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月齢進行表

~aki's diary~

誰のため?

2006-08-11 00:17:41 | 読書
2週に1度は図書館に行く。
で、2週間の貸し出し期限で限度ギリギリの5冊を借りてくる。
大抵借りるのは小説。でも、たまには仕事に役に立つような「労働問題」を扱った本でも読もうかと思って、先日図書館に行った際に珍しく手に取ってみたけれど・・・、

止めた。
理由は簡単。だって、つまんないんだもん。

内容が役に立たないというワケではない。
きっと、凄く勉強になる内容なんだろう、と思う(読んでないからわかんないけど)。でも、読む気にならんのだ、これが。

第一に、字が細かい。
で、字が多い。しかも漢字が多い。
で、使っている言葉が難しい。専門用語も多い。

これってさぁ、誰のタメに書かれた本なんだろ?と真剣に悩んでしまった。
誰に読んで欲しいかによって、書き方や使う言葉はおのずと変わって来るはず。同じような学者に向けて書くのであれば、書籍にするのではなくて学会で発表すればよいじゃん、と思うのだ。
曲がりなりにも一般人を相手に書籍にするのであれば、もうちょっと世の中の「売れる書籍」がどういうものなのかを勉強して欲しい。

文字量は?全体に占める漢字の割合は?使っている言葉は?挙げる例は?
読みやすく、リアリティを感じられるものでなければ、人は関心を持たない。
立派な理論も正論も、読み手がいなければ意味がない。

すごく、すごく、すごーーーく酷い、最低の言い方をするならば、一般向けに出版されている学問書の多くは、著者が自身の知識や地位を自慢するために書かれたもので、それを最もらしい顔で読んでいる人は、ちっぽけなプライドにしがみついている人に見えてしまう。

そういう本は、できるだけ読まないように気をつけている。
なぜなら、人はすぐに慣れてしまうイキモノだから、難しい言葉に慣れてしまうと、今持っている一般的な感性くらい、あっという間に見失ってしまうから。

私は「なんちゃって学者」になるつもりなんてないからね。
たくさんの人にわかる言葉でblogを書きたいし、歌詞を書きたいと思う。



スポーツクラブの秘かな楽しみ

2006-08-09 01:15:30 | 日記・エッセイ・コラム
日曜、久しぶりにスポーツクラブに行った勢いで、月曜・火曜と続けて通っている。

仕事が終わって、その足でスポーツクラブへ。到着は21時少し過ぎ。
まずはアクアサーキットでトレーニングして、その後は平泳ぎで500mくらい流すように泳いで、その後はジャグジーとサウナ。
このメニューをこなしていると、サウナに到達するのは大抵22時過ぎ。

そんな22時過ぎのサウナ、月曜に見た顔ぶれが大抵そのまま火曜もいて、そのうちの男性2人組は2日続けてサウナで愚痴ってた。(笑)

厳密に言うと、愚痴っていたのは2人のうちの片方。多分、先輩。
月曜は取り引き先について愚痴り、火曜は奥さんに最近弁当を作ってもらえないことを愚痴っていた。
「前は毎日弁当だったのにさぁ。最近は昼メシのためにだけ車出すんだよなぁ。」
『どこに食いに行くんスか?』
「あ?えっとねぇ、○○とかよく行くかな。」
『○○って、ランチ、割と良いっスよねぇ。安いし。』
「んでも、味噌汁を豚汁にしたり、飯を大盛りにしたりしてると、結局高くなるんだよなぁ。」
『・・・。』

後輩君とおぼしき男性が、一生懸命上向きの話にしようとしているけど、まるで効果なし。
確か昨日の話もこんな状態だったぞぉ。

水曜はスポーツクラブの定休日。
木曜、また頑張って22時過ぎのサウナに行ってみよ。
この後輩君が、あとどれだけ先輩と一緒にスポーツクラブに来るのか、観察してみたくなってきた。(悪趣味)


霊媒体質

2006-08-08 00:00:39 | 日記・エッセイ・コラム
この日記で何度か「私は恋愛体質だ」と豪語してきたのだが、私にはもうひとつ特筆すべき(?)体質がある。

