部分から成っている」とか、「一つの霊によってユダヤ人であろうとギリシア人であろうと、奴隷であろうと自由な身分の者であろうと、皆一つの体」と言いました。イエスさんの愛の教えは、立場の違う者同士であっても対等に尊重し合い、弱い部分を多く尊ぶことによって見栄えの良い部分との整合性を保ち、支え合って共存するために必要な互恵の精神なのです

 人は、互恵の精神によって繋がることが必要です。互恵のない繋がりは、略奪です。イエスさんの愛によって改心したパウロは、「信仰と、希望と、愛、その中で最も大いなるものは、愛である。」と言いました。イエスさんの愛の教えは、民族の違いや立場の違いを超えて、互いに支え合って共存することを可能にします。これこそが福音なのです。パウロは、福音とは一方にとっての恵みではなく、互いにとっての恵みであると教えているのです。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は礼拝です

2024年08月24日 | 礼拝のご案内

 明日8月25日(日)は、主日礼拝です。午前10時から礼拝が始まります。メッセージは「愛は互恵」、賛美歌は「このこどもたちが」、「美しい大地は」です。ご興味のある方は、どなたでもご出席ください。

 明日は、甲東教会ヨルダン会の皆さまが礼拝に出席してくださり、礼拝後には交流の一時を予定しています。甲東教会の皆さまには、日頃から何かと支えられておりますので、久しぶりの顔と顔を合わせての交流ができることを楽しみにしています。台風の影響もあって、色々と心配なこともありますが、良い交流ができて、無事の帰着をお祈りいたします。

 また明日は、浜坂教会の創立114周年の日にあたります。教会創立の日は、1910年8月25日です。歴史の中で、教会員の方々の信仰生活に思いを寄せたいと思います。また、私は2013年から教会の歴史に加えられていますので、11年を共に歩むことができていることを覚えて感謝したいと思います。

 アメリカ大統領選挙の候補者であるハリス副大統領は、米シカゴのユナイテッドセンターで開催された民主党全国大会の基調講演で、米軍の最高司令官として果たす役割について言及し、米軍を「世界で最も強力、かつ最も殺傷能力の高い」軍隊にすると約束したと伝えられています。「私は最高司令官として約束する。米国は常に世界で最強かつ最も高い殺傷能力の軍隊を持つだろう」と。また、ウクライナとNATOを「強力に」支援すると約束したほか、イスラエルの自衛権を常に支持するとし、これに必要な全ての手段を提供するとも語り、さらにトランプ氏が親交を保つ金正恩氏のような「暴君や独裁者」には迎合しないとも述べたと伝えられています

 ハリス副大統領の発言は、支持母体の意向とはいえ、背筋が凍り付くような思想を感じます。米軍を世界で一番強く、最も殺傷能力の高い軍隊として世界に展開すると宣言しているからです。言い方を変えれば、一番強い自分たちの思うがままに従え、言うことを聞かないと殺すぞと言っているのです。恐ろしいと同時に、傲慢さを強く感じます。ピューリタンが先住民を皆殺しにして成立したアメリカという文化が脈々と受け継がれているのでしょうか。ハリウッドによる勧善懲悪スーパーヒーローというプロパガンダも、もうそろそろメッキが剥がれてきた今日この頃です。

 一番良いことは、他人と争わないということに尽きると思います。誰でも他人にちょっかいを出さず、互恵の精神で「自分を愛するように隣人を愛する」、「自分にして欲しいと思うことを他人にもする」ということだけで十分です。「人類、皆兄弟(姉妹)」も悪くない。しかし、民族や宗教・文化の垣根を越えて、互いに愛し合うことができないのが痛いところです。伝え聞いたことですが、長くパレスチナの状況に関わっておられる村山さんという大阪の牧師が講演で、「イエスは、民族や宗教・文化の垣根を越えて共に生きようとした最初の殉教者だ」と言われたそうです。私は、その言葉がすっと心に入って来るのですが、そうは受け止めもせず、神さまとか何とか言っているから今の状況があるのだろうと思う今日この頃です。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

長周新聞さんのご紹介です

2024年08月21日 | 日記

 長周新聞さんのご紹介です。レポート元、写真の出展については、本文をご覧くだされば分かります。なお、写真下にある説明の「3日」とは、8月3日のことです。つまり、能登半島地震が起きた元日から8月3日までこの状態ということが日本の現実なのですね。政治家は何を実行したのかが全て、政権与党は復興よりも総裁選の方が大事なのですね。

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「愛は平和を実現する」

2024年08月08日 | 聖書のお話

「愛は平和を実現する」 マタイによる福音書 5章1~12節

 毎年、平和聖日には「平和の祈り」を捧げています。ところが、世界を見渡せば、平和の実現には程遠い惨状が見受けられます。むしろ、次々と戦争が起こり、戦争が悪化の一途を辿っています。「祈りが足りない」と言ったからとて、免責できる訳でもありません。世界の平和について私たちの理解を点検してみたり、平和を祈る際の自己欺瞞を問うてみる必要を痛感しています。

 理解とは、教育と報道によって形作られます。第二次世界大戦の際、軍国教育と大本営発表によって、国民の理解が形作られました。その結果、事実と反する幻影を見させられた国民は、敗戦後にその幻影から目覚めました。一方で教育と報道によって私たちの理解が形作られることに変わりなく、私たちは戦後から現在に至るまで新しい幻影を見させられているのかも知れません。

 イスラエルのネタニヤフ首相は、「アマレク人は殺せと聖書に書いてある。アマレク人とは、パレスチナ住民のことである。」と公言し、ガザで虐殺を繰り広げています。宗教教育も教育であり、戦闘は防衛のためであると報道されることによって、ガザでの殺戮が正当化されています。イエスさんは、教育と報道ではなく、愛によって平和を実現しなさいと教えているのです。

 

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする