今日も楽しくセミナー講師の仕事させて頂きました。
私のセミナーは「楽しく・わかりやすく・やる気になる」を信条にしています。
そのためには、私が楽しみつつ やる気で向かっていかねばと思っているので、毎度全力投球です。
これで私だけが楽しんで、受講生さんが楽しくなかったりすると最悪なんですが、ありがたいことに「楽しかったです」「元気になりました」という感想をいただけるので、まずまず狙ったところに落とし込めているのかと思います。
今日の受講生さんに「先生でもまだ勉強することなんてあるんですか?」と尋ねられました。
当然ですよ。毎日勉強だらけです。
どこまでやっても「完璧」なんてあり得ないんですから。
ふと思い出したんですが、20代の前半の頃、調理師やパティシエをしていた頃に、周囲から何度も独立を勧められたことがありました。
真面目に料理や製菓のことを勉強してたし、書店にはない業界紙や専門誌を取り寄せて読んだりして、興味関心も人一倍。
でも、独立することには違和感がありました。
若いとかそういうことじゃなくて。
口では「いや、まだまだ勉強が足りませんから」なんて言っていたけど、理由はそれだけではなく、何かしら踏ん切りがつかない自分がいました。
今は、こう思います。
「学び」の先にあるものを、あの頃は勘違いしていたからじゃないかと。
何のために勉強するのかと言ったら、知識や技術で武装して他人に負けないためだったり、すごい人だと思われたいためだったり、多分「自分」しか視野になかったように思います。
でも、「学び」って自分のためだけじゃないんですよね。
仕事に関わる学びであれば特に、それは利害関係のある全ての人にとって「好影響」であるものでないと。
学びの先に顧客が見えているか見えていないか、その違いなんじゃないかと今は思っています。
例えば、私が学びを深めることによって、セミナーの内容が難しくなったり わかりにくくなったりするのであれば、それは本末転倒。
自分の知識をひけらかすだけのセミナーなら、やらない方がいい。
私の学びの難易度が上がるほど、受講生にとっては「わかりやすい」につながっていないと。
そういう視点は、昔の自分には なかったなぁ、と思います。
若い頃に飲食で独立してたら、確実に店を潰してたでしょうね。
今日も、心地よい疲れ具合で仕事を終えました。
明日も こんな気持ちになれるよう、全力で頑張ります。
今夜は新月から2日目、三日月の夜。
残念ながら、空は厚い雲が広がっていますが、満ちる月の時期は吸収力が高まるので「学び」には最適の時期。
人前でアウトプットすることが多い仕事だから、意識的に吸収しなきゃなぁ。
次の満月まで、あと12日。