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月齢進行表

~aki's diary~

2010 X'mas Eve

2010-12-24 20:53:24 | 日記・エッセイ・コラム

Cake


クリスマスイブ。
ふと思い出したのは、イブの日にショートケーキを2つ買って、入院中だった姉と一緒に病室で食べたこと。


2007年12月24日。
確か、23日の天皇誕生日が日曜だったので、イブが振替休日になってたと?
夜にはライブの予定が入っていたので、明るいうちに見舞いに行ったんだった。
姉の病室は6人の大部屋だったのに、その時は他の患者さんの姿がなくて、静かなイブだったなぁ。
誰の迷惑にもならないのに、なんかその静けさを乱してはいけないような気がして、お互いナイショ話みたいな声で会話してた。
もう3年も前のことなんだなぁ。


ここ数年、イブの晩にはライブの予定が入っていたんだけど、今年のライブスケジュールは25日。
おかげで今日は、お部屋で静かなイブ。
姉とのイブを思い出したのは、そんなシチュエーションのせいなのかも。



ぐっと冷え込んでますねぇ。
雨は夜更け過ぎに、雪へと変わるのかしらん?


【映画】ノルウェイの森

2010-12-24 00:40:01 | 映画・シネマ

Norwegianwood
ノルウェイの森


レイトショーで見てきました。
原作はあまりにも有名で、映画もあまりにも話題なので、ストーリーについての説明は今更する必要もないですね。


原作は、まだ10代の頃に姉から勧められて読みかけたのですが、上巻の途中で内容の重さについていけなくなって、実は読破を断念しました。
映画も重めになってましたが、映像が綺麗だったせいか最後まで集中して見られました。


いい映画だったと言うか、好きな雰囲気の映画でした。
全国ロードショーの映画なんですが、ミニシアター系映画の雰囲気を多分に持っているように感じました。
あと、原作もロケ地も日本のはずなのに、どこか異国の匂いがしたような気も。


時代設定は1960年代後半あたりなので、私が生まれた頃と重なるのですが、その時代を19歳から21歳として生きるワタナベや直子を見ながら自分の20代を思い出しました。
時代変遷の中で表面的なものは変わっても、根っこの部分はあまり変わらないのかもしれませんね。



ただいま、深夜0:40。
クリスマスイブですね。
映画館から帰って来た時にぱらついてた小雨も上がって、空の高いところに月が輝いてます。


開かれた世界

2010-12-23 14:21:11 | 日記・エッセイ・コラム

ブログ、SNS、Twitter、facebook ... 。
世の中には、ネットに関する情報交換ツールがたくさんあって、多くの人が日常的に利用しています。
私自身も、そのうちのいくつかを利用しているひとり。
ブログやSNSをきっかけに新しい友達ができたり、それらを通じて懐かしい人との再会を果たしたりしてきた私としては、一方向の情報発信ツール以上の恩恵を受けているわけで、とってもありがたい物だと思っています。


が、世の中の物事には必ずメリットとデメリットがあります。
少し前には、ある学生の「カンニングした」というTwitter上のつぶやきを見た担当教授が、そのつぶやきをRT(教授の1000人以上いるフォロワー全員に表示される返信方法)したことが問題になったし、昨日は大桃美代子が麻木久仁子を名指しで「夫の不倫相手」とつぶやいたことで、麻木久仁子が記者会見までする騒ぎになりました。
まぁ、そこには不特定多数に対して知らしめたいという意図や いくばくかの悪意を感じたりもするわけですが、悪意がなくても思わぬ騒ぎに結びついたケースも多々あります。
吉野家でアルバイトしていた若者が、ふざけて作った「テラ丼」の写真をブログにアップしたため、全国からすごい数の苦情や非難が殺到し、ニュースにまでなってしまったケースも確かありましたよねぇ。