霊媒体質。

小さい頃から妙な勘が働くことがあったが、30歳を過ぎた頃に一緒にバンドをやっていたメンバーで手相を観る事ができる人に、「アンタ、霊感強いね。しかも取り憑かれるタイプだから、あんまり『霊が出る』って言われる場所には行かない方がいいね。」と言われたことがある。
要するに、霊感の強さが中途半端なのである。
江原啓之さんのように、霊を一時的に自分の中に受け入れ、霊と交信してそのメッセージを受け取り、また「自分」に戻って来るようにコントロールできる人ならいいのだが、私の場合は所詮「素人霊媒師」なので、取り憑かれたら取り憑かれっぱなしになる可能性が高いのである。(汗)

なんでこんな話をする気になったのか、と言うと・・・

今日、仕事帰りに駅で電車を待っていた時、「2番線を列車が通過します」というアナウンスが流れた。
私は1番線で列車を待っていたのだけれど、そのアナウンスを聞いた瞬間に足は2番線に向き、さらにホームに向かって来る列車の前照灯を確認した瞬間、線路に降りたい衝動に駆られた。
その一瞬後に「え?」と思ったので、何ら危険な行為には至らなかったのだけれど・・・、
凄いスピードで通過する列車の風を受けながら、「もしも線路に降りていたら」と思ったらサーッと鳥肌が立った。

多分、一瞬何かに(誰かに?)引っ張られたんだと思う。
何も考えずに、ボーッとしていたから、何かに入られたんだと思う。

って、馬鹿馬鹿しいですかね?

でも、多分世の中で「なんであの人が?」なんて言われる原因不明の自殺は、もしかしたらこんな風に起こるのかもしれないと思うのである。
霊媒体質、要注意。


毎日暑いですが、こんな話で少し涼しくなればと・・・・。(笑)


体に良いこと

2006-08-06 18:12:12 | 日記・エッセイ・コラム
久々にスポーツクラブに行って来た。
自宅から目と鼻の先にあるのに、この春からとんとご無沙汰で会費の無駄遣いをしていたので、「これはイカン」と思い立って。

いつもはスポーツクラブに行くと、エアロビクスとかマシンジムでトレーニングをしているのだけれど、なんだか最近暑かったおかげで「水に浸かりたい」と思い、今日は速攻でプールへ。
プールにも「アクアサーキット」と言って、水の中でできるマシントレーニングがある。今までやったことがなかったので、早速これにチャレンジ。

最初はあんまり運動している気分になれなかったんだけど、やっているうちにじわじわと効いて来る。いっぱしに汗もかくし。でも、水の中だから、汗をかいてもさらっとしていて気持ちがいい。
水の中のトレーニングって、結構良いかも。

アクアサーキットを1時間、フリースイミングを20分くらいやって、ジャグジー、サウナ、シャワーで完了。
今は、心地よい疲れ具合。
これくらいの運動を毎日やったら、しっかり眠れてスッキリ起きられ、体に相当よさそうだと思った。

そういえば、最近「スッキリ」とした気分になったことって、あんまりなかったかもしれない。


スイートリトルライズ

2006-08-04 00:10:26 | 読書
Sweet_little_lies江國香織さんの「スイートリトルライズ」という本を読んだ。
江國香織さんの小説には、共感できる部分がとても多い。

彼女の小説を読むと、つくづく「正直に生きる」ということは「矛盾だらけで生きる」ということとイコールなのだと思う。
そして、一般的に「普通」と言われる事柄は、「矛盾」を倫理や常識に照らして「いけないもの」として処分している場合が多いんじゃないだろうかと思う。

「歩き出すこともためらうくせに、つまらない常識なんか潰せるとおもっていた。」
みたいな歌詞がある。
「常識なんてつまらない。そんなものをひねり潰すのは、この足を一歩前に出すことより易しい。」
正直に生きようなんて意識したことのない人は、きっとそう思う。
でも、自分に正直になろうと思った瞬間、常識を無視することの困難さに直面する。
無邪気ほど人を傷つけるものはなく、素直ほど矛盾を生むものはない。

「嘘をつくのは、それを守りたいと思っているから」
小説の中に、そんなセリフがあった。
嘘をついてまで守っているものは、正直になって壊すものより大切なのか?

実は「守る」も「壊す」も、同じだけの力量が働いているのかなぁ、と思う。
ただ、それぞれは0を基点にして真逆の方向に向かっているんだろうけれど。

と、そんなことを考えてしまう小説だった。
夏の読書感想文、ということで・・・。