韓国の大統領がどうのこうの言われていますが、日本の首相は、自分の発言が自分でおかしいとは思わないのでしょうか。
「ブレない」・・・
この人は、自分が嘘など言っていないと思ってるようですが、これが嘘でないなら、自明性の喪失を来してしまいます。
自分は嘘などついていないというのなら、理念を掲げて「TPP断固反対、ぶれない」と言ったのではなく、最初っから欺すつもりだったということになります。
けれども、カルト・シンゾー君にしてみれば、自明性など喪失しているのですから、私の言っていることなど分からないということになるのでしょう。
毎日新聞の記事ですが、噴飯ものです。
「ぶれてはならない」・・・
よくこんなセリフが口から出るなと思いました。いくら語彙が足りないとはいえ、以前言ったことと、セリフがかぶっています。多少、おどおどしているようですが。(画像をクリックすると、ニュース記事をご紹介できます。)
日本国民の民意は、TPP反対です。だから自民党に投票したのです。それが常識というものです。自民党は、その国民を裏切った。
何が「日本の固い決意」だ、それはシンゾー君の頭の中のことであって、TPP反対が日本の硬い決意なんです。選挙で大勝した自民党は、そのような自覚を持つべきではないでしょうか。しかし、何せ自明性を喪失しているのですから、それも無理だ。
「国民のみなさんはTPP反対だけれども、私はこれこれこういう理由で良いものだと確信しています。だから、私はTPPを推進したい。もし、間違ったことが起こったなら、私は国民の皆さまに土下座をし、腹を切ってお詫びします・・・」それぐらいのことを言えば、まだ分かるというものです。
そんな会話にすらならない。自分の発言に対する自覚さえないのですから。そして、常に責任転嫁を謀り、責任を曖昧にしようとする姑息さが見え隠れします。もはや、政治家以前の問題で、社会人としての一般常識すら欠如している感があります。