要するに…
ブログもTwitterもSNSも「開かれた場」であることを忘れると、エライ事になるってことですよね。
Twitterの投稿は「つぶやき」と呼ばれますが、閲覧可能範囲から言えば「つぶやき」なんて可愛いものではなく、世界に向かって発信してるわけですよ。
そういうことを忘れて、時々自分に返信をくれる人だけが見ているものだと勘違いすると、本来だったら絶対に出してはいけない個人情報を漏らしてしまう事態が起きたりします。
大半は返信せずにスルーしてるかもしれないけど、色んな人が見てはいるんですよ。


まだブログなんてもののない頃。
ライブ後、来てくれたお客さんへのお礼を「○○さん、△△さん、××さん、ご来場ありがとうございました!」てな具合でバンドのBBS(ネット掲示板)に書いていたのですが、ある日のライブ後、ひとりのお客さんから「姐さん、BBSにボクの名前は書かないでね。」と言われて「あっ」と思ったことがありました。
BBSに名指しでお礼を書くということは、その人の その日の行動を不特定多数に向けて知らせているのと同じなわけで…。
自分はよかれと思ってしたことが、相手にとっては不都合なことも当然あり得るわけです。
そういう配慮が欠けていると、自分はもちろん、自分の与り知らぬところで誰かに迷惑をかけることがあるんだなぁと、反省したことがあります。


そんなこともあって、ブログやTwitterは私信ではなく多数の人に見られていることを忘れてはいかんなぁ、と、常々思うわけです。
それは、返信やコメントする時も同じ。
注意すべきは「閉じられた世界ではない。開かれた世界である。」という事。
(会員制と言われるSNSも、これだけ利用者が増えたら「開かれた世界」と言ってもいいでしょうね。)
カフェやバーで友達に ぶっちゃけ話をすることと、ブログやTwitterでつぶやくことは大違いなんだって、ちゃんと自覚しないと。


IT教育の中に、こういうネットマナー教育も含めた方がいいんじゃないかと思う今日この頃。
マナーの問題だけではなく、セキュリティの問題にも密接に関わってると思いますしね。


【映画】武士の家計簿

2010-12-22 22:19:51 | 映画・シネマ

Bushi_no_kakebo
武士の家計簿


映画を見ながら、私の頭の中に浮かんだキーワードは「断捨離(だんしゃり)」。
断捨離とは、不要・不適・不快なモノとの関係を断ち・捨て・離れ、引き算の解決方法によって停滞を取り除き、住まい・暮らし・身体・気持ち・人生の新陳代謝を促すこと。
単なる「ケチ」とは明らかに一線を画すものです。


加賀藩に長く仕える猪山家は、代々「御算用者(会計処理の専門家)」として、藩の財政を預かってきました。
そんな猪山家でありながら、家計は「なんとかなるでしょう」のどんぶり勘定。
その上、名家の見栄から行事の度に借金を増やし、八代目の直之の長男のお披露目をする頃には お家取り潰しの危機になってしまいます。
それに気付いた直之は、まず不要な家財一式を売り払い、その後は冠婚葬祭の費用から日々の食材の買い物に至るまで徹底して帳簿をつけて質素倹約を実践し、家を守るために算盤をはじきます。
この映画のキャッチフレーズ、「刀ではなく、算盤で家族を守った武士のお話」は、まさに言い得て妙でございました。


何を捨てて、何を残すのか。
これは本当に悩ましい問題です。
基本は「使っていないものは捨てる」なのですが、使っていなくても持っていたいものは誰しもあります。
それについて、断捨離の第一人者である やましたひでこ さんは、「愛着のあるものは残す。しかし、所有したいと執着しているものは捨てる。」と言っています。
愛着と執着。
この判断基準の表現は、これまた言い得て妙です。
で、何が愛着で何が執着なのかを、この映画はまたうまく描いていたと思います。
倹約生活と、みすぼらしい生活は、全くの別物です。
それは、直之の妻 お駒の「貧乏と思えば辛いのですが、工夫と思えば楽しいものです。」というセリフに集約されていたかと思います。
行動として表れる形は同じだったとしても、心持ちが違えば意味が変わる。
そこに本当の豊かさがあるのかな、と思いました。
全国のダンシャリアンの皆様、きっと共感できる映画ですよ。


また、夫の意向にただ従うのではなく、そこに自分なりの楽しみや意味を見出していくお駒の姿に、「ああ、共に生きるっていうのはこういうことなんだなぁ。」と思いました。相手を受入れることは、自分を捨てることとイコールではではないですからね。
自分のアイデンティティを持ちながら、他者との共存ができること。
これが「一緒にいる」という理想の形だと思います。

そんなわけで、いい映画でした。



今日は冬至。
昨夜の満月は残念ながら雨で見られなかったけれど、1年で一番夜が長い日に、綺麗に月が見えてるってところに、何か意味があるような気がしてしまう私です。



さて、年内のライブは あと2本。


●12月25日(土)Blues Cafe'(揖斐郡池田町)
 IMPROVISE JAZZ LIVE
 OPEN:18:30、START:20:00(2セット入替なし)
 チャージ無料
 Gt.服部靖 Ba.矢野良和 Ds.辻村勝 Pf.水戸香 Vo.aki


●12月31日(金)国営木曽三川公園 (海津市海津町)
 カウントダウンステージ
 START:21:30~(入場無料)


お時間ありましたら、是非。



新しい年まで、残すところ9日。
10日を切ると、俄然「カウントダウン」という言葉が ぴったりくるように思います。
そして、次の新月を迎える頃は、もう新しい年。


【映画】ゲゲゲの女房

2010-12-20 23:57:43 | 映画・シネマ

Gegege
ゲゲゲの女房


NHKのドラマの方を ずっと見て来たので、そのイメージが結構頭の中にあったのですが、映画はドラマとは全く別モノでした。
どっちがいいとか悪いとかいうことではなく、同じ原作をベースにしていても、こんなに違った描き方になるんだなぁ、という感じでした。


ドラマの方は、水木しげるの妻になった布美枝が、想像もしたことないほどの貧乏暮らしに戸惑いながらも、夫を認めて支え、下町の人情味あふれる人たちに助けられながら つましく明るく生きる姿が描かれていたのに対して、映画の方は夫妻がひたすら貧乏暮らしの中で生きる姿が描かれていました。
耐えるわけでも、受入れるわけでもなく、ただ今ある状況の中で生きている姿、という感じでした。
なので、これといって盛り上がる場面があるわけでも、泣きの演出があるわけでもなかったのですが、「現実って、こういうものなんだろうな。」と思わせるリアリティがありました。


布枝(ドラマでは布美枝)と茂の夫婦としての在り方についても、同じように感じました。
愛だの恋だの言う前に結婚して、予想外の貧乏暮らしに不機嫌になり、愚痴のひとことも出る。笑顔より仏頂面の方が断然多い。
でも、そんなことより「生きるためには」を考えるのが最優先。
根底にそれがあるから、甘やかなものがなくても、夫婦としてのつながりに強固なものがある。
ああ、あの時代の夫婦って そういうものだったんだなぁ、と思いました。


今現在の水木ご夫妻をテレビで拝見すると、おふたりとも  たおやかで朗らかなご様子。それは結婚した当初からあったものではなく、ふたりで作り上げて来た歴史が生み出した関係なんだろうなぁ、と、そんなことを思いました。


水木しげる役の宮藤官九郎が、とってもよかったです。
向井理のドラマ版もよかったんですが、水木しげるさんの飄々とした感じは、多分 宮藤官九郎さんの方がリアルの水木さんに近かったんじゃないかなぁ?と。



最近、このブログを更新する度にアダルトサイトからのコメントが入るようになりました。
RSSつきましたかねぇ…
てなわけで、コメントの表示を承認制にしました。
ワタクシが承認ボタンを「ポチッ」とするまで、投稿されたコメントは公開されませんので、その点よろしくお願いいたします。m(_ _)m




今日は、晴れた高い夜空に月がきれい。
21日は皆既日食と今年最後の満月。
晴れるといいねぇ